ちびもかの裏庭(乳がんとかヘルニアとか痔とか)

腰椎椎間板ヘルニアを手術。
その後、乳がん発覚。
非浸潤性乳がんの全摘&自家組織で同時再建。
痔の手術も経験。

心無い言葉

2019-11-01 21:09:37 | 日記
仕事で行った先の話です。

顧客の女性と、お話していた時、急に思い出したように

「ねぇ、ガンの手術した後に、抗がん剤の治療ってやるの? やった?」と、聞かれた。

この顧客は、私が乳がんの治療をした事は、知っている。

この人以外にも、私の病歴を知ってる人からは、たまに色々と聞かれるので、まぁ慣れっこではある。


ただ、ひとくちに乳がんの治療といっても、病期やガンの種類によって、治療法は様々なので、答えに困ることもしばしば。

私は自分で経験した事しか、分からないしなぁ。

「私は抗がん剤はやってないよ。ただ、ガンの種類っつーか、顔つき(←この説明も一般の人には、ちょっと難しい)

によっては、追加治療で、抗がん剤をやる人もいるんじゃないかな。」


なんでも、顧客の友達が、乳がんで全摘手術の後、主治医に抗がん剤の治療の指示があって、凹んでいるとか。

そして思うのです。

「あぁ、きっと、全摘で全て取ればそれで終わると思っていたのかもなぁ」と。

これって、医師の説明不足なのか?、患者側の理解不足なのか? それとも、その両方か?


でもね、年配の一般人のご婦人に、全て理解しろってのが、乱暴な話だと思う。

医療関係者なら、まだしも。ただでさえガンと言われてショックな人に、冷静に病気について学べとは、酷だ。


「きっと、念には念を入れて、ガンにトドメを刺すって意味での、抗がん剤じゃないのかな?」とフォロー。

・・・フォローになってるか、不安💧


が、話はここで終わらなかった。

どうやら、顧客は、お友達に私の話をしたようで、そのお友達は「できれば自家組織で再建したい」と思っていたらしい。

ここで怖いなぁと思ったのが、人づてに話が伝わると、「さも簡単に、手術ができるかのように、伝わってしまうかもしれない事」

私は、普段、まして仕事中なぞ、めっちゃ元気なうえ、基本、能天気なキャラな為、そのへんで誤解される可能性がある。


多分「私の知ってる人も乳がんの手術したけど、お腹の肉を胸に移植したんだって! で、今すごい元気よぉ」

みたいに伝わってないか?!(;´Д`)


ちょっと心配になりつつ、話の続きを黙って聞く。

そのお友達、主治医にその希望を言ったそうな。

「お腹の脂肪を削って、胸に移す方法があるって聞いたんですけど、できればそれをやりたいんですけど。」と。

(※ ↑もう、この言い方が、既に誤解してる気がしてならない( ノД`))



すると主治医は

「・・・はあ? ("゚д゚)ポカーン 何ですかソレ?」


うぅぅ、まぁ百歩譲って、この医師は乳腺外科の医師であって、形成外科の医師ではないだろうし。

専門外で、尚且つ、形成外科が無い病院とか、形成外科と連携とれてない病院とかなら、この返答も、分からなくもない。


でも、HEY医師! 言い方ーーー!(# ゚Д゚)


更に続けて、こう言い放ったらしい

「・・・その歳で、いります?」  と。


(-_-メ)オイコラ! ちょいと聞き捨てならないっすよ。(はい、チンピラモード突入)


ちょっと信じられなかった。こんな言い方する医師が、まだいんの?? もう昭和は昔、今、令和だよ?!

このお友達、65歳だそう。まだまだ人生を楽しんでいいはず。

胸が無くていいって人もいるし、いくつであろうと、胸を作りたいって人もいる。

歳とか、関係ないじゃん。


これ、その場にいたのが私だったら、確実にキレてる可能性大。だが、この場合、そこにいたのは65歳の主婦(やや弱気)

何も、ひと言も言い返せず、黙ってしまったそうです。


「私、抗がん剤の治療しなくちゃいけないし、胸、作れないのかな」と。とても落ち込んでしまったそうです。



「抗がん剤の治療は、大変な時もあるとは思うけど、絶対乗り切れる! まずは治療に専念して、きっちり治して、そこでもう一度考えてもいいんじゃないかな。って、個人的には思うよ。」と、伝えて欲しいと言っておいた。



今現在、病院によってなのかな? シリコンインプラントによる再建が、一時的にストップしている所もあるようです。

例のシリコンインプラントによるリンパ腫の為かと。

表面がツルツルしているタイプのインプラントでの症例は無いようですが(この情報は不確実です、スイマセン)

被膜拘縮しやすいとか。

新たなメーカーのインプラントが保険適用になる話も、聞いてますが、しばらくは情報収集がしたい気もします。