ふぐを美味しいと感じるようになった時、人は大人になるのでしょうか？
少なくとも、若旦那は若い時、もしもお高い料理を頂くなら、ふぐより絶対に寿司やステーキの方がよかった気がするんですが、、最近はふぐのお店なんて聞くと、胸が踊ってしまうんです・・・特に大阪で頂いてからより好きになりましたよねぇ・・・大阪に行ったらやりたいこと、食べたいもの、色々とあると思うんですけど、若旦那は絶対にふぐが食べたいですねぇ、しかも、どういうわけか、めちゃくちゃリーズナブルなお店も多いんですね、現地の人達は庶民の味なんて言ってますもんね、東京ではそういうイメージはないよなあ、で、本日やってきたお店は多分、リーズナブルではないけれど、決して、お高いという印象もない、ちょうどよいお店、こちらです！
秋葉原駅昭和通り駅から歩くこと３分、昭和通りからほんの少し入ったところにあります「三友」さん・・・歴史を感じる味わいある外観、まさに大人のお店といった佇まい・・・さて、と突入しちゃいましょう「
今日は軽いお食事コースという感じと伺っています、さてどんなラインナップなんでしょうか！
期待が高まりますねぇ＾＾
今日は、かなり偉い方との会食なので、写真撮りづらいんだよなあ（でも、撮っちゃうところがなぁ・・・おまえ子供か？）
こうして、出てくる定番のものが美味しいってすごく素敵なことですよね・・・逆に、ここでがっかりさせられるとメインの価値が下がっちゃうでしょ？特に若旦那のように舌ではなく心で味わう人間にとっては！（ただのバカ舌なだけなのに、なにうまいこと言ってんだ！？）
せっかくなのでヒレ酒を頂きましょう・・・香ばしく焼いたヒレにたっぷりの日本酒・・・とにかく香りがハンパないし、旨みも申し分なし・・・中身のおかわりなんてしたら、ちょっと高級なホッピーみたいですね（まったく違～～～～う！）
一体、このナイスなビジュアルに仕上げようと最初に思いついたのは誰なんでしょう・・・こんなアメージングな食べ方ってあります？
でも、このお皿、あまりに美しいがためにどうやって食べたらいいのか悩みますよね・・・なんとなく、上から食べたほうが新鮮なものが頂けるうえに、綺麗にすくえる気もするんですけど、真ん中からいっちゃうっていうのもちょっといくらなんでもって気もするし・・・でも、端からいくと、余計な切り身も引っ張ってきちゃうことがあって、そうなると一瞬にして芸術作品が台無しになってします可能性も（涙）
そもそも、ワタクシ、何枚すくえばいいの？って話なんです・・・まぁ、若旦那的には勝手なルールを作ってまして、薄いやつなら３，４枚、厚めのやつなら2，3枚にしてるんですけど、それが正解なのかどうかもわかりません・・・よって、皮と一緒に頂くときは1枚にしてみたりね・・・色々な形で楽しみます＾＾
わけぎを挟んで、ポン酢で頂く・・・今日は3枚が絶妙な歯ざわり、噛み応え・・・はぁ、美味しい＾＾
サービスで唐揚げを頂いた・・・鳥の唐揚げに対抗できる唐揚げってもうこれしかないからね！（すぐに言い切るけど、本当なのか？）
皆さん、ご存知のように若旦那は柑橘系は食べるのは好きでも絞るのはたいして好きではないんで、このすだちもあまり必要ないんです・・・もちろん、柑橘系が脂を中和してくれるみたいなことはしてますけど、太ることや、健康を害することを考えたら、そもそも若旦那は唐揚げなんて食べねえぜ！（別にカッコよくないよ？）
わぉ！「てっちり」ですね・・・ふぐはこの独特な呼び名？も魅力の一つかもしれませんね・・・ちなみに、「てっちり」の語源は「鉄のちり鍋」から来ているのだそうで、「てっさ」は「鉄の刺身」から来ているのだそうです、そもそも、鉄ってなんじゃ？っていうと、その毒に当たって死んでしまうこともあることから当たると死ぬ！で「ふぐ」のことを「鉄砲」と呼んだことが由来であるとか！
そうそう、ふぐといえば、ふぐの皮もおかしな名前で呼ぶのをご存知ですか？ふぐの皮って3層構造らしいんですが、一番外側は食べられないザラザラの皮「鮫皮」真ん中がゼラチン状の「とおとうみ」一番内側が「身皮」・・・ちょっと待って！「とおとうみ」ってなんじゃ？
これがまた面白い！身皮の隣・・・三河（愛知県）の隣・・・そこは静岡県の「遠江（とおとうみ）」ってシャレからついたんですって・・・素敵！＾＾
シメは当然、雑炊ですよね・・・めちゃくちゃ優しい味・・・若旦那はこれまでの食事で使ったポン酢を軽くかけて頂きます・・・下品だけどね、これが最高にうまい！
軽いコースって聞いたけど、充分楽しめたなぁ＾＾
春までにもう1回ふぐ食べたいなあ＾＾
