新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

患者の言葉をめぐって・・・

2008-03-08 23:55:20 | 旅で考えた/現地レポート

Yahooニュースで医療現場の方言をめぐる話題がアップされてました。
東北の高齢者など強い訛りのある受診者と、標準語を話す医療スタッフと言葉が通じないことがしばしばあるとか・・・・↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080308-00000926-san-soci

ここで思い出したのが、アフリカ南部はザンビアの精神科病院の診察風景。インド人医師の外来には地元の人々が集まりますが、それぞれ、違う部族語を話し(ごく一握りの高学歴層以外は)旧宗主国語の英語もわからないため、看護師が通訳をして診察がすすんでました。カメルーンの首都ヤウンデの病院でも同じ事情で、複数の部族語スタッフでチームを組んで回診をするのだとか(医療スタッフ間ではもちろん、旧宗主国語のフランス語で話が通じる)。

新型インフルエンザが始まったとき、国によっては、患者のうったえばうまく認識されずに家に帰されてしまい・・・ということが発生しなければ良いがと思うのですが、どうなるんでしょうか

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