新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

新型インフルエンザじゃないけどよく似たニュース@米の田舎町

2008-04-27 13:05:53 | 報道

Flu wikiを見ていたら、「新型インフルエンザじゃないけれどよく似たニュース」なる投稿がありました。ということは、パンデミック始まったら、新型インフルエンザと間違えられそうな話かもしれず・・・ということでのぞいてみたら、MRSA肺炎で米国の田舎町が大騒ぎしているのでした。

Purchase dept.保健当局は殺人肺炎(killer pneumonia)で3人亡くなったと解剖結果を発表。
犠牲者は
54歳女性
43歳女性(ICUの看護師)
8歳女性
の3名で、いずれもMRSA肺炎。

54歳女性の家族が「両肺ともシャットダウン、腎臓もシャットダウン、何もかもシャットダウン・・」とリアルな証言をしています。

ソースはWPSDテレビ、米イリノイ・テネシー・ケンタッキーあたりのローカル局です。↓
http://www.wpsdtv.com/mostpopular/story.aspx?content_id=7ccd4990-1cdd-4925-ae6d-070af749035e

MRSAといえば、「抗生物質消費大国」日本ではあちこちで発生してMRSA対策はそれこそどこの病院でもメインテーマです。「MRSA肺炎で○○人亡くなった」なんてニュースも、ベタかせいぜい3段ぐらいの扱いでもはや一面トップにはなりえないものですが、欧米ではまだまだ珍しく、米国イナカのローカル放送局が大騒ぎしている様子が伝わっています。ちなみにこの3名とも実名報道です。

 


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