新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

潮風に吹かれながら・・・

2009-09-04 16:51:28 | 旅で考えた/現地レポート

昨晩富山から戻り、今日は四国・高松へ。 ちょうど今、前期と後期の合間は福祉系学生の実習シーズンにて、日本中の福祉系大学の教師はこういうペースで飛び回っています。

往路は瀬戸大橋を快速電車でサッと駆け抜けましたが、帰りは高松から宇野(玉野)へフェリー(昔の宇高連絡船と同じルート。車無しでも乗れる。390円1時間の船旅 http://www.shikokuferry.com/ )で帰ることにして、デッキチェアで潮風に吹かれながら打っています。

 来週、船員さんの集まりで新型インフルエンザの講演依頼があり、普段なじみの無い船員さんの行動パターンをそれとなく観察・・・というのも動機のひとつ。 今月は、船員災害防止月間にて、各地で講演など行われます。兵庫では海岸病院の先生が講演した・・・と神戸新聞に載っていましたが、岡山は当管理人が担当。

で、見ていると、思った以上に忙しそうです。高松から宇野へ1時間。着岸するかなり前から(間もなく宇野港ですというアナウンスが流れる前から)彼等はデッキにロープの機械さわったりトランシーバーで何やら連絡したり・・・休めるのは半分ぐらいでしょうか。
船内案内図を見ると、彼等が滞在する部分はかなり限られ、結構人口密度高いんじゃないかという気も。船員室での飛沫感染対策は重要になってきそうです。あと、乗客と一番密接に接するのは「船内売店のおばちゃん」であるというのも観察結果。 船内に売店があると、特に用が無くてもひやかす客だとか、売店が無ければ無くても済むものをつい買う客だとか色々。 さらに、港に近づくと客席内のゴミ(含 飛沫付きティッシュ)を集めたりと、最もリスクの高い人ではないでしょうか。 ここらあたりの営業をどうするのかも課題でしょう。

ちょっと有意義なクルージングでした。

 

船内案内図を見ると・・・

船員さんの居場所はこの場所だけか・・・

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