マラリア対策の成果。15年間で感染者数37%減。犠牲者62%減。by“Achieving the malaria MDG target”
- MDG(Millenium Development Goals)、WHO部門の成果振り返り。WHO-UNISEFレポート。2000年から2015年の15年間に・・・
- マラリアに関しては犠牲者が60%減、620万人の生命が救われた。
- 2014年には新たに13か国がマラリアゼロを達成し6か国が10例以下に抑えた。
- マーガレットチャン談Global malaria control is one of the great public health success stories of the past 15 years,”
- しかしながら絶滅まではほど遠く2015年は2億1400万人が新たに感染し、43万8000人が犠牲になっている。世界人口の半分、約32億人が脅威にさらされている。
- 地理的偏在が大きく、サブサハラ15か国に感染者の80%、犠牲者の78%が集中している。
- 犠牲者の3分の2は5歳未満の小児であるが、この部分は65%減らすことに成功している。
- マラリア対策の資金量はこの15年で20倍となったが、まだ十分とはいえない。
- 次の目標は2030年までに、さらに90%減少させる。
マラリア対策は公衆衛生のなかで比較的うまくいっているわけですが、薬剤(治療薬)耐性、殺虫剤耐性など困難な問題が次々あらわれ余談を許しません。次なる目標、90%が実現することを願っています。
ソースはWHO
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2015/malaria-mdg-target/en/