学校を閉めるの待った!?
パンデミックになったら学校を閉鎖せよ! というのは今のところ定説になっています。
”サイトカインの嵐”の最も犠牲になりやすい若年層を集団感染の場から引き離す・・・合理的にみえます。岡田氏の「H5N1」にも、ゆるい親が子供を塾に行かせてしまい感染させてしまうシーンが出てきますが、あれはやはり”学校・塾は閉めるべきだ”のメッセージでしょう。
ところが・・・学校を閉めることに「待った!」をかける意見が出ています。学校を閉めるのが本当に有効なのかエビデンスは確立していないじゃないか。学校を閉めることによる深刻な副作用、敏感な世代にさらに感染広めてしまう可能性・・も検討すべきだ。 当局はもっと慎重にデータを集めてコミュニケーションをとり透明性のある議論をすべきだと意見しています。
日本では、まだ学校を閉めるべし・・という立法まで至っていませんが、ここでじっくり考えてみる価値はあるのかもしれません。
ソースはjournal of public health↓
http://www.jphmp.com/pt/re/jphmp/abstract.00124784-200807000-00011.htm;jsessionid=Lj8STJMKG1sJt2BylcP09JB1dMtSnrQ1yVLnyhWQbRv85TG4C87r!-1124554254!181195628!8091!-1
Mitigating Pandemic Influenza: The Ethics of Implementing a School Closure Policy.
Journal of Public Health Management & Practice. 14(4):372-378, July/August 2008.
Berkman, Benjamin E. JD, MPH