作品#64 隙間の効用 2005年09月21日 01時41分05秒 | Weblog 鋳物のテーブルと椅子。 たくさん隙間があっても使い勝手に問題はない。 むしろ穴だらけだからこそ軽いし、美しい陰影も描く。 私たちの心にもいっぱい風穴を開ければ、 風も光も通って軽やかになる。 長野県、穂高町にて。
作品#63 ウェルカムウェルカム 2005年09月19日 11時50分59秒 | Weblog 入り口で訪れる人と対峙する。 この「表情」に情緒を読み取れるとしたら、 それは自分自身の感情の投影だろう。 長野県、穂高町にて。 ところでスーパーアンギュロンはピントがずれたときの ボケかたが円やかでよい。 一眼レフ用のズームレンズなどはボケ味が悪すぎるね。
作品#60 伸びる照明塔 2005年09月17日 01時38分16秒 | Weblog 近年林立し続けている携帯電話の電波塔ほど不粋な存在はない。 あたりの景色を見事にぶち壊し、有無を言わさず電波を垂れ流す。 それに比べるとこの照明塔はスマートだ。 能ある鷹が爪を隠すように、必要でないときには 景観を損なわぬよう短く縮めて木立に紛れさせ、 照らさねばならなくなったら長く伸びてくる。 あたりの樹木も仲間として受け入れている。 長野県、豊科町。あづみ野の里にて。
作品#59 今日はこれで終わった 2005年09月16日 00時56分37秒 | Weblog 今日も一日御苦労さん。 僕達を照らしてくれてありがとさん。 いろいろあったけど、そっちから見たら些細なことだよね。 じゃ、そゆことで、明日もよろしくね。 #57から5分後。青山高原の向こうに日は沈む。 三重県久居市、雲出川、小戸木橋にて。
作品#58 鳥たちの安息地 2005年09月14日 22時36分53秒 | Weblog 川べりは半ばジャングル化して人を寄せつけない。 鳥たちは我が物顔で樹木の枝を占領している。 町にいると地球は人間のためにあるように思いがちだが、 ここに来るとそれは錯覚だとわかる。 松阪市、#53の場所から2kmほど河口に寄った場所で撮影。
作品#57 出番を待つ君達 2005年09月13日 23時33分22秒 | Weblog あと5分で青山高原に日が沈む。 もう少し暗くなれば橋上を照らす君達が点灯する。 私は夕餉のために、 君達の活躍を見ることなく家に帰らねばならない。 三重県久居市、雲出川(くもずがわ)に架かる小戸木橋にて。
作品#56 黄昏のキャタピラ部隊 2005年09月12日 23時02分33秒 | Weblog 武器を折り曲げて休息中の部隊。 防御の姿勢を崩さず、背を向けている。 兵庫県神戸市中央区、ポートアイランドにて。
作品#55 黒いネット 2005年09月11日 17時58分11秒 | Weblog 一抱えもある石がごろごろと入っているネット。 砂利山の前で黒くうずくまっている。 持ち上げたら破れないんだろうか。 鳥羽市、安楽島大橋たもと。