#195 安穏の土地の上の空

ドラマティックな空の下には何事もない日常がある。
カビのように電柱が生えている日本の風景。

三重県松阪市。

#194 寄せ木モザイク

きれいに木口が揃った材木。
並べて積んだ人はそう思っていないだろうが
これは芸術だ。

大阪府堺市。

#193 上目遣いに見た空

#192はレンズをライズせずに普通に上を向いて撮ったもの。
この#193はライズさせて垂直線が垂直に写るようにしたもの。
やはりライズした方がいいかな。
仲間に遅れたカラスが一羽。

三重県津市。

#192 空に向かう視線

電柱と電線のない街は気持ちいい。
カラスがねぐらに帰る時間。
視線は自然と空に向かう。

三重県津市。

#191 休日の工業地

こちらの埋め立て地の堤防の向こうには大阪湾。
そしてその先にも埋め立て地がある。
冬の低い太陽が左から右へ動いていく。
人も車も通らない広い道。

大阪府堺市。

#190 平成貝塚

工場の南側の一番日の当る場所に貝塚はあった。
アサリならぬモーターがうず高く無造作に堆積している。
一個一個のフォルムもそれらが密集した集合体も、
美しい。

大阪府堺市。

#189 雲に光背(2)

いやもう、とにかくこういう風景が好きなんです。

三重県津市。

#187 子どもの目線で

クリスマスイブの夕暮れ、堤防へ行ってみた。
夏なら必ず誰かが釣り糸を垂れているが、
さすがにこの日には誰もいない。
しゃがんでカメラを構えると、小さい子どもの目線だ。
空が大きく開け、雲の行方が気になる。

三重県津市。ヨットハーバーの北。

#186 核融合で輝く星

この恒星は今は水素が核融合してヘリウムになるときのエネルギーで輝いている。
あと40億年は安定してこのままのはずだ。
画面の真ん中に太陽をとらえ、
ライズもせずに素直に撮る。

空にムラがあるのは現像ムラなのか、レンズのせいなのか、
はたまた実際に空に微妙なディテールがあるのか。

三重県津市。

#185 光の道

さざ波のひとつひとつに太陽が映え、
光の道ができあがる。

画面右上の電線が玉に瑕、だなぁ。
三重県多気町。五桂池。