Taake's写真館

スーパーアンギュロンXL 47mmでの作品のアップは休止中。今は30年ほど前に撮った古い写真をアップしています。

#330 工場と雑草

2006年06月29日 22時01分31秒 | Weblog
工場のむき出しのメカニカルな構造には惹かれるものがある。
これは金属への憧れ?複雑な機能美への憧れ?巨大なものへの憧れ?
一方、手前の空き地ではコンクリートのほんの隙間から
雑草がまばらに伸びている。
それにしてもこの微妙な傾斜のある被覆された広場は何のためにあるのだろう?

三重県四日市市。

#329 きっぱりと、ここから海

2006年06月29日 00時05分44秒 | Weblog
鈴鹿川沿いを下っていくと、河口まであと何キロという標識に出会う。
標識に描かれているのはニホンカモシカ。
スクーターで走りながら、あと2km、あと1kmと来て、
もうすぐ河口だーと思っていたらこの標識があった。
わははは。「河口より0km」ってどうなのさ。
お役所も「まさにここが河口なり」とか「ここから海でーす」とかなんとか
ちゃめっけを出して欲しいもんだね。
しかしここまでが川でここからは海という境目はどのように決めているんだ?

三重県四日市市。

#325 時には下界を見下ろそう

2006年06月25日 10時27分10秒 | Weblog
標高819mの経が峰山頂から南東方面を見下ろす。
下界には粘菌のように集落が点在している。
南方熊楠が研究した粘菌は、
ふだんはアメーバなのにあるとき集合してカビのような形になる。
人間も生身ではアメーバのようにたよりない生き物だが、
そのうち遠くからでも見える硬い殻のような家を作る。

三重県津市。

#324 海で想う

2006年06月23日 23時02分25秒 | Weblog
昔、高校生の時、遠足でこの海辺に歩いてきた。
そのときと海は変わらない。
では30年余の時を経て、私は変わったろうか?
体を形作る細胞は新陳代謝ですべて置き換わり、
昔の原子は一つも残っていないだろう。
にもかかわらず心は変わっていないように思う。
心は何によって昔を保てるのか。

三重県松阪市。