日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

法的最低賃金を上げることによって大勢の労働者の購買力を増やし、成長軌道に乗ったインドネシア

2012-01-10 19:03:26 | 日記
 今年の念頭に米仏日のトップは共に「中間層を厚くする」と強調したが、それは中間層がやせ細って、一部の富裕層に富が集中し、貧困層が広がったことでマクロの経済成長が止まってしまったことに困っているからです。

ただし、そのための政策はこれまで実行されてきませんでしたし、少なくとも野田政権には今後の政策でも見当たりません。

 一方、人口2億3千万人を擁するインドネシアは、以前は貧困層が圧倒的に大きく、経済は低迷していましたが、最近は経済が好調で年率6%の成長をしています。

特に大勢の労働者とその家族の購買力が増し、今まで買えなかった製品を買い始めたので、それがまた経済成長をもたらしています。

それを実現したのは政府の労働政策で法的な最低賃金を地域の実情に合わせつつ、出来るだけ上げてい方策を取り続けているためだそうです。

 日本政府・厚生労働省は「中小企業の経営が成り立たないから」と言う理由で法的「最低賃金」をわずかずつしか上げようとしません。

しかし、それでは支払能力のある企業もアルバイトや派遣労働者などを低賃金で使うことを可能にし、それが広がってしまって低賃金の労働者が多くなり、国内の消費低迷や少子化とデフレに繋がっています。

支払能力の無い小企業や事業には理由によって例外を認めてでも、基準の最低賃金をもっと上げる方が良い・・・と思います。


 なお、日本を含め多くの国の企業が進出して来ているインドネシアですが、もっとインフラ整備が必要で、日本からそれを提案し受注するチャンスも大いにあると思います。






効率の高い高温ガスタービンは日本が世界最高の技術

2012-01-10 11:22:55 | 日記
以前から繰り返し書いていますが・・・

すぐに原発の代替えが可能で、さらには燃料費が高い石油火力や熱効率の悪い他の旧式火力の代替えにも有効な発電方法・・・

それが最新型ガス火力で、ガス・コンバインドサイクル発電+温水供給システムでは熱効率を90%まで高めることができます。

この発電機はコンパクトで半年以内に製造できます。 

このガス発電は高温の燃焼ガスを4回も発電に使うのですが、その中核はガスタービンで、その効率を上げるには燃焼温度を高くする必要があります。

しかし、金属では900度ぐらいでないと長く持ちません。

報道によれば、たとえば三菱重工のガスタービンは1500度cであり、それに耐えるタービン翼の技術を持っています。

こうした技術では日本が世界最高です。

これをまずは国内で、いずれは海外へも・・・と思います。