ちくしの日記

懲りない女のドタバタ日記。他、いろいろ感じたことをたらたらと。

能古島(のこのしま)を去る人

2006-11-13 09:32:47 | 人・有名人
20年来の友人の陶芸家(創作家)がアトリエをたたんで
バリに移り住むということで
最後の展示即売会を自宅件アトリエで行うというので行ってきました。

福岡市内から船で10分ほどの能古島というところに
彼のアトリエはあります。
能古島は壇一雄が最後を過ごしたところで住人1000人程の
小さな島です。


能古島から見る福岡市街。福岡タワーやヤフードームが見えます。
福岡の街が海に浮かぶ未来都市のようで結構好きな風景です。

能古島に行くには地下鉄とバスを利用して渡船場に行くのですが、
何しろ滅多に行かない方面なので、
バスを乗り間違えてちょっと遠回りをしてしまいました。
でも、天気がよく、気持ちのいい小春日和で、
降りたバス停から渡船場まで歩いたために(タクシーが来ない)
20分近く時間のロスはありましたが
ウォーキング気分で渡船場までの道のりを楽しみました。


民家を改装して作ったアトリエ。
土塀は博多土塀式で、大工さんの指導を受けながら彼が自ら
友人達にも手伝ってもらって作ったもの。
時間が経って風格が出てきました。


書道家から始まった彼の作品の暖簾が出迎えてくれます。



作品が並ぶ室内。
立冬を過ぎ、午後1時をまわった午後の日差しがやさしい。


アトリエを出て少し歩くと海がひろがります。
ヨットが沢山帆をあげていました。

それにしても、バリと福岡を行ったり来たりしていた彼が
なぜ完全にバリに制作拠点を移してしまうのかと思っていたら、
実は、別れた奥さんにその家を明け渡さなければならず
止むを得ずという事情があるようでした。(現実は厳しい!)
十数年前、そのアトリエを作った頃は二人仲良く協力し合っていたし、
その周りを小さな子供たちが駆けまわっていたことを思い出し、
知らない間に年月は随分経っているんだなあと
のどかな初冬の海を眺めながらしみじみと思いました。

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