春の七草の一つ薺（なずな）の花です。
こう見えてもアブラナ科。
別名、ぺんぺん草、または三味線草。
実が三味線の撥（バチ）に似ていることからこの名があるとか。
今、荒地や畦道などいたるところで見かけます。
地味で小さな花ですが白くて可憐な花です。
「誰々が通った後はぺんぺん草も生えない」という言い方をしますが、
荒れた所でもどんなところでも育つぺんぺん草、それさえも生えないくらい、
何も残っていない荒廃した状態の比喩として使われるようです。
それだけぺんぺん草に強い生命力があるということでしょうが、例え比喩に
しても、こういう使われ方はちょっと可愛そうなような・・・。
