期間限定の独り言

復興の道のりはつづく。

晴れ時々曇り

2011-01-02 20:57:23 | 日記
 年末年始に予想されていた荒れ模様は、どうやら何事もなく過ぎ去ったようでまずは有難い。今日もそれなりに寒かったけれども、風もさほど無くて穏やかな正月である。
 初売りにも初詣にもよい、というわけで、私は昼から街に出かけた。まず榴ヶ岡天満宮にお参りに行こうと思う。今回進学の話が問題になって以来、いずれ神意を伺いに行かねばならない、ということは考えていた。
 ところがまだ何しろ正月二日目であるから、当然ながら人出が多くて、参道に延々と並んでいる。少しは混んではいるだろうが元旦でもないし、と思っていたが甘かった。おそらく元旦には石段を下って下の鳥居までずっと行列していたにちがいない。
 寒いし、バスを降りてそのまま歩いて来たので厠へは行きたいし、私は生来行列は嫌いなので、あっさり諦めて引き返すことにした。もう一つ言えば天神さまに行列するよりは原稿を書いていた方がよほど効率がよい。進学するか否かを考える上で神意を伺おうという割には、小利口で軽薄な近代主義者のように見えるかも知れないが、私もそう思う。
 しかし理屈を言えば、機械的に賽銭をほうり込んで鈴を鳴らして手を叩いて終わりという参拝では、私にとっては意味がない。これでも静かに自己を省み神との対話を求めようというのであるから、相客はいない方がいい。院試の願書を出すまでに来られるかどうか分からないが、初詣はとにかく後日のことである。
 それでベローチェまで戻って一杯やりながら少し原稿を書いた。東口はヨドバシくらいしか大規模小売店舗はないから、初売でもさほど混雑はひどくない。それにこういう日に出かけてきた客というものは、それほど長居をしない。子供連れでも何でも、一通り一服すると出て行くから、一瞬混んでもすぐに入れ替わる。私のように腰を据えて何かしている人間はあまり居ないが、それでも近くに受験勉強らしい兄ちゃんが一人いた。
 二時すぎて、まだ帰るには早いと思う。実は今日の昼はうちに弟夫婦が餅を食いに来るという予告がある。それを避けるために出かけてきたという意味もあるから、まだ帰る訳には行かない。
 どうしようかと思いながら駅西口に出て、結局コンビニでサンドイッチを一つ買って、大学に行くことにした。当然食堂も図書館も閉まっているが、たぶん卒論組が来て研究室だけは開いているだろう。
 そうは思ったが大学キャンパスは本当にひと気がなくて、ちょっと不安になったが、研究室にはやはり四年生が数人いた。正月から本当に御苦労なことである。私もおかげで持参のサンドイッチを食べてから少し調べ物をした。
 明日はまた弟夫婦と一緒に初詣に行くという話になっているらしい。面倒くさいから留守番か、また出かけることにしようと思う。