期間限定の独り言

復興の道のりはつづく。

ついったー私見

2010-08-31 21:09:03 | 日記
 たまには世間の動向について。
 今晩のNHKクローズアップ現代は、ついったーは社会を変えるか。という話で、さてどんな風に取り上げるものかとちょっと期待して、久しぶりに半分見てしまったのだけれど、いささか疑問であった。やはりNHKは、こと流行り物となると動きが遅いなあという感じである。
 私も最初十分ほどは見逃したのだが、全体的に、新しいメディアの無限の可能性といった風な、あくまでプラスの捉え方であったようである。実例として、あっという間に「人脈」を築いた高校生とか、個人的なついーとが共感を得て、りぴーたーが増えた飲食店主とか、草木も眠る丑三つ時に、宮崎の口蹄疫について誰かがついーとしたことから支援活動につながったとか、何だか二日遅れの二十四時間テレビじゃあるまいしと思ったのは私だけだろうか。
 こんな風に、お金が儲かるとか友達が増えるとか、とにかくついったー万能。ついったー素晴らしい。みたいな風潮は、もうネット時間で言えば一時代前のものだったんじゃないかと私は勝手に感じている。確かに今でも本屋に行けば、そういう風なハウツー本はいくらも積まれているけれど、最近ではそんな夢の世界ではないんじゃないかという疑いが少しずつ出ているように思われる。私もそんなに筋道立てて証明できるわけではないけれど、ついったーをやっていた鳩山首相が辞任に追い込まれ、同じくついったーが人気だったハマコー氏が逮捕されたのが象徴といえば象徴か。
 それでNHKとしては、どちらかというとそういう、ついったーに代表されるネットの危うさみたいな話をするのかと思ったのである。俗耳に入りやすいことを言えば、子供の虐待とか老人の所在不明とか、これ即ち、直接的な人間関係の衰退であって、その元凶の一つがネットの蔓延であることはまず間違いあるまい。
 そんなわけで私思うに、あの番組は一頃の勢いがなくなった(?)ついったー屋がNHKに売り込んだせいではないかと疑っている。私も仕組みは良くわからないけれど、ただで使えるというのはどう考えても変である。利用者が存在し増えて行くこと自体で儲かるようになっていて、唯一恐るべきは使う人がいなくなることであるから、ああいう風に宣伝するが、実際は麻薬とあまり変わらないんじゃないかと私は見ている。
 というような、全く世間とかけ離れたことを、時代遅れのぶろぐというものに書いてみる。千字を越えたので民主党の話はまたいずれ。

いよいよ始動

2010-08-30 18:15:16 | 日記
 先週の金曜日には一つ目の学校で授業をしてきたが、ついに今日からは完全始動で、二つ目の学校でも休み明け初授業をしてきた。
 私が非常勤をやって四年目になる旧学校は定時制で、何かと束縛は緩くて、慣れてしまうと案外楽である。中には結構な不良もいるから、専任の先生はいろいろ大変なこともあるのだろうけれど、私らは半分外様でもあってそれほど怖い目にも遭わずに来たし、何しろ朝ゆっくりなのが嬉しい。一時間目が普通の学校の三時間目であるから、私みたいに自家用車でない人間も悠々と出勤できる。
 それで最近思うのは、私服なのがまた楽だということである。定時制ということは、経済的に何かと大変な生徒が来るわけで、制服は負担になるから、設定するわけにいかないという理由があるのだが、何を着てもいいというのは本当に夏なんかは有難い。
 今年から勤めた学校は、久しぶりの普通の全日制の学校で、制服もある。夏は略装だが、ワイシャツは着なくてはいけない。今日なんか授業に行ったら、男子ばかりのクラスで、開口一番ワイシャツ脱いでいいですかというから、いいよと言ったら案外喜ばれてしまって、そうかこの学校はTシャツ一枚は許されないのかと再認識した。それにしても暑いのを我慢していることもないので、この教室だけだよということにしておいた。
 生徒がこうだから教員もネクタイは外していいことになっているが、一応ワイシャツは着ないと気が引ける。明日は行き先が変わって、フリーダムな学校(生徒の形容である)なので、ポロシャツ一枚で行こうかと思う。
 それにしても教室の中は三十度を超え、授業する方も大汗をかきながら、よくやるものだと自分でも思うが、生徒も案外ちゃんと授業を受ける。というか、気候がどうあろうとも、勉強する者は真面目に取り組むし、タレカモノはいくら環境が良くても駄目であるというのが定説であるらしい。
 私もタレカモノになってはいけないので、昨日書いた修論の草稿を学校のパソコンでタイプし、さらに帰りはエアリに寄って、その次の歌の評釈に入った。私の場合は環境を良くすればちゃんと働く子であると実証したい。

雨も降らない

2010-08-28 21:19:54 | 日記
 そう言えば暑いに加えて雨も降らない。ゲリラ豪雨はここニ三日、街には降っているようであるが、うちの周囲にはここ何週間か一滴の雨も降らない。庭の草があまりに茂ってきたので、一本試しに抜いてみたら全然抜けないので驚いた。地面が焼き固めた煉瓦のようにカラカラで、根っ子がすっかり固められているのであった。
 最近報道されているところでは、ダムの水も豪雨では足りないと見えて、渇水の恐れも出てきたようである。まだ節水とか何とかいう段階ではないようだが、いつまでこの酷暑と渇水は続くものか。
 それとは脈絡のない話だが、昨夜寝ようと思ったら、なんだか腰が痛くてしばらく寝付けなかった。ぎっくり腰とかそういう劇的な痛みではなく、なんとなくジワーッと重苦しいという感じである。
 察するに、久しぶりに立って授業をしたせいではないかと考える。二時間立ちっ放しなんて普段の生活にはまずないことだから、一と月も休めば体の奥の筋肉が落ちるのだろうと思う。要するに筋肉痛という診断である。
 今朝起きたら、少しは残っていたがずいぶん軽くなっていた。今日は結局一日家から一歩も出ずに休ませたから、だいたい治ったのではないかと思う。
 立って授業するだけで筋肉痛なんて、十月から週にさらに二時間増えるのに大丈夫かいなと思ったりするが、まあそう心配したものでもなく、毎日やっていればたぶん馴れる。
 というわけで、今日は予定通り、夏季課題を見て、来週の授業の教材をすこし作った。しかし午後は西日が暑くなってきて、ほとんど寝てすごしてしまった。やはりこうしてみると仕事の片手間で研究をやるのはなかなか難しく、根本的に精神と生活を改めないといかんかもしれない。

涼しくならない

2010-08-27 20:43:29 | 日記
 本当にこの夏は、ひたすら暑さに耐えて生きていたような気がする。現在どのくらい暑いのか、明日明後日という近い将来はどうなるのかという感じで、暑さにばかり気を取られて暮らしていた感がある。
 それで今日からついに仕事が始まってしまったわけで、来週からはひたすら休みなしという状況である。それで週間予報を見ると、ずっと最高三十一度が判で押したように続いていて、もう気象台も細かい予報をするのが嫌になっちゃったんじゃないかという疑いすらあるわけであるが、そんな中で授業をするのかと思うと憂鬱としかいいようがない。当県も早いところ公立高校の教室に空調を入れるか、さもなくば夏休みを延長して、冬休みを年末年始だけにしては如何かと思う。
 まあそれでも、今日の午前中、授業をしている間は、暑いは暑かったが、夏休み前の海の日以降のいちばんひどい頃よりはましだったような気がする。一つには暑さに馴れたのかも知れない。
 休み中の宿題を集めてみたら、提出したのは二十六人中六人であった。まあそんなものであろう。今年は特に、何もやりたくないというのは我が身を省みても理解できる状況である。
 夏休み中の国語の宿題というと、読書感想文というのが定番であるが、私はいささか普通でなく、例年、新聞を読んで来てもらうことにしている。投書欄を読んで、任意の記事を切り抜いて報告してもらう。本当はさらに自ら投書文を書いてもらいたいのだけれど、私の力量が足りないのでそこまでの指導は出来ない。
 しかし読書感想文など書くよりよほど役に立つと思う。まあ、役立つかどうかはさておいて、私が読んで勉強になるし面白い。明日はこれを詳しく見て返信を書く。学習指導だけやればよい非常勤の方が、実は個性豊かな教育が出来るのではないかとひそかに思うのであるが、何しろ修論も押してくることだからあまり個性も発揮していられない。

暑さと雷雨

2010-08-25 21:11:07 | 日記
 授業は明日からだが、学校の様子を見に行こうと思って、なんとなく出かけていってみた。教頭にも一応挨拶をして、国語科の先生ともそれなりに打ち合わせができたので、行った甲斐はあった。
 中でも行って良かったと思ったのは、休み前からの予定の日程では、明日は午後から授業があると思っていたのだが、どうやら変更になったらしく、明日は始業式をして、大掃除をして、学年集会などやって、授業はやらないということである。
 したがって、明日は辞令だけもらいに適当な時間に行けばよいという事になる。前から言うように、普通の非常勤は授業がないときは自動的に休みになるが、この学校は勤務日は授業がなくても原則として出勤、休みたい時は年休を取りなさいという話なのでやむを得ない。
 しかしそれにしても今日も暑かった。三十三度くらいあったようで全く無茶である。それでも授業をしないからまだましで、すぐに帰るのも何なので、パソコンを立ち上げてちょっと教材を作って、お昼を食べてから退出した。どうやら休み中、講師用の共用パソコンはずっとほったらかしだったらしく、ウインドウズの更新が三十六個も出てきた。付き合いきれないので半分で中断してしまった。
 午後からは大学に回る。一昨日頼んだ通学証明書をもらいに行ったのである。勤め先とは半分しか経路がかぶらないから、春から半年はJRの定期は買わなかったが、この際定期を買って、少しでも大学に行って、がんばって研究をしようと思う。
 ところが仙台駅前に出たら、二時すぎであったが、しとしとと雨が降っていて、おやおやと思いながらバスを待っていたらみるみる強い降りになってきて、大学に着いたら傘を差していても濡れるくらいな勢いになった。
 久しぶりの雨なのはいいが、雷も鳴って、仙台ではこの夏およそ三回目のゲリラ豪雨である。ところがうちに帰ったらこの辺では全く降らなかったそうで、今更言う事ではないが、本当に気候が熱帯化してきたことよと思う。

ソフト屋から返答が来た

2010-08-23 18:29:38 | 日記
 前項に記したところの、人を陥れて新製品を買わせたソフト屋から返答が来た。
 結論から言うと、返金は出来ないとのことであった。そうではないかと思った通りである。しかしはっきりと書面でもって、返金が可能である、希望を返信せよと言っておいて、やっぱり駄目でしたなどと一言にして翻すことができたものだと思う。武士に二言はないと言うが、商人にはあるらしい。いや銭金に関することなのだから、まともな商売人なら恥ずかしくてこんなことは言えないのではないか。
 どうするか考え中である。どちらにしても縁を切ることにしたのだからこのまま放って置くというのがいちばん簡単であるが、別会社に切り替えるというこちらの処置を伝えて置いた方がいいのではないかという気もする。
 まあ冷静になってみれば、一応もとの製品を買いなおすという前提で話をしていたのだから、こちらも本心を隠しながら交渉していたことになるわけで、あまり性質はよくない。このさい五千円は諦めることにしようと思う。
 しかし、昔からウイルスソフト屋には一杯食わされることが多かったよなと思う。思い起こせば、某N社のソフトは、買って機械に入れてみたら動作がとんでもなく重くなって使い物にならず、やはり数千円をどぶに捨てる羽目になったことがある。ちなみに今回見切ったのはM社で、新しく採用したのはT社である。以前このT社を今使っている機械に採用しようとしたこともあったのだが、確かネットから落とそうとした段階で重くて固まったので断念した。
 かくの如く、ウイルスソフト屋というのはいい加減な商売だという印象が私には強い。まあソフトというのが一般にそうなのかもしれないが、売っているのは形の無い物だから、買ってみると期待外れということがいっそう多いのだろうと思う。だからこそ顧客対応にはより神経を使うべきだと思うのであるが、考えてみれば形のない物で商売しているというのは我々教職もそうだったりするのであった。以て他山の石となすべし。

ウイルスソフトの陰謀

2010-08-21 08:30:38 | 日記
 昨日一昨日と、別に忙しかったわけでもないが、ウイルスソフトにかかずらわってそれぞれ半日くらい費やした。
 発端は今月上旬頃であったか、現に使っているソフト会社から、あと四十五日で期限が切れる、早めに更新しなさいというメールが来た。早めに更新しても、残っていた期間は新しい契約に付けかえるから無駄にはならないというので、それならと思って指示にしたがって申し込んだのが十一日、お盆をすぎてお金を払い込んだのが十八日である。
 それで入金を確認したからダウンロードが可能になったというので、一昨日はそれをうちの機械に取り込む作業をしたのだが、ソフト会社の頁で新しい契約内容をみると、来年の八月十一日までになっている。一と月以上残っていたはずの期間が消滅してしまっている。
 納得がいかないのでソフト会社にメールで問い合わせてみたら、早くも昨日のうちに返事が来ていて、要するに私の勘違いであったようである。従来製品の延長だと思い込んでいたのが、実は新製品の購入になっていて、製品名が違うので期間は延長になりませんと言われた。当り前だと言わんばかりであった。
 ご希望であれば一度返金して、元の製品を買い直して頂くことも出来ます、というので、ではそうして下さいと言ってやった。形の無い物だから、返品とか返金とかいうことは原理的に出来るのかどうかよくわからない。今はたぶん週明けまで返事待ちである。
 何と言ってくるかわからないが、返金の有無に関わらず、今の会社とは縁を切るつもりである。自分の早合点は棚に上げて言うが、あのメールはどう見ても紛らわしい。従来製品の延長と見せかけて新製品を買わせる底意があったものと思わざるを得ない。だいたい今回購入した時の処理も何だか怪しくて、コンビニ払込の書類に打ち出された私の名前が、姓名逆になっていた。これも私が姓と名の欄を見間違えて逆に打ち込んだのかもしれないが、そんなことはまずないと思う。外国系の企業だから、頁の仕様がいい加減だったのではないかと疑っている。
 それで信用がなくなったから、昨日はさっそく今のウイルスソフトを撤去して、父の機械で使っている別会社のソフトを乗せなおした。私の機械より後に買って、もともと乗っていたウイルスソフトを改めて購入していたのである。私のも父のも、一ライセンスで三台まで使えるというソフトだから、無駄なことは無駄だったわけで、このさい統一してしまえば私はただで使える。
 しかしこのウイルスソフトなるものは、機械との相性が問題で、乗せた途端に動作が重くなって何も仕事が出来なくなるという経験は以前にもある。今回乗せ替えて、従前通りに動作して初めて成功だなと思っていたが、今のところ支障はないようで、こうしてちゃんと日記も書ける。あとは例の適当な会社が、縁を切られるとも知らず返金に応じるかどうかであるが、これは多くを期待してはいけないだろう。

また涼しくなった

2010-08-18 18:37:52 | 日記
 関東以西ではまだ人が死ぬような暑さが続いているようであるが、当地はようやく人心地がついた感じである。有難いことです。
 昨日から学食も復活して、しかしまだまだ学生は少ないので、大学も非常に環境がいい。あまりに暮らしやすいので昨日も今日も、朝から夕方まで居て、愉快に勉強をしてきた。
 特に学食が空いているのは休暇中ならではで、昼飯の心配をせずに手ぶらで大学に行けるというのは何と身軽なことかと思う。ふだんは街のコンビニで買って行くか、あらかじめ売店で仕入れておいて、それも通常の期間だと、曜日によっては研究室のお茶部屋も混むことがあるし、図書館の談話室にしても席がなかったりするから、どこで食べようかとまた要らぬ心配をするのである。
 それが今日など、閑散とした研究室で昼すぎまでゆっくり物を調べたり考えたりして、ではそろそろお昼を食べに行こうかなんて出かけていって、全く行列に並ぶこともなく飯にありつけるのであるから、これはもう極楽である。
 そんなわけで今日は珍しく麺コーナーで何か食べてみようと思って、和風冷しラーメンなんてものを食した。写真を撮ろうかと思ったのだが、何しろ荷物も部屋に置いたままで手ぶらで出てきたので携帯も持っていなかった。
 まあこんな安気な暮らしができるのもここ一週間限りであろう。それ以後は、大学の環境は良くても私が来られなくなる。残念だがやむを得ない。ただ期待するのはあまり無茶な残暑が戻って来ないことだけである。

暑さ復活

2010-08-16 19:52:36 | 日記
 昨日あたりからまたじわじわと暑くなってきた。昨日は一族で町内の菩提寺に、先祖の墓参りに出かけたのだが、ろくに物も考えられないくらい暑かった。墓場は何しろ石ばかりだから暑さ寒さが極端である。
 昨日も今日も、時々曇ったりして、日ざしはあまりないようなのだが、空気自体が熱い。それで最高気温は三十二度くらいになっているのだから恐るべき高温である。湿気もけっこう多い。
 予報によると向こう一週間も三十度以上の暑さは続くようである。もう来週の木曜には授業が始まってしまうというのに、いいかげん秋になってもらいたいと思う。
 そういえば北海道は涼しかったなと思い出す。何年か前まで、北海道の教採を受けつづけていたことがあって、一次は七月の第一日曜、二次は九月の初めだったような気がする。一次はたいてい通っていたから、毎年二回ずつは札幌に出かけていたのである。
 一次の七月はそれなりに暑かったけれど、二次はもう秋の気配で、並木のナナカマドの実が黄色から半分薄紅くなっていたりして、風が爽やかだった。こういう時節だけなら本当にいい所だと思ったけれど、いうまでもなく冬はとんでもなく寒い。雪景色の札幌も一度だけ行ったことがあるが、それが十二月の初めなのだから、真冬にどうなるかは想像もつかない。
 今こうして回想の材料となっているのも、道教委に最後まで拒否された結果であって、かえってよかったろうと思うことにしたい。しかし気象情報を見ていると、今年は北海道も猛暑に襲われたりしたようで、冷房もあまり普及していないことだから大変だったろうと思う。
 そんな他所のことはまあどうでもいい。今週はもう本当に休みも最後だから、大学に行って研究に専念したいと思う。今日あたりはまだ研究室も閑散としていた。どうやら材料集めも一段落して、間髪を容れず今度は文章化しなくてはいけないが、単純作業と違って、物を書くのは頭を使うから面倒くさい。しかしやらねばいけない。

くたびれている

2010-08-14 20:07:18 | 日記
 何だか知らないが一日何となくくたびれていた。いわゆる夏バテかと思うが、一つには涼しくなったせいだと思う。今朝などタオルケットを掛けて、それでも肌寒いから毛布を掛けて寝ていた。
 それで朝起きて、服装は今までの惰性で半袖半ズボンのままだから、体が涼しさについていけてないのだと思う。体内の熱をなんとかして逃がす方にばかり働き続けていたから、周囲が急に涼しくなっても熱を逃がそうとするせいで、体温が上がらないのではないかと思う。
 それで午前中は洗濯をして風呂を掃除したらぐったりして、あまり動く気もしないのであるが、このままでは一日無為に過ごしてしまいそうなので、昼からまた大学に出かけた。
 研究室は昨日と同様で快適であったが、しかしうつらうつらする時間が長くて、それなりに仕事もしたけれど、昨日ほど能率はあまり上がらなかった。困ったものである。
 そうかと思えば、天気予報によると明日はまた三十四度とかになるらしい。全く呆れるばかりの変動で、体がついていかない。