昨日の朝はついに風呂場が凍っていた。夜にシャワーを浴びて、寒いから床が濡れたままにして寝ると、換気扇を一晩回しておいても翌朝は濡れたままで、洗面台で顔を洗うのにまず雑巾で床を拭ってから風呂場に入るのだが、昨日の朝もそのつもりで雑巾を持っていったら、水気は全くなく、床は光り輝いていた。
こんな光景を見たのはさすがにこの冬初めてである。湯船の底も覗き込んでみたら氷が張っていた。
それでも水道がなんともないのは頼もしい。おそらく寒さはこれ以上になることはまずあるまいから、一冬大丈夫と見てよいと思う。両親の住む仮設では、同じ昨日の朝は危うく水道が凍りかけたそうである。
部屋にはエアコンがあって、当然この節は部屋にいる限りつけっ放しなのだが、夜などはいくら焚いても暖かくならない。電気炬燵に入ったまま寒さに耐えて縮こまっているばかりである。
対策として昨日、まずアルミの銀色のシート(二畳敷)を七百円ほどで買ってきて、絨毯の下に敷いたら、それなりに暖かくなった。炬燵に入っていても、その辺の空気が何となく和んだ感じである。
さらに、生活様式を変えて、昼間もロフトで過ごすことにした。この部屋はロフトの分だけ天井が高く、暖かい空気は上昇気流となるから、エアコンからいくら下向きに温風を吹き出しても、地表付近は冷えたままである一方、ロフトには暖気がたまって快適である。炬燵など他の熱源がなくても充分居られる。
それでやはり昨日あたりから、炬燵が導入されるまで使っていた折り畳み式のテーブルをロフトに担ぎ上げて、仕事をしたり本を読んだりお茶を飲んだりしている。寝る時は足を畳んで片隅に立てかけ、やはり一方に丸めておいた布団を敷く。方丈記を連想するが、いつか矯正展で見た、刑務所の独房のような感じでもある。
思えば夏、暑くてロフトでは寝られなくて、布団を運び下ろして地上で寝ていたのが嘘のようである。今は逆に地上にはいられない気候である。かくして生き物は四季の変化に応じて生息場所を変えるのである。
こんな光景を見たのはさすがにこの冬初めてである。湯船の底も覗き込んでみたら氷が張っていた。
それでも水道がなんともないのは頼もしい。おそらく寒さはこれ以上になることはまずあるまいから、一冬大丈夫と見てよいと思う。両親の住む仮設では、同じ昨日の朝は危うく水道が凍りかけたそうである。
部屋にはエアコンがあって、当然この節は部屋にいる限りつけっ放しなのだが、夜などはいくら焚いても暖かくならない。電気炬燵に入ったまま寒さに耐えて縮こまっているばかりである。
対策として昨日、まずアルミの銀色のシート(二畳敷)を七百円ほどで買ってきて、絨毯の下に敷いたら、それなりに暖かくなった。炬燵に入っていても、その辺の空気が何となく和んだ感じである。
さらに、生活様式を変えて、昼間もロフトで過ごすことにした。この部屋はロフトの分だけ天井が高く、暖かい空気は上昇気流となるから、エアコンからいくら下向きに温風を吹き出しても、地表付近は冷えたままである一方、ロフトには暖気がたまって快適である。炬燵など他の熱源がなくても充分居られる。
それでやはり昨日あたりから、炬燵が導入されるまで使っていた折り畳み式のテーブルをロフトに担ぎ上げて、仕事をしたり本を読んだりお茶を飲んだりしている。寝る時は足を畳んで片隅に立てかけ、やはり一方に丸めておいた布団を敷く。方丈記を連想するが、いつか矯正展で見た、刑務所の独房のような感じでもある。
思えば夏、暑くてロフトでは寝られなくて、布団を運び下ろして地上で寝ていたのが嘘のようである。今は逆に地上にはいられない気候である。かくして生き物は四季の変化に応じて生息場所を変えるのである。