あまくさ人のひとりごち

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第1502回 出崎統さん死去

2011-04-18 21:59:17 | マンガ
TVアニメ「あしたのジョー」出崎監督が死去(読売新聞) - goo ニュース


 テレビアニメ「あしたのジョー」などで知られるアニメーション監督の出崎統(でざき・おさむ)さんが17日午前0時35分、肺がんで亡くなった。
 67歳だった。告別式は21日午前9時30分から、東京都府中市多磨町2の1の1の多磨葬祭場思親殿。喪主は兄の哲氏。
 1963年に旧虫プロダクションに入社。「鉄腕アトム」の作画に参加。フリーになった後、テレビアニメ「ムーミン」「ベルサイユのばら」の演出などを手がけ、「エースをねらえ!」「とっとこハム太郎」の映画版などを監督した。画面分割や光を効果的に使った映像が高く評価された。


つくづく惜しい人を亡くしました。


宮崎駿や押井守ほど世界的に有名じゃないかもしれないが、
まちがいなく日本のアニメ文化の向上に多大なる貢献を果たした人。


非常にスタイリッシュな演出をする人だったと思う。
もちろん、子どもの頃にはそんなことは全然意識せずに見ていたが。


特に「あしたのジョー」は、出崎演出があったからこそ不朽の名作になったのではないかと思う。
もちろん、高森朝雄&ちばてつやの漫画版もすばらしかったが。


さて、出崎演出というと、
ラストのところで止め絵になったり、
上から光がこぼれる映像(入射光)がとても印象的だ。


従来のアニメにはなかった表現手法を次々に編み出した人だった。


ウィキペディアより。



止め絵
その場面を印象づけるため、止まった絵で見せるカットの総称。回想シーン、決めシーン、CM直前のカット、ラストカットなどでよく使われる。出?はほとんどの場合、通常の動画に用いられるフラットな彩色とは異なる、マチエールをつけた一枚絵のショットを使用する(アニメ業界用語でハーモニーと呼ばれ、デジタルアニメが主流になった今でも根強く使われている手法である)。パンニングやトラックバックなど、カメラワークで画面に動きをつける場合もある。また、ワンカットすべてが一枚絵とは限らず、動きの途中でハーモニーに切り替えることも多い(その場合、通常の動画から瞬間的なオーバーラップ撮影で切り替わることが多い)。応用パターンとして、キャラクターの目や口を微妙に動かしたり、止め絵数枚を連続させてワンカットを構成したりするケースがある。元は予算面から総作画枚数に制約を受けた状況下で動きを強調する演出手法として編み出されたが、絵の見せ方によっては、通常の動画ワンカット分より作業の手間がかかる場合がある。
繰り返しショット
観客に印象付けたい重要な動きを、複数回繰り返して見せる手法。これもパンニングやトラックバックなど、カメラワークと連動する場合が多い。繰り返す回数は3回が圧倒的に多いが、2回、あるいは4回以上のパターンもたびたび用いられる(『あしたのジョー2』第46話では、ワンカットで実に14回連続のトラックアップを用いたことがあった)。単純に同一ワンカットをリピートするだけでなく、カメラが3回同じ動きを繰り返しながら、継続しているひとつの動きを映し出す等のアレンジパターンもある。
画面分割
映画『グラン・プリ』の影響で使うようになった[19]。画面を上下・左右などに分割し、同時間軸にある別個の対象物あるいは別アングルから捉えた同一対象物等を同時に映し出す。分割した画面を連動させてひとつの動きを追う場合もある。
陰影の強調
ほかのアニメーションでも人物や物体の描画には明部と暗部で色を塗り分けることはあるが、出?の場合は暗部に特に暗い色を用いて陰影を強調することが多い。
透過光
セル撮影時に、光を線状、帯状、円状などで表現する手法。透過光を強調した上で、一部分をセルが見えなくなるほど暗くすることも多い(セル現像で用いる手法のため、本来デジタルアニメでは原理的に出来ないが、擬似的に再現している)。
血や吐瀉物も透過光で表現される場合がある(グロテスクさを抑えるため)。
入射光
画面に光が差し込んだように見せる手法。映画『イージー・ライダー』にヒントを得て導入された。特殊なレンズの後ろに光を当てた金銀のモールを置いて撮影した映像と、通常の方法で撮影したセル+背景の映像を合成して撮影する[20]
パラフィンによる影
舞台におけるスポットライトの効果を得るために、画面の端に透明な暗色のパラフィンで影を作る手法。
波ガラス
セル撮影時代に頻繁に見られた手法で、レンズの前に波打ったガラスやプラスチック板を置いて撮影することにより、大気がゆらめくような質感を得る。
マルチのピン送り
撮影台を段状に据え、焦点をずらして撮影することで画面に奥行きを持たせる。現在は一般的に用いられる手法だが、出?が導入した当初は撮影監督などから苦情が絶えなかったという。 



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