逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

事実上フクシマの核燃デブリの臨界を認める

2018年08月02日 | 放射能と情報操作
東京電力福島第一原子力発電所の海側遮水壁(しゃすいへき)経済産業省・資源エネルギー庁提供。(雲一つない快晴なのに、・・・写真の右側には低い無気味な雲が原発構内に立ち込めているように見える)

『高濃度汚染水は原子炉圧力容器の冷却水だと認めた日本政府(経済産業省・資源エネルギー庁)』

松浦晋也さんがリツイート

竜田一人‏ @TatsutaKazuto · 6:48 - 2018年8月1日
現在の汚染水と処理水の状況について分かりやすくまとめられています。本当に現状を知りたい方は、落ち着いて読んでみてください。
どうせ経産省の宣伝だろとか言われるでしょうけど、そう言われても関係省庁がこういう解説をしっかり出しておくのは必要。環境省、厚労省、農水省他、やってますか?

経済産業省‏認証済みアカウント @meti_NIPPON 4:27 - 2018年7月31日
#福島第一原発 の事故により生じた #汚染水 。その後、どのような #汚染水対策 がおこなわれているのか、対策の現状について解説します。 #凍土壁 #原発 #エネ庁広報

『現場で進む、汚染水との戦い~漏らさない・近づけない・取り除く~』 2018-07-31  経済産業省・資源エネルギー庁

皆さんは、新聞やテレビの報道で「汚染水対策」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)の事故により生じた汚染水は、福島県の皆さんや国民の皆さんに不安をあたえる原因となっていました。しかし、その後、汚染水を海へと漏らさないことはもちろん、発生させないという根本的な対策も進み、効果が見られています。どのような汚染水対策がおこなわれているのか、またその対策の現状について見てみましょう。


そもそも「汚染水」とは何か?

ここで、「汚染水」とは何か、その発生のメカニズムと対策がおこなわれることとなった経緯について、ちょっとおさらいしてみましょう。

2011年に起こった東日本大震災発生にともなって発生した、福島第一原発の事故。水素爆発が発生し、燃料が融け落ちてしまったことは、皆さんもご存じの通りです。

原子炉の内部に残る、溶けて固まった燃料(「燃料デブリ」と呼ばれます)には、水をかけて冷却状態を維持していますが、水が核燃料に触れることで、高い濃度のセシウムやストロンチウムなどの放射性物質を含んだ「汚染水」となり、原子炉建屋内に滞留しています。これが基本的な汚染水発生のメカニズムですが、・・・・・・・(以下省略)
7月31日 経済産業省・資源エネルギー庁

事実上フクシマの地下で臨界が続いていると認める?!?『73年ぶり2回目の「ほぼ玉音放送」が流されたのに、・・・誰も気が付かない無残』

実は1年半前の2017年1月24日(月曜日)に東京電力のホームページで、『汚染水発生量の抑制を目的に、毎時4・5トンだった注水量を昨年12月から段階的に低減。2,3号機でも順次実施します。』と書いている。東電は事実上『汚染水は冷却水だった』と認めたが、それ以降も政府やマスコミ、有識者は相変わらず『汚染水=冷却水』の事実を必死で隠していた。
今回とうとう7月31日に経済産業省・資源エネルギー庁のホームページの『そもそも「汚染水」とは何か?』では、原子炉の冷却水だった事実を、今回はハッキリと認めているのです。歴史的に見ても今回の意味は限りなく大きいでしょう。
ところがである。
省略した・・・・部分とは
『さらにこの汚染水が増える要因がもうひとつあります。福島第一原発には、敷地内に大量の地下水が流れています。この地下水が、水素爆発や地震などの影響で損傷を受けた原子炉建屋に流れ込むことや、破損した建屋の屋根から雨水が流れ込むことにより、建屋内で高濃度の汚染水と混ざって、新たな汚染水が発生するのです。』云云と、
(今まで政府やマスコミがテレビとか新聞、有識者が散々大宣伝していた真っ赤な嘘の)原発構内に山側から流れてくる地下水のことを延々と書いて誤魔化している。
しかし、これは駄目でしょう。最初に汚染水の基本的メカニズム『汚染水は冷却水』を明らかにしているのですよ。地下水とか雨水など些末な話を延々と書いて、少しでも日本人がパニックにならない様に心配しているのでしょうか。実に不思議だ。
★注、
そもそもの話、地下水脈ですが、これは通常の河川と同じ仕組みで上流の山側から1日当たり400トン流れてくるなら、同じ量が下流の海側に流れ去る。
地下水云々の汚染水なら原発の周辺に地下ダムを造るだけで簡単に解決する。降雨の場合ならビニールシート程度でも解決するのです。政府やマスコミ、有識者ですが、日本の最後の防衛ラインであるサイパン島陥落後も1年間もの長い間、子供だましの白々しい嘘八百で善良だが愚かな国民を騙し続えている間に日本中が焼野原になって最後はソ連軍侵攻と原爆投下の悲劇が起き『玉音放送』(無条件降伏)が行われたのである。今回もとうとう時間切れになったのでインチキ臭い『玉音放送』が行われた。


福島第一原子力発電所の構内いっぱいに林立している2年以上前の原子炉冷却水の汚染水のタンク群の写真。今では新しく汚染水タンクを作っても設置する場所が何処にも無い状態に追い込まれ進退窮まった東京電力と日本政府(経済産業省・エネルギー庁)

今まで日本は挙国一致で必死に隠していたのに、・・・『7年が経って、やっと政府が認めたフクシマのあまりにも危なすぎる現状』

政府やマスコミは福島第一原発構内に流れ込む『1日当たり400トン』の地下水が高濃度放射能汚染水になると今まで一貫して散々説明してきたが、挙国一致の大本営発表(真っ赤な嘘)だったと、とうとう認める。
今回、未曽有のレベル7のフクシマの核事故の発生から7年が経過して、やっと高濃度放射能汚染水のほとんどが地下水由来(自然現象)では無くて、メルトダウンして空っぽになっている原子炉圧力容器へ抽入している冷却水だった(人為的に造っていた)怖ろしい事実を日本政府(経済産業省・資源エネルギー庁)が正式に認めた意味は限りなく大きい。(今まで延々と7年間も続いていた政府や東京電力の発表やマスコミの報道ですが、丸々が悪質極まるデマだった)
2011年3月11日昼に起きた東日本大震災の揺れで、即座に原発は緊急停止されていて『臨界』は止まっていることになっている。
(もし臨界していないなら)核燃料の崩壊熱だけなのです。ところが、今でも原子炉跡力容器に大量の冷却水を抽入し続けて膨大な量の高濃度放射能汚染水を造っていた。現在冷却水を少し減らしたが、1年前までは原発が稼働(臨界)していた当時と同じ量の冷却水を抽入していたのである。(政府や東電の発表と、現実との乖離があまりにも大きすぎる)

『原子炉の冷却水だった汚染水』

この事実は当『逝きし世の面影』ブログでは繰り返し何回も、東電やマスコミが『原発建屋地下に流れ込む1日400トンの地下水』と大宣伝し出した当時から、東電がまったく同量を冷却水として原子炉圧力容器に注入し続けている事実を指摘して、『汚染水は地下水では無くて冷却水だ』(政府や東電による詐欺か悪質な手品)と指摘し続けていたが今回の経産省のホームページで正しさが証明される。


『東電説明に「ウソだもん、これ」規制委激怒』読売新聞系列の 2017年6月28日(水曜日) 日本テレビ(NNN)の画像が凄まじい。

赤字で強調した『激怒』、『原子力規制委が東電に・・・』、『人を欺こうとしている』 の文字が目につくが、
テレビ画面の下段には、
『(東京電力は)人を欺こうとしているとしか思えない。』
『ウソだもん、これ(遮水壁の効果図)。』
『陸側遮水壁、何も関係ないじゃん。』
『そんな説明が後から後から出てくるような図を描く限り、東京電力はいつまでたっても信用されませんよ。』
とテロップが入っているのですから驚く。

原子力規制委員会初代委員長の田中俊一72歳(当時)は退任し、2017年9月から更田(ふけた)豊志59歳が委員長に昇格したが、そもそも原子力規制委と東電・や経産省(エネルギー庁)との意見が大きく対立。仁義なぎバトルが発生していたのですから怖ろしい。(規制委は最初から凍土遮水壁の建設には大反対だったが東電やエネ庁側が強引に押し切ったらしい)
我が日本国の原子力の専門家同士が、大喧嘩しているのですが、たぶんメルトダウンした原子炉の地下で、今何が起きつつあるのか?が誰にも分からないのである。フクシマの状態が分からないので仕方なく漫然と原子炉圧力容器に冷却水を抽入し続けている可能性が高いのである。(もし分かって冷却水を抽入しているとすればフクシマは今でも臨界していることになる)



東電が原子炉圧力容器の冷却水を段階的に減らすと報じた1年半前の2017年1月に東京新聞が掲載していた福島第一原発の1号基のイラスト内には『冷却水は高濃度汚染水として漏出』との書き込みがあり、1号基2号基3号基の圧力容器上部から冷却水を抽入している『図』を描いている。3号基には『格納容器配管から漏出』とも書いていた。
今までも不十分ながら一応は原子炉圧力容器への冷却水の注入を東電(マスコミ)は報じている。
同じく、汚染水の発生も東電(マスコミ)は報じている。
ただし、今回の経産省(エネルギー庁)のように『汚染水は冷却水だった』とは誰も言わなかったのである。東京新聞はイラストの中で小さく『冷却水は高濃度汚染水として漏出』とあるだけで、新聞記事には一切同じ文言が無かった。
1日当たり400トン抽入しているフクシマの『冷却水』と、同じく1日当たり400トン発生している『汚染水』とを、『別々のものだ』とは一回も言わなかった。
ところが、絶対に『冷却水』と『汚染水』を同時に言わないことで善良だが愚かな一般市民層に対して『たぶん、別々のものだろう』と勘違いさせていた。一種の手品である。
東京電力の監督官庁である 経済産業省・資源エネルギー庁の『冷却水=汚染水』との発表ですが、前代未聞、空前絶後、驚天動地の驚きで、まったく初めての出来事だったのである。

何故今まで、挙国一致で政府や東電、マスコミ、有識者は必死で『冷却水=汚染水』を隠した謎。(フクシマの核燃デブリが地下で再臨界?)

原発は臨界が止まっても少しも安全とはならず、核燃料が膨大な崩壊熱を出し続けて冷却を怠れば爆発することは2011年3月のフクシマで証明済みである。
臨界が止まっても、核燃料は運転(臨界)時の6%の崩壊熱を出す。
崩壊熱の低下は一定では無く1時間後には最初の4分の1の1.5%になり、3日後では15分の1の0.4%に、1ヶ月後では30分の1の0.2%程度へと最初は急激に低下してから、あとは少しずつ低下していく。
ところが、もしも核燃料の崩壊熱の説明だけなら1年間後で1000分の1にまで低下している。今頃は数万分の1以下になって大量の冷却水は不要になっている筈が、今でも東京電力は爆発事故の当時と同じ量の冷却水を原子炉に注入し続けていて、2日半で1000トンの放射能汚染水が貯まり続けている不思議。去年末まで東電は1基当たり1時間4・5トン(総量では1日400トン)の冷却水をメルトスルーでダダ漏れ状態の圧力容器に注入して溶け落ちた核燃料(核燃デブリ)を冷やし続けていたことになる。
何故今まで挙国一致で政府や東電、マスコミ、有識者は必死で『冷却水=汚染水』の事実を隠していたのかの謎?ですが、答えは簡単で、メルトダウンした核燃料デブリの臨界が疑われるのである。
政府や東電、マスコミ、有識者たちは一般市民がパニックに陥ることを心配して挙国一致の大本営発表で必死で隠していたのである。(日本列島が亜熱帯になる7月末から8月始めの一番暑い季節に東京オリンピックを誘致すると決めたのはフクシマの大爆発から3か月後の民主党野田佳彦首相だったが、この無茶苦茶も意味や目的はまったく同じだった)





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16 コメント

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オシッコボトルだらけノタフクシマ (ローレライ)
2018-08-02 16:44:25
原発はトイレの無いマンション、と言われているが。放射能漏れオシッコボトルだらけのフクシマである。
返信する
絶望的暴走中のフクシマ原子炉の証し (ローレラ)
2018-08-03 10:10:51
オシッコボトルは、絶望的暴走中のフクシマ原子炉の証し。チェルノブイリやスリーマイルには見られ無い風景です。
返信する
今も臨界が続いているから冷やしているか、再臨界すると思って心配で冷やしているかの、何れか一つが答え (宗純)
2018-08-03 15:06:45
ローレライさん、
今回の汚染水の話はトイレの無いマンション、とかフクシマの放射能漏れオシッコボトルのようなお粗末な笑えない笑い話ではないのですよ。

政府や東電はフクシマは臨界は7年前の東異本大震災当時に止まっていて、今は崩壊熱を冷やしていることになっているのです。ところが、それが事実なら、もう冷却水を抽入し続ける科学的な根拠は遥か昔に消滅しているんですよ。ところが今もダラダラと無駄に冷却水を抽入して膨大な汚染水を意味なく貯め続けている不思議。
これは普通に常識的に考えれば、メルトダウンした核燃料デブリは今もフクシマの地下で臨界が続いている。それなら、もう日本は随分前に既に終わっていたのです。、
それともフクシマが再臨界することを恐れて、今でも冷却水を大量に注入しているか、二つに一つの結論しかない。何れが正しいかは不明だが、いずれにしろ日本はアウト。終わっているのです。
返信する
Unknown (たけ)
2018-08-04 06:21:10
おはようございます。
私自身も危機的状況が続いている と思っていたんですが(事故当時と危機的状況の案件が多少変わっただけで)なんとなく大丈夫だろうと楽観視してしまっているのもありますが。
地震でもトラブルでも起きて全面撤退 という可能性は避けてほしいなあ というような。

ここから少しわけわからないことを書きますが。

日本政府としては 民主の野田政権以降安倍政権でも破滅的危機の隠蔽 としても海外ではそうは思うわないのでは。
安倍総理はあまり優秀とは言えないかもしれませんが当然海外は違うでしょう。
海外の(安倍総理ですら逆らいづらい勢力)圧力がないのはいったいなぜでしょうか。
北半球の危機との可能性。
福島原発の地下で何が起きているか 私にも想像つきません。
ですが
解決済み 少なくとも対策済み なので安倍政権の無策を承認している可能性

楽観論ではなんとななる
悲観論では手遅れ オカルトみたいな地下都市とかの特権階級者の移住が決定済み

というのが私の想像というか妄想というか。
福島復興を差し置いた
東京五輪
そして 働き方悪法 軍国化への改憲の布石 
これらは安倍総理の野望みたいなものと海外の願望が一致したものかもしれませんが気のせいか 中長期的な考え。カジノ法案にしてみれば これもまた同様。
いつ破滅的なことが福島原発で起きるのであれば 安倍政権はともかく 海外の勢力は悠長なことはしないはず。
全てがフェイクか それとも原発の今後が見通していてGOサインを出しているのか。
そして急いだカジノ法案 日本でのカジノ これはトランプ大統領の親しい人の願望だとも
だとすればトランプ大統領の独自の判断か それとも以前からの規定路線に従っているのか。

世界から見た福島原発事故の再発の危険性の判断
という視点で
日本への圧力の方向性みたいなものから見てみると
安倍政権への野放し
すなわち 日本終了不可避からの放置そのものか それともほかに何か???

すみません 支離滅裂ですね。
後で削除されても結構ですので。
返信する
Unknown (たけ)
2018-08-04 06:29:30
本当にすみません
だらだら書きましたが
日本政府や東電の都合に海外諸国等が付き合う義理はないよな
とお伝えしたかったというか。
これ自体よくわからない理由に思われるかもしれませんけど。
返信する
横並びで空気を読む日本、真逆の少数派イスラム教シーア派(イラン) (宗純)
2018-08-04 11:12:27
この『逝きし世の面影』では繰り返し繰り返して何回も書いているのですが 、

ここは正誤が判りやすい高尚な科学ブログでは無くて、正誤や善悪が判り難い、大悪党小悪党が跳梁跋扈する汚いし、おどろおどろして不可解な政治の世界を扱う下世話な政治ブログです。
しかも、この『逝きし世の面影』ブログは、『お前達は間違っている』(今までが間違っていた)というオルタナティブな政治ブログとして、政府やマスコミだけではなくてネット空間での数々の擬装や悪質なプロパガンダを告発した関係で多くの読者を獲得した半面、
自分たちの悪事を暴かれて恨みに思っている阪大の菊池誠を教祖とする不思議な偽科学教カルトとか解同の糾弾会モドキを繰り返すkojitakenグループ、護憲左翼を装う極左暴力集団の生き残りBLOG BLUESなど、何とか足を引っ張りたいと思っている悪党連中も数多い。

良好なブログ環境の維持とコメント管理の必要性から、タイトルや名前が無いコメント、あっても通りすがりとか日本人の一人などの、個人を特定しているとは思えないHNは無記名と看做して不掲載とするローカルルールの設定をしています。
次回のコメント投稿時には、何でも結構ですから必ず忘れずに適当なタイトルを書いて下さい。是非ともお願いいたします。




たけさん、今の世の中とはそもそもの話が、そのように出来ているのです。
ですから、今の状態は少しも不思議ではありません。ごく普通なのです。

酷暑の殺人オリンピック誘致とは、民主党政権でフクシマのメルトダウンを嫌々認めた直後に決めているのですから、安倍晋三とか小池百合子が主犯ではないのですよ。残念ならが日本が独立国ではないから、日本では決められない。日本のメディアも有識者も黙っている原因とはアメリカが言わないから、言えないのです。世界のメディアとは具体的にはアメリカそのもの。アメリカが動かないと日本も動けない。

「裸の王様」安倍晋三と大本営メディア

2018年07月23日 | 政治
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/09ca9fddbf62573fe28d2acf2b41de1f

の写真を見れば明らかだが、フリージャーナリストの田中龍作でも矢張り無理だった。
イランのTVが写した映像を話題にしている有識者はゼロですよ。
今回の経産省の驚きの発表ですが、記事の直後に今までの地下水云々のインチキ話を延々と書くことで、誤魔化しているが、
この態度は1945年8月10日に連行国にはポツダム宣言受諾を通告したが、15日の玉音放送まで、『敗戦した事実を、それとなく察してくれ』との何とも腹立たしい報道を朝日新聞や毎日読売が行ったが、その二番煎じ。

3・11フクシマ 7年目前夜の憂鬱

2018年03月03日 | 放射能と情報操作
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c5bd1b3bef6f0d092a94a784e742032a

阿南陸相が知らなかった?阿南惟幾陸相名義で出された『全軍将兵に告ぐ』、『聖戦を戦い抜かんのみ』との勇ましい布告が、今後も続くでしょう。
返信する
お前たちにふさわしい未来を与えてやるぞ。 (海坊主)
2018-08-04 12:12:57
 横から失礼しようとしたら、宗純様が既にコメントをつけておられました。
 せっかくなので私も書き残していきます。

 たけ様が疑問を持たれている「安倍政権の都合に海外諸国が付き合う理由」ですが、それは彼ら海外諸国にお得だからです。

 わざわざ野田政権が「冷温停止」を宣言し、安倍首相が公式に「アンダーコントロール」と言ってくれたのです。日本政府が「問題ない」「日本は正常です」と太鼓判を押したのです。普通に考えても、これを自ら覆すことは日本政府にはできないでしょう。そして、それは宗主国の意向でもあります。これは日本にとってとても不利な外交カードです。情報機関等を通じて事実を正確に把握している海外諸国は、それを日本政府にぶつけて声高に非難し制裁を要求するよりも日本対して無理難題を押し付けるワイルドカード(脅しというか脅迫というか)を手に入れたのも同然です。ならば、これを活用しない手はないでしょう。

 「日本よ、お前は既に終わっている」と宗純様が幾度となくこぼすように、本当にそうであるなら、今の日本は破滅バブルです。チェルノブイリ以上の災害規模、と少しずつ事実が明るみになっているのに、多くの人々はそれに無関心で自身の私利私欲に関わることに目を奪われているのですから。次の世代、これから生まれてくる世代のことなどどうでもよいのです。まさに、「我が亡き後に洪水よ来たれ」です。元敦賀市長の故高木孝一氏が遺した言葉は人類にとってもっとも醜悪なものの一つですが、私たちはそれを支持していると言われても返す言葉はありません。

 そんな日本人が選んだ指導者たちは、その民度の低さにふさわしい醜悪さでもって自国の富と未来を他国に売り渡しています。だから海外諸国にとって美味しいのです。旨い話を安倍政権に持ちかけて巨額の援助資金を引き出したり、先行き行かない負債企業の尻拭いをさせるべく日本の大企業にそれを押し付けることが出来ます。水道事業の民営化、種子法の廃止、TPP、二国間貿易協定、FTAなどがメディアを賑わしているのは、日本を他国に多国籍コングロマリット企業に売り渡している現在進行形を私たちに見せつけるためのです。お前たちにふさわしい未来を与えてやるぞ、さあどうだ、と。

 そのとき、私たちはボリビアのコチャバンバの人々のように立ち上がれるのでしょうか。私は否定的ですが。
返信する
今後はできるだけ記載するように気を付けます (たけ)
2018-08-05 06:37:16
おはようございます。
すみません。お知らせ頂いたように今後はできるだけタイトル名を記載するようにします。

言われていることはよくわかります。
仕方ない 普通のこと
かもしれませんが なんか納得できなくて
管理人様もブログを書かれているのかな と勝手に思うところがあるというか。
安倍晋三とか小池百合子 が主犯ではないかもしれませんが戦犯ではあると思います。
例えば過去の政治家でもここだけは譲れないとか ここは死守 というのが目的はどうであれ結果的に日本人のためになった というのはあるのでないでしょうか。
戦後直後の敗戦国だがここだけは譲れない とか 中国との国交回復とか 米軍駐留は仕方ないが沖縄負担の軽減はお願いしたい とか。
本当かどうか別として倒産確定の某企業への支援と自衛隊の戦争参加みたいなものを内閣総辞職で回避したとかありますし。 
この二人は一緒になってやっているというかなんというか。海外の人やトランプ大統領とかでさえ ここまで売国行為どうどうできるんだと不思議に思うぐらいに。
おかげで日本人やあるいは米国人の中の方の国民感情みたいなもの昔ほど気にしなくていい状態ですし。
(反感買わなくて安倍総理が嬉々としてやってくれているのでただでさえない配慮をする必要がない)

田中龍作氏の件
確かに言われているよう可能性が高いです。(イランのTVが衝撃的なすっぱ抜き画像(日本のヤラセ構造)を大きく報道する前に、そのガス抜きとして1枚目が作られた。ところが、ニュースとして小さかった(イランTVは、ほぼ誰も知らなかった)ので2日後の7月13日の記事では劣化画像に差し替えられたとすれば全ての疑問が簡単に解決する。)

ただ

ガス抜きでなく 多少とは言えば別の意図で
話題にならなかったので
その後は管理人様の言われる通り
ただ せめてものこと として
最初の記事での写真はすり替えない

とぎりぎりでの抵抗
と勝手に私は思い込んでいます。
(間違いの可能性は高いですけど)

変な話
玉音放送のたとえも田中龍作氏の記事同様
管理人様の記事を読んだ時点で
そういう可能性もある
と知って騙されたくないなあ と読者が考えれば
同じことの繰り返し にはならない可能性が とも思いますね。
返信する
海坊主さんこんんちは。 (たけ)
2018-08-05 06:49:13
海坊主さんよくわかりますしとても参考になります。

私自身以前のコメントを見て
うーん 今後の福島原発での致命的なことが起きた際の
想定 のことになっている
飛躍というか管理人様の記事とは離れすぎているなあ

と反省というか情けなく思うというか。

なのでよろしければ
北半球が致命的な状況になる可能性
という前提で
なぜ 海外は放置に近く 中長期的な戦略を考えているのだろうか
変な話
その損害と 日本からの利益
天秤にかけて
後者なのはどうして、と。

すみません
やはり上手に説明できませんね。
返信する
彼らは自分たちと違うから構わない (海坊主)
2018-08-05 12:08:38
 たけ様、コメントをありがとうございます。よろしければ、と問いかけをいただきましたので、私がこの世界をどのように認識しているかを述べさせていただこうと思います。

 私たちが日常接している社会は、この地球を覆っている世界の縮図といえるものではないかと私は考えています。日本で起きていることは外見が変わっても世界中で同様に起きている、と理解しています。日本を含む先進諸国ではマスメディアによる幻影が功を奏しているので、アフリカや中南米、西・南・中央・東南アジアや東欧などで繰り広げられている剥き出しの暴力、剝き出しの収奪は、これら先進諸国においてはオブラートに包まれてマイルドに行われています。それは、累進課税の軽減、社会保障制度の減縮・停止、公共サービス・教育サービスの低下、公共事業の民営化(上下水道、消防活動など)などの形で現れています。

 その根底にあるのは、ある種の差別意識なのだろうと思います。日本の政治家の失言報道を見ても、弱者・マイノリティ・障がい者・妊娠女性・不妊女性に対する酷い発言をする人たちが少なからず居ることはご存知のことでしょう。そのような言葉を吐けるのは、もともとそのような思考に慣れ親しんでいる人たちだからと言わざるを得ません。そして、そのような思考を持つ人々は効率至上主義に高い親和性があり、差別対象者を怠惰者、ただ飯喰らいとして忌み嫌って居るのです。つまり政府や自治体の指導者になる人たちの中は、庶民に、弱者に寄り添った政治をする気はなく、自分だけ、自分の身内だけ、自分のパトロンだけが繁栄出来れば良いと考える人が居ると見做すのが自然でしょう。

 他国はどうでしょうか。先進諸国すべての事情を知って居る訳ではありませんが、一つの例としてイギリスを取り上げてみます。イギリスの俊英オーウェン・ジョーンズ氏の著書『CHAVS 弱者を敵視する社会』をお勧めします。CHAVとは「急激に増加する下流階級」を侮蔑的に表現したもので、元々はロマ族の言葉「子供」を意味するそうです。社会的、経済的な弱者であるCHAVに対する差別的な思考は、階級的憎悪からくるケースと、自分たちはCHAVではないと労働階級の上層あるいは中産階級の下層が反発するケース、などがあるようです。なにか事件が起きた時「CHAVならやりそうだ」という先入観を与えるのにメディアの果たした役割はとてつもなく大きいものです。CHAVと呼ばれる人々の中には、必死に努力してその境遇から抜け出そうとする人々も居るのですが、そもそもチャンスが圧倒的に少ないのです。彼らの努力の問題を超えています。これは社会全体の問題なのです。イギリス以外の国でも、貧しき階級に属する人々は潜在的に犯罪者であるかと思われるような差別的扱いを受けている例は多くあると思います。私がそのソースにたどり着いていないだけです。

 話が大きく逸れました。

 弱者に対する差別意識が醸成されている国家では、ある種の線引きがなされて居ると思います。多少の人的損失があろうが利益を追求しようと。傷つき病に伏せるのは、貧しき庶民であり、CHAVであり、他者の援助を必要とする人々であって、国家を支えている私たちではない、と。特に欧米ならプロテスタンティズム、特にカルヴァン主義に属する人たちは、自らの成功を富を追求することに躊躇はしません。それが神から救われていることを証明することであるからです(予定説)。ですから、失敗して貧しく零落する者、貧しさから抜け出せない者、努力しようにもそのチャンスが得られない者は本人の努力不足であり、自業自得という訳です。

 そう考えてみるとどうでしょうか。たけ様が言われる、フクシマから被害に対する認識と中長期的な解決とさらなる繁栄を踏まえた上で、この海外諸国の態度はどうなのか、という点。

 ・放射性物質の汚染に苦しむのは貧しき者たちであって、彼らは汚染された食品を食べ、大気を吸い、水を飲んで勝手に病に伏せてくれるので、人減らしにはもってこいである。貧しき者たちが居なくなれば都市に清潔感が出て、スペースも出来て、いまより快適でになる。さらに彼らがいなくなれば、選挙も絶対に負けない。
 ・病に伏せた者たちから医療費という形で毟り取る。税金徴収よりも確実だろう。
 ・良質な食品、水には値をつける。あるいは、市場に出さずに自分たちのために確保する。自分たちは国家を支えなけばならないのだから、いつまでも健康でなければならない。
 ・真実を語る者、科学的に正しいデータを世に問う者には退場してもらう。アカデミアから放逐する。主要メディアには出さない。体制批判者で危険人物なので、生涯マークする。

 上記のように考えるのは、私が気が狂って居るからでしょうか。
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