逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

危険なアメリカ大統領候補ヒラリー・クリントン(対露サイバー戦争)

2016年10月23日 | 政治
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)スタンリー・キューブリック監督

『2016/08/13時事通信 磁気嵐を勘違い、攻撃寸前=67年、米空軍が旧ソ連に-ICBM監視レーダー故障』
スタンリー・キューブリック監督の映画『博士の異常な愛情 ・・・』はアメリカ空軍の司令官が単独で暴走しソ連を『核攻撃』する映画ですが、別のアメリカ軍高官の『片や 2000万人で済み、片や 1億 5000万人が死ぬ』という台詞がある。
意味は、『ソ連をアメリカ軍が核兵器で先制奇襲攻撃すれば、ソ連軍の反撃によるアメリカ人死者は 2000万人、米軍が先制攻撃しない逆の場合、1億5000万人が死亡する』というアメリカ空軍の試算について述べたもの。
映画では『妄想に取りつかれた一人の司令官』が核戦争を引き起こす設定だが、現実はもっと恐ろしく1967年にはアメリカ軍の優秀な大勢の司令官たちは太陽嵐を知らなかったので、集団でソ連の電波妨害だと『勘違い』して、全面核戦争に突入寸前になっている。
なんと、世界最大・最強のアメリカ軍ですが75年前のパールハーバーなど先制奇襲攻撃による電撃戦が得意だった旧日本軍と同じ軍事戦略(核兵器の先制使用)を掲げていたのである。
アメリカ大統領のバラク・オバマは、何とかして危険すぎるアメリカ軍による核の先制使用を止めさせようと努力したが失敗している。


『更衣室の下ネタ話とロシアに対立しているヒラリー』2016年10月21日 (金)マスコミに載らない海外記事

2016年10月19日
Paul Craig Roberts(ポール・クレイグ・ロバーツ  レーガン政権の経済政策担当の元財務次官補だった保守派の論客、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者)

ロシアの実に有能な外務省広報官、マリア・ザハロワ、アメリカ大統領選挙戦は、アメリカ人にはあるまじき“ある種の世界的不面目にすぎない”と述べた。彼女は確かに正鵠を得ている。https://www.rt.com/news/363245-us-election-shame-zakharova/

ヒトラリーの犯罪実績は、巨大な力を持ったひと握りの集団の候補者をホワイト・ハウスに送りこむべく、オバマ政権によって抑圧しなければならなかった。そこで、今我々は核戦争ロシアと中国との瀬戸際にあるのに、アメリカ国民にとっての重要問題は、ビリー・ブッシュと話したトランプの性的に魅力がある女性に関する下品な発言というわけだ。

私は本気で言っている。女性に関する男性の話など、釣りや狩りの自慢話のようなものだ。こういうものは話半分に聞くべきだ。それは別として、一体なぜ、女性に関する下品な話が、核戦争と地球上の生命の終わりを意味するかも知れないロシアとの軍事紛争よりも重要なのだろう?

トランプは、ロシアとの紛争には全く意味がなく、ソ連崩壊から四半世紀後、NATOには何の意義も認めないと発言している。

トランプの女性に関する下品な話は、ヒトラリーが“新ヒトラー”と呼んでいるロシアのウラジーミル・プーチン大統領に関するヒトラリーの挑発的な言説よりも酷いだろうか?
アメリカや西ヨーロッパの全てをわずか数分で、地表から消し去ることができる国(ロシア)の大統領に、いわれのない侮辱を投げ掛けるなど、一体どういう大ばかものだろう?

少数の女性が身体をまさぐられる状況と、核戦争で蒸発する状況と、皆様どちらをお選びになるだろう? 正しい答えが分からないなら、生きるには余りに愚かということだ。

アメリカ人女性は、トランプの下品な話に反発して、本当にヒラリーに投票するつもりなのだろうか? もしそうなら、彼女たちはこの女性に投票したのは間違いだったのを思い知ることになるだろうが、この過ちを歴史書に記録する人は誰も生き残っていない。

ヒトラリーは、売女マスコミ、つまり、生活のためにウソをつく、アメリカの印刷媒体と、TVメディアを構成する無節操な連中の支援を得て、アメリカ大統領選挙で、ヒトラリーと、彼女のネオコンお仲間が世界を直面させている危険な状況と無関係な問題に焦点をあわせさせることに成功している。

キラリー-ヒラリーにとっての、ロシア問題は、ロシア政府が、ドナルド・トランプと組んで、彼女の電子メールに不正侵入し、それをウイキリークスに渡したという根拠のないでっち上げの主張だ。
このばかげた主張の狙いは、有権者の注意を、電子メールの、のっぴきならない内容から逸らすことだ。


本当に問題なのは、ワシントンにいる阿呆どもが、ロシア政府に、ロシアが先制核攻撃の対象になりつつあることを確信させたことだ。国家が、このことを確信すれば、特にロシアのように強力な核大国で、もう一つの核大国、中国とも戦略的同盟を結んでいるようにみえる結んでいる国家が、座視して待つだけでいる可能性はまずない。

狂った殺人女ヒトラリーへの投票は地球上の生命終焉への投票だ。

トランプの女遊びについては、きわめて知性的で、五か国語を話す、明らかに、世界でも最も美しく優雅な女性であるトランプ夫人を見たことがある男性は誰も信じるまい。これほどの女性を妻にしている男性は、他の女性など不要だ。トランプにとって、彼の妻以上のものを望むなど全く無理。彼には最高の妻がいるのだ。

Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。
ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。
記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/10/19/hillary-is-running-against-locker-room-talk-and-the-russians/



『アメリカ大統領選の最終討論会で、とうとう飛び出した馬鹿げた陰謀論』

今朝(10月22日)の毎日新聞コラム『余禄』では、あまり大手の信用あるマスメディアでは滅多に御目にかかれない『陰謀論』なる怪しげな言葉が躍っていたのですから驚いた。
この毎日新聞コラム『余禄』氏による『陰謀論』の分かりやすい定義では『アメリカ連邦政府が組織的に何かの大事な真実を隠している』(善良な一般市民を騙している)とするものなのですが、その定義なら政府に反対する野党や左翼は全員が丸っきり 『陰謀論者』であることは間違いない。
権威ある政府やマスコミの言っていることが全て正しい(大事なことを何も隠していない)なら、そもそも野党や左翼の存在は無駄である。(日本敗戦以前の挙国一致の大政翼賛会が、世の中で一番正しい政策だったとの馬鹿馬鹿しい結論になる)
もっと広く解釈すれば政府の書く何とか白書の内容に、満足していない知識層などの多くの人々も陰謀論者。マスコミの論調に飽き足らない政治ブログの読者も全員が広い意味で陰謀論者だった。
トランプ候補がアメリカの選挙制度の欠陥を指摘したのに、『陰謀論だ』と最初から考えることを放棄している様は異様であるばかりか、それこそ何かの陰謀を伺わせるに十分である。
戸籍制度が無いばかりか、選挙人登録が州単位で別々なので、二重投票しているなどの不正が100万件以上が指摘されているのですから、トランプ候補の指摘は当然なのです。
元経済政策担当の財務次官補でウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者のPaul Craig Roberts氏が今回指摘したように、証拠を一切示さずに、ヒラリー・クリントンは、根拠のないでっち上げの主張を繰り返していた。
本当の陰謀論とは、『ロシア政府が、ドナルド・トランプと組んで、彼女の電子メールに不正侵入し、それをウイキリークスに渡した』というヒラリーの発言である。

『CNN放映中、米議員がクリントン批判を展開した瞬間に通信障害(動画)』2016年10月21日 Sputnik

CNNのTV討論で米議会のクリス・コリンズ共和党議員はヒラリー・クリントン氏に関するウィキリークスの暴露文書を指摘した。CNN司会者のクリス・クオモ氏がコリンズ議員にトランプ氏はディベートで勝つためには何をすべきかと問いかけると、コリンズ議員は答えの冒頭にヒラリー・クリントン氏のことを取り上げた。
「3分の2のもしくはそれ以上の国民は、ヒラリー・クリントン氏は嘘つきであり、彼女を信じてはならないことを知っています。彼女の偽善をウィキリークスが暴露しました。彼女は口ではこう言いながら…」とコリンズ議員が言った瞬間、通信障害が発生し発言はかき消された。
​司会者は放送が一時中断されたことを人工衛星の影響と説明し、この後ディスカッションのその他の参加者との話を続けた。数分後、コリンズ議員は再び画面に映し出されたが、ウィキリークスについての発言はそれ以上なされなかった。

『クリントン候補、TV討論で核機密の暴露を批判される』2016年10月21日 Sputnik

米民主党のヒラリー・クリントン大統領候補は選挙前の最後のTV討論で自国の核の可能性についての機密情報を明かしてしまった。
TVフォックスニュースが報じた。
クリントン氏は生放送で、核兵器のコントロールに関して共和党のドナルド・トランプ候補を信用してはならない、核兵器を管轄する10人の人間はトランプ氏を信用し「核のボタン」を委ねることはないだろうと語った。
クリントン元国務長官は、この他にも核兵器使用命令が下された瞬間からその実際の発射までの時間が4分間であることも明かしている。
核発射命令から実際の発射までの時間が4分間であることについてのこのクリントン氏の声明について、フォックスニュースTVが安全保障の専門家らに行なった調査では、作戦の機密性の侵害となる恐れがある発言との声が上げられている。 専門家のひとり、米海軍の元軍人はこうした声明は「米国の国家安全保障プロトコルと法律に対する直接的な違反」とみなし、「わが国には、我々の戦略核抑止の可能性を守る機密情報をおいて、これにまさる重要な機密はない」との見解を表した。
これに対しクリントン選挙対策本部長は、クリントン民主党推薦候補は機密など暴露していないと非難を退けている。一方でフォックスニュースTVの専門家らは、機密情報へのアクセス権を持つ、または以前持っていた国の役人には公の場でその情報を討議する権利は与えられていないと力説している。
先に伝えられたところでは、ウィキリークスは、クリントン選挙対策本部長の機密メール第13弾を公開した。

『米国が報復攻撃へ:「大統領選」挟み緊迫する米ロ「サイバー戦争」』2016年10月20新潮社フォーサイト(新潮社の会員制国際情報サイト)

米ロ関係は、11月8日の米大統領選挙を挟んで、冷戦終結後では最も緊張する局面を迎えた。
NBCテレビ「NBCニューズ」によると、オバマ米政権は米中央情報局(CIA)に対して、ロシアに対するサイバー報復攻撃の選択肢を指示した。
CIA側は既に、攻撃目標の選定を開始したほか、プーチン・ロシア大統領個人に関する機密情報の収集も行っているという。
10月16日NBCテレビ「ミート・ザ・プレスでバイデン米副大統領は、「われわれはメッセージを発する。その能力もある」と述べ、報復の検討を事実上認めた。

米選挙への介入意図は明白
民主党全国委員会のメール2万通やリゾナ、イリノイ両州の選挙管理委員会の有権者登録データがサイバー被害に、米国家情報長官事務所と国土安全保障省は10月7日、「米国の選挙に干渉する意図があり、ロシア政府最高指導部が許可した行為だと信じる。ロシアは欧州などでも世論に影響を与えるため同様の技術を行使してきた」。

さまざまな報復の選択肢
NBCニューズによると、米政府内外では報復しなければ対応能力を疑われるとして、ロシアのサイバー攻撃に対して報復が必要、との点で一致している。
CIAによるサイバー攻撃は、1999年の旧ユーゴのミロシェビッチ政権に、2003年のイラク戦争前にはフセイン政権に実行した経緯がある。

CIAとNSAが中心に工作
CIAの工作計画は、年間予算数億ドル(約数百億円)と要員数百人を抱えるCIAのサイバー・インテリジェンス・センターで検討されている。
米情報コミュニティのさまざまな工作を暴露したエドワード・スノーデン氏によると、サイバー工作の予算として、2013年にはCIAは6億8540万ドル、NSAは約10億ドルを要求している。
NSA局長に次いでCIA長官を務めたマイケル・ヘイデン氏は、軍隊で言えば「CIAのサイバー部門は海兵隊航空部隊に相当し、NSAは空軍に相当するようなもの」とNBCニューズの質問に答えている。

日ロ接近は最悪のタイミングに
米ロ両国の対立はオバマ政権末期に差し掛かって、危険水域に入ったようだ。
シリア停戦合意は崩壊。またロシアは冷戦後結ばれた兵器級余剰プルトニウム処分に関する米ロ協定を一方的に破棄した。
軍事面でも、ロシア軍は核兵器搭載可能でポーランドやドイツに到達するミサイルをカリーニングラードに搬入、巡航ミサイル搭載艦艇3隻を地中海に配備する動きを見せた。
エジプトとは合同軍事演習を行い、エジプト国内に空軍基地を建設する交渉を進めている。
外交面ではイラン国内に対シリア出撃拠点を設置するなど関係を緊密化し、NATO同盟国であるトルコとの関係強化も進めている。
こうした時期に平和条約交渉を進めることは最悪のタイミングとなる恐れが強まっている。
(抜粋)

『日本中のマスコミが誰も報じなかったタブー中のタブー』アメリカがロシアにサイバー攻撃(サイバー戦争)

大手の全国紙も地方紙も、面白ければ何でも有りのスポーツ紙までが全員横並びで沈黙する中で、今回は右翼的な論調が強いことで有名な新潮社フォーサイトだけが、なぜかアメリカが『ロシアにサイバー攻撃をする』との剣呑なアメリカの動きを伝えているのですから不思議である。
新潮社記事にもあるように、CIAによるサイバー攻撃は、1999年の旧ユーゴ空爆、2003年のイラク戦争と直接アメリカ軍の侵略に繫がっているのですから怖ろしい。
ただし、相手にはアメリカを攻撃するだけの実力がまったくない安全パイである。(被害は当事国だけで他の国には影響しない)
ところが、旧超大国だったロシアはアメリカどころか、世界を丸ごと破壊できるだけの実力がある。
旧ユーゴやイラクと同じことを核大国であるロシアに対してアメリカが画策しているとしたら、、ほぼ第三次世界大戦前夜だとの話になる。
なるほど、お馬鹿なネットウヨと同水準の新潮社以外の全国紙も地方紙も、面白ければ何でもありのスポーツ紙までが全員横並び(挙国一致)で沈黙したのは当然だったのである。



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3 コメント

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テスト (テスト)
2016-10-24 21:13:52
テスト
 (銀馬車)
2016-10-24 21:34:56
どうもすみません、下のテストは私です、、、
テストする前は、
◆危険なアメリカ大統領候補ヒラリー・クリントン(対露サイバー戦争)
(コメ)2 16/10/23
と表示されていたので、コメントを見ようとしたら何故か「コメントはありません」、、、
そういえば以前の記事にもあったな、と調べたら
◆やっぱり!自分のPCにテープで目隠しするザッカーバーグ
(コメ)3 16/06/24
も同様です、、、

このコメントは反映されて元のコメント2つが消えたみたいです、、、
インターネット自体がアメリカの所有物 (宗純)
2016-10-27 17:20:09
銀馬車さんコメント有難うございます。

そもそもインターネットとはアメリカ軍が軍事用に開発したものであるし、もともとがアメリカが全部所有しているのです。
その事実を知っている中国はアメリカとは繫がらないネット網を構築しているし、ロシアも作ろうと思ているようですよ。それにしても、もしもクリントンが嘘つきでないとしたら、間違いなく今の世界は第三次世界大戦の前夜なのに、誰も騒がない不思議。本来なら大騒ぎになっている、
たぶん、全員がクリントンは大嘘つきだと思って安心しているのでしょう。

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