逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

ま、大変な状況が、ま、続いているようですが

2024年01月21日 | 政治

ピッタリのタイミングの奇妙な違和感

岸田首相の年頭の動向 無力感にさいなまれた

5日には経済団体や連合、時事通信社の新年会を「はしご」したのだという。もともと冷酷な人格ではないかという印象を持ってはいたが、ここまでくると戦慄(せんりつ)を覚えてしまう。

有料記事 残り1196文字(全文1485文字)

大事な部分を太字にして、全文文字起こしすると、

石川県の馳浩知事による「緊急事態宣言」も、出されたのは発生してから5日もたってのことである。なぜこれほど時間がかかったのか。生死を分ける目安とも言われる被災からの「72時間」どころの話ではない。「内外に大ごとだと思われぬよう」という意図があったとしか私には思えない。救援活動への指示や取り組みも、被害を過小評価したいという意図を感じてしまう。

岸田首相が4日の記者会見で、諸外国からの支援を「現時点で一律に受け入れていない」と説明したことも、被災地の状況や受け入れ態勢の事情があったにせよ、被害を矮小化させたい意図を感じ取った。

馳知事は元日に東京にいて、地震発生後に首相官邸に入り、自衛隊のヘリコプターに便乗させてもらって石川県庁に入ったのはその日の午後11時過ぎだという。彼がいつになれば被災地を訪れるのかと思っていたら、何と14日にようやくである。馳(は)せない知事ではないか。これまで被災地に行かない理由を問われた記者会見では「1月1日から24時間、知事室に滞在しております」などと語った。元旦の深夜に滑り込みで県庁に到達したのに、そう語れるのはなかなかの神経だが、岸田首相も同じ日まで入ることはなかった

ダメージを受けトラブルが起き、避難経路であるべき道路も破壊されているのに、震度7の揺れを観測した志賀原発のある志賀町には岸田首相は近寄りもせず「地元の理解を得ながら再稼働を進める方針は全く変わらない」と言い切る。

能登半島の珠洲市や輪島市では、支援物資や救助隊が来ず、孤立状態が続いているところもあるという。国内の有志がボランティアとして向かおうとするも「迷惑ボランティアのせいで大渋滞が起きる」というデマがばらまかれる。

岸田首相は、現地で救援活動をするわけでもないのに、コスプレよろしく防災作業服に身を包む。それで胸に赤い造花をつけて年頭野あいさつをしていたのは、滑稽ですらあった。

彼が視察に赴いた珠洲市の中学校の校舎3階に避難している60代の女性は「(岸田首相は)わずかな時間、1階をのぞいただけでヘリコプターで帰って行った。どんな思いで来たのかも分からない」「(自民党派閥の)裏金問題もある中でのパフォーマンスではないか」と語っていた。現地での取材も、代表だけに限られるもので、政府にとって都合の悪い質問が飛ばない形で行われたようにしか見えなかった。

そんな中、能登半島でドローンなど無人航空機の飛行は禁止令が出されている。ドローンによる捜索や物資の輸送は行われていいるが、規制なくドローンが飛んでいると救助活動などの妨げになることに加え、政府にとって都合の悪い者が撮影され、流出するのを恐れてのことだろうか。

なんとも無力感にさいなまれる新年だった。(放送タレント、イラストも)=1月16日執筆


(★注、火の回りが早くて8か所ある脱出口のうち機体の最前列の左右二か所と最後尾左側の3ヵ所だけが辛うじて使用可能だった極限状態。短時間で胴体が全焼した羽田空港の奇跡の日航機避難誘導では乗員乗客の誰一人も慌てず騒がず規則に従て整然と脱出したかららしい)

同じ1月21日毎日新聞朝刊の「松尾貴史のちょっと違和感」の左隣記事が新・心のサプリ海原純子「一筋の希望」

「能登半島地震が発生してから2週間以上が経過した時点で、まだ被害の全容はつかめていない状態が続いている。電気も復旧せず断水が続いている地域も多い。半島という地形の特殊性もあり、支援が難航しているということだがそれにしても避難所の様子をみると支援体制が先進国とは言えないような状況でいたたまれない気持ちになってくる。」(抜粋)

と矢張りピッタリのタイミングで、ほぼ2024年「逝きし世の面影」と同じ主張を行っていた。(★注、「お前たちは間違っている」(今までが間違っていた)とのオルタナティブな左翼護憲派「逝きし世の面影」ブログと同じ主張を大手全国紙が行うとは、多少は嬉しいような気もするが、今の日本の状態が崩壊寸前の危機的状態だとメディアや有識者が認めたいうことですよ。違和感で不安がいっぱい。大いに心配である)

今朝の「神戸新聞」一面。見出しに怒りにも似た思いがこもっている。
画像

@HayakawaYukio早川由紀夫@HayakawaYukio 1月21日

「教訓生かされていない」八戸赤十字病院など活動報告(デーリー東北新聞
news.yahoo.co.jp/articles/0b5c2
「発生から2週間以上が経過しても支援が不十分で、感染症や震災関連死が増加しているとして、紺野広院長は「今までの災害時の教訓が生かされていない」と憤りを隠さず、行政対応の課題を指摘した。」

「電気や携帯電話の電波は復旧しているが、上下水道はまだ。道路は壊滅的で物資が届かず、空路からも届けてくれないかと思った」
「いまだに段ボールベッドが足りず、冷たい床で寝ている被災者がいるというから驚きを禁じ得ない。道路が悪くても救護班が被災地に入れたのだから対応できるはずだ」

1月2日早朝、馳知事は古賀副大臣とともに現地上空に行った。このときなんで輪島市役所や珠洲市役所(またはそのそばの学校校庭)に着陸して、ほんの10分でいいから地上から被害を見なかったのだろうか。家屋倒壊は、ヘリで上空から見るのと地上から見るのとでは印象がまったく違う。 twitter.com/HayakawaYukio/

ヘリで上空から見ただけだから家屋倒壊の深刻さを理解できなかった。14日になって、首相視察に同行して避難所に行ったが、倒壊した家屋はまだ見てない。多数の家屋が倒壊した被害の深刻を、首相も知事もまだ十分に理解していない。明日で3週間になる。

奥能登に来ないでが効きすぎてテレビ新聞の現地レポートが少ない。あってもうわすべりだ。当局の記者発表に依拠した報道ばかりだ。また緊急用務空域が設定されたためにドローン空撮がしにくい。とくに倒壊家屋の上を低空で撮影した空撮がまったくない。(緊急用務空域はおととい解除されたよ。)

想像力が働かない首相と知事であることが、地震当日の彼らの発言を聞いてよくわかる。
なら、現地でじっくりと被害の様子を見てもらうしかない。
それをしない限り、この混乱は続く。
過去は覆らないから、これから来る災害関連死を減らすことが目標になる。

▼2024年1月
1日16時10分 地震M7.6
2日
3日
4日 首相テレビスタジオ出演
5日 首相新年会複数
6日 国会議員現地視察自粛申し合わせ
7日 陸自が習志野で降下訓練始め
8日
9日
10日
11日
12日
13日
14日 首相と知事が初めて現地視察 twitter.com/HayakawaYukio/

1月4日17時ころ、富士宮からの帰り車内ラジオで聞いた年頭記者会見の様子が、能登半島地震には一応言及するがおざなりに感じた。ちょうど地震発生から(いわゆる)72時間が経過するときだった。そのあと、お台場フジテレビ。翌日、ホテルニューオータニや帝国ホテルので新年会はしご、だったわけか。 twitter.com/sproutman02/st

外部から助っ人が来てないんだなあ、輪島市門前町黒島町。とても気の毒だ。奥能登には来るなと、県と知事があれほど言ってるのだから当然の帰結ではある。
でも、納得はいかない。

あ、注意喚起します。志賀原発の近くでドローン飛ばしたらすぐつかまるよ。小型無人機法(警察庁)違反だからね。たしか、敷地から300メートルだったと思う。正確なところは自分で調べてください。 twitter.com/levinassien/st

 

@HayakawaYukio早川由紀夫@HayakawaYukio 1月20日

一斉投入できる環境ではなかったから逐次投入せざるを得なかった、て本当だろうか?
togetter.com/li/2298404

ヘリでできなかったと批判するひとと、いややったと批判するひとがいる。後者は私の10日ツイートを読んでもらいたい。695人孤立地域に9日目にして「初めてヘリで」物資が届いた。それまでは自衛隊員が徒歩で運んでた。
twitter.com/HayakawaYukio/

地震の翌日(1月2日)、自衛隊が生き埋めから救助したひとはわずか1人だったのか。生き埋めで死亡した人は約200人。 twitter.com/zorori_hshinz/

その後も調べてみた。自衛隊が救出した生き埋め者は次の通り。防衛省文書から読み取った。

2日 4人
3日 3人
4日 4人
5日 0人
6日 0人

自衛隊が救出した生き埋め者は11人だ。 pic.twitter.com/KSn2O4NvZ2

地震で250人くらいが生き埋めになった。そのうち11人を自衛隊が救出した。30人くらいを家族や近隣住民が救出した。210人くらいが死んだ。どうもこういうことらしい。(★注、石川県庁発表によると3週間経過した現在も22人が行方不明。家屋の倒壊で生き埋めになっているらしい)

▼2024年能登半島地震災害応急対策の特徴(2)
・非常災害対策本部の初会合は17時間後の2日9時
・本部長である首相が4日にテレビスタジオ出演、5日に新年会複数
・1月6-8日の三連休に国会議員が奥能登に行くのを自粛(与野党で合意)
・一般人は奥能登に行かないでほしい(現在も継続) pic.twitter.com/g9mv8wX6JZ

▼2024年能登半島地震災害応急対策の特徴(3)
・非常災害対策本部長である総理大臣による初めての現地視察は14日。同行した県知事もこれが初めて。

今日20日は、毎日16時に開催してきた石川県災害対策本部員会議がない。次は21日16時。
www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/202401j

きのうの会議最後での知事発言から
・会議は隔日開催とする
・20日に穴水町と能登町を視察する
・被害報告は毎日15時1回のみ pic.twitter.com/GtEBsQKpHk

それでいて、8日に、千葉・習志野でパラシュート降下訓練したよなあ。

陸自第1空挺団が「降下訓練始め」 豪英軍初参加 youtu.be/woHvNBMqb9c?si via @YouTube

能登半島の被災地でやればよかったのに。訓練と実戦の一石二鳥だった。(★注、米中対立の台湾有事で離島奪還作戦だと騒いでいたのに、奇しくも能登半島地震の結果、一部では沖縄県の離島と同じ条件が生まれていた)

▼2024年1月
1日1610 地震M7.6
2日
3日
4日 首相テレビスタジオ出演
5日 首相新年会複数
6日 国会議員現地視察自粛
7日
8日 陸自が習志野で降下訓練始め
9日
10日
11日
12日
13日
14日 首相と知事が初めて現地視察

へー、熊本地震で自衛隊は16人を救出したのか。救出と死亡の比率は16/50だ。能登半島地震でも同じ比率で救出できたと考えると、64/200だ。やれば64人救出できたのだが、実際に救出できたのは11人だった。53人が助けを待ちながら死んだ。(ちょっと計算が違う。あとで再計算する) twitter.com/k6QFTSDOCKcRSc

再計算した。救出と生き埋めの比率は16/66だ。24%救出。能登半島地震でも同じ比率で救出できたと考えると、救出した11人分の生き埋めは46人。家屋倒壊で死亡した220人から35人(46-11)を引くと185人。その24%は44人だ。
44人が、自衛隊の救出が間に合わなくて家の下敷きになったまま死んだ。

もう少しエレガントに計算した。
熊本地震での救出/生き埋め比率は16/66だった。
能登半島地震では (11 + x ) / (220 + 11)。
ただし、xは自衛隊が救出できたはずだった人。
両者が等しいとおくと、x = 45人。(★注、ガダルカナル島の「戦力の逐次投入」の大失敗ではなく2016年熊本地震と同規模の自衛隊を派遣していればとの計算。馳浩知事の「邪魔になるから来るな」や岸田首相の6党首会談自粛決定の謎の判断でみすみす助かる45人もの大勢の人々が家屋の下敷きで死んでいる)

熊本地震で人命救助16人の元資料はこれらしい。
warp.da.ndl.go.jp/collections/in pic.twitter.com/nhdnip8DSd

熊本地震と同じ災害派遣を自衛隊がもし能登半島地震でもしていたら、倒壊家屋の下から45人の命が救えた。 togetter.com/li/2298646

今回は、それに加えて、大津波警報に惑わされてしまった。津波に対応しただけで(政府の要人たちが)自己満足してしまったことがあると思います。家屋倒壊の下敷きになったひとを救わなければならない発言が総理大臣から出たのは2日なってからです。 twitter.com/usa_hakase/sta

初めての下敷き発言は2日7時でした。非常災害対策本部の初会合の前に記者ぶら下がりに答えた。 twitter.com/HayakawaYukio/

繰り返すが、最初に設置したのが特定災害対策本部だったことが運命を決めた。非常災害対策本部に格上げして最初の会合を開いたのは2日9時。地震からじつに17時間後だった。政府の初動が遅れたことは否定できない。元日だったからの言い訳は通用しない。

非常災害対策本部の初会合を開いたのは2日9時だった。地震発生から17時間もたっていた。この事実が、今回の災害救援が大幅に遅れたことを如実に物語っている。

#住民が撮った能登半島地震の被災地 】 輪島市の七浦公民館の避難所には仮設トイレが設置されました。給水タンクで避難者や近所に飲み水も提供されるようになりました。 一方、地区の代表は住民の2次避難に向けた交渉をを進めていますが・・・

二次避難をしたその日から食事は有料

東国原英夫氏「これくらいの知識や見識で批判…ガッカリ」“誤情報”拡散のラサール石井にコメント

1月16日 スポーツニッポン新聞社

元衆院議員、元宮崎県知事・東国原英夫氏(66)が15日に自身のX(旧ツイッター)を更新。能登半島地震についての誤情報拡散を謝罪した、俳優・ラサール石井(68)に言及した。

 ラサールは12日、岸田文雄首相の「被災地では寒い北陸の冬と、長引く避難生活により、心身共につらい環境が続いています。またインフラの復旧や住まいの確保にはかなりの時間がかかります。自らの命と健康を守るため、ぜひホテルや旅館などへのより安全な環境へ、積極的な二次避難をお願いします」という投稿に反応。

 岸田首相の投稿は、被災者がホテルや旅館を「二次避難所」として無料で利用できるというものだったが、ラサールは、被災者から宿泊費を徴収すると勘違いしたとみられ、「被災者にそんな金あるか。だったらあんたが金を出して、旅館やホテルを借り上げ避難民を移動させろ。五輪誘致のアルバム作りみたいに、馳浩石川知事に官房機密費から金出してやらせろ」と投稿した。

このラサールの投稿を受けて、岸田首相は13日、あらためてXで「二次避難について誤解を招きかねない、事実に基づかない投稿が散見されていますが、二次避難先は行政で手配しており、避難者に負担いただくことはない その他の誤情報も散見されます。影響の大きいアカウントだから正しいとは限りません。公共機関等からの情報の確認をお願いします」と呼び掛けた。

 ラサールは、この日「正月以来政府の地震災害への対応に怒りを感じる連続だったので、二次避難の呟きにも即反応してしまい、ホテルや旅館が有料であるかのような誤情報を流す結果になりました」とし、「被災地の皆様にはただならぬご迷惑をお掛けしたことを深くお詫びします」と謝罪。最後に「1日も早く平穏な日々が戻りますことを願っております」とつづった。

 東国原氏は、この件を報じたニュースサイトのリンクを添付したうえで「しかし、これくらいの知識や見識で物事を批判してらっしゃるんだ?本当、ガッカリだよ」とコメントした。(★注、小学生低学年限定の「アホいうものがアホ」がピッタリだったスポニチの1月16日デマ記事。呆れたお馬鹿フェイクニュース)

政府ヨイショの元維新の衆議院議員だった東国原英夫には「氏」が付くがラサール石井は呼び捨てのスポニチ

同じ最大震度7の直下型地震だが県庁所在地の2016年熊本地震(安倍晋三首相)と能登半島地震とが日本政府(岸田文雄首相)や県庁(馳浩県知事)、自衛隊など「公」的組織の扱いや態度が違い過ぎるのである。

人口密集地の熊本市を直撃したので被災民の総数では熊本地震の方が多いが、家屋の倒壊での生き埋めの件数では熊本地震の66人中で16人救出に対して能登地震では220人以上(現在でも十数人が行方不明)が生き埋めになるが過疎地の高齢化進んでいて圧倒的なマンパワー不足して何も出来ない。

早い段階から馳浩知事が「道路が混雑するので来るな」との悪質極まるデマを飛ばし、しかも1月5日には首相官邸で与野党6党党首会談を開いて「能登半島の被災地入りの自粛」を決議する念の入れよう。もちろん自衛隊は1万人を用意したのに10分の1の1000人の逐次投入でみすみす助かるものも助からない悪逆非道。挙国一致の大本営発表でヒトデナシを重ねるが、もちろんメディアや有識者は全員知っているが「見ざる聞かざる言わざる」「知らぬ。存ぜぬ」で胡麻化す不真面目。

着の身着のままで逃げ出した避難所の衣食住は無料が鉄則だ。ところが、収入の目途が立たない被災民の「二次避難」を推奨している自民党政府(岸田文雄首相・馳浩知事)は二次避難したその日から食事は有料だった腹立たしい事実をNHKが1月16日夜には報道していた。1月13日岸田文雄首相発言は事実誤認で(現場を知ったうえで喋れば真っ赤な噓)デマだったのである(★注、ラサール石井の方は小さな勘違い程度だが、低能東国原やスポニチは悪意からのデマ拡散)


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根拠不明でも、勝手に言いわけを考えてあげて(←ほめてない)ひたすら政府を擁護する人たち (ルンバよりは賢い積り)
2024-01-21 16:13:47
根拠不明でも、勝手に言いわけを考えてあげて(←ほめてない)ひたすら政府を擁護する人たち ってなんなのだろう?
政府・自公・維新・その仲間たち とはっきりわかる連中ならまだしも、「あんた 政府の なんなのさ」の人たちが、自ら言い訳を考え・推測して擁護する。
これからますます住みにくい国へ、自分たちだけで行ってくれればいいのだが。多くの庶民を道連れにするのだから、たまったもんじゃない。
返信する
ミスディレクション (宗純)
2024-01-23 16:26:44
1月15日の産経新聞
「志賀原発、完全復旧に半年以上 再稼働審査、さらなる長期化も」
とのタイトルで、
>志賀原発は運転停止中だったが、今回の地震で1、2号機の変圧器配管が破損し、外部電源5回線のうち2回線が使えなくなった。変圧器からは約2万リットルの絶縁油が漏れ、一部が海に流出。使用済み燃料を冷やす貯蔵プールの水も飛散し、1号機では一時冷却ができなくなった。<
と地震発生当初の北陸電力の発表より時間が経つと何倍にも被害が大きくなっていた

北電発表の最初の発表は「志賀原発の津波はない」だったが
>今回の地震でも地震発生から約1時間後に最大3メートルの津波が到達したが、原発の敷地は海抜11メートルの高さにあり、さらに4メートルの防潮堤が設置されていたため浸水被害はなかった

最も驚いたのはその続き、
日刊ゲンダイや他のネットメディアが、東電公式発表志賀原発の400ガル弱なのに、
産経新聞では、政府(規制委)発表
>だが、想定外もあった。原子力規制庁によると、地震の揺れの大きさを示す加速度が、原子炉建屋の基礎部分で設計上の想定をわずかに上回った。東西方向の0・47秒周期の揺れに対し、1号機では957(想定は918)ガル、2号機では871(同846)ガルを観測した<
と(北電公式ホームページ)の2倍を超えた数値で、ほぼ地球の重力加速度1G(980ガル)に近い数値だと発表していたこと。
テレビや大手全国紙、馳浩知事や岸田が大慌てしたのは当然だった。今回の不可解な物事の数々には立派な理由があったのである。
信用度低い日刊ゲンダイは書いたが、逆に権威や信用力がある大手全国紙とかテレビ放送が北電発表の志賀原発の400ガル弱を怖がって報じなかったのは当然だった。何とも怖い話である。

何しろ北陸電力の志賀原発がメルトダウンの臨界事故を引き起こしていたのに長い間隠していた悪しき伝統がある

能登地震が起きる半年も前の朝日新聞の記事では、

北陸電力(本社富山市)は、1999年6月18日に起こした志賀原発(石川県志賀町)の臨界事故を約8年間隠蔽(いんぺい)した過去を心に刻むため、去年の2023年から6月18日を「安全と公正・誠実を誓う日」に制定した。

>臨界事故は、停止中だった1号機で手順書とは異なる操作を引き金に起きた。当時の所長らは「公表すると2号機の工程が遅れる」「作業員の被ばくはない」などとして、日誌を改ざんして事実を隠蔽。8年も経った後の2007年3月になって公表し、同社も「北電で最大の失敗」と位置づける。<

との奇妙な記事を朝日が書いているが、これでは北陸電力の公式発表の信用度はゼロ以下。馳浩知事や岸田でなくとも、これでは誰でも怖がります。

8年間も隠し続けた北陸電力の志賀原発1号基の1999年臨界事故を時系列で並べると
2カ月後の1999年9月には志賀原発2号基の着工式典が行われるが、

北陸電力が国内初の臨界事故を隠し胡麻化した、その3カ月後、(2号基着工の1カ月後)
日本国だは初めての茨城県東海村のJCOで臨界事故が起きた。この事故で2人が死亡し、600人以上が被曝した。

それから8年後の、臨界事故を公表して謝罪した2007年当時の甘利明経済産業相は、公表して原因究明していればJCO事故も防げたかもしれない?との記者からの質問に答えて「そういう思いもあります。」と北陸電力の臨界事故隠蔽を厳しく批判していた。2006年の2号基の運転開始を待ってから、北陸電力が8年前の臨界事故の隠蔽を公表しているのですから、時系列的に見て全ての出来事が繋がっている。一体構造なのですよ。

予測できない「地球の時間」能登半島地震と志賀原発
青野由利・客員編集委員
2024年1月20日毎日新聞
東京電力福島第1原発の過酷事故が起きるより前、2000年代当時から直下や近辺にある断層は議論の的だった。これらの断層はどの程度の地震を起こす可能性があるのか、原発はそれに耐え得るのか。一時は運転差し止めの判決が出たこともあり、評価は二転三転してきた。
12年には原子炉直下に活断層が通っている疑いが指摘され、その後「廃炉か」と思われた。

ところが昨年3月、原子力規制委員会は「敷地内の断層は活断層ではない」と判断を一転させた。
昨年11月には現地を視察した経団連の十倉雅和会長が「一刻も早く再稼働できるよう願っている」と前のめりの発言をしている。
そこに起きたのが今回の能登半島地震だ。

地球温暖化や新型コロナ騒動mRNAワクチンなど、科学的な装いを被った奇妙奇天烈摩訶不思議な出来事は、裏では金儲けと繋がっています。人々の欲望を最大限に開放する資本主義(悪魔の碾き臼新自由主義)が末期症状。終わりは明らかです。
返信する
ディスインフォメーション (宗純)
2024-01-23 17:07:25
日刊スポーツは、
立花孝志氏、松本人志裁判に私見「この弁護士がついた時点で…」 SNS上でも話題
と、東京地検特捜部の「陸山会」で小沢スキャンダル捏造で懲戒処分になった辞め検弁護士を選んだ段階で、勝つ気が無い(負け将棋などの形造り)だと予測しています。

この松本人志の代理人弁護士とは、
NHKクローズアップ現代2021年6月1日 (火) “私は売られた” 司法取引・当事者たちの告白
に出てくる、三菱がタイでの公共工事に関連した公務員買収容疑でタイ政府に逮捕された社員側弁護士の田代政弘元検事。悪名高い田代弁護士の名前が出てくる段階で、もはや勝負あり。事件は決着したいたのです。

そもそも司法取引とは組織の下っ端と刑罰の減免で取引。免責することで、犯罪組織の上部(マフィアのボス)を有罪にするものだが、なんと、三菱側と取引して、部下を有罪にしたというものだが、丸っきりのトカゲのしっぽ切り。会社は社員を有罪にして自分を守ったとの何とも不愉快な刑事裁判で、

なんとも唐突感のある松本人志スキャンダル自体が、たぶん、トカゲの尻尾きりで、もっと大きなスキャンダルを隠す目くらまし。たぶん、あの「消えた弾丸」安倍殺しも、その後に起きた「統一協会」バッシングも同じ流れ。猫だましの「赤いニシン」。典型的なディスインフォメーションです。もちろん今の欧米先進国のリベラルメディアの全員が大騒ぎするトランプバッシングも同じ種類のディスインフォメーション。
これ等の数々のディスインフォメーションとはミスディレクションが目的なので、それ自体には何の意味もありません。腹立たしい「猫だまし」の赤いニシン(わざと間違った結論に誘導する偽の手掛かり)

今日、1月23日は第45代アメリカ大統領ドナルド・トランプの共和党予備選挙の節目で、たぶん、私の予測では、1回目予備選3位のニムラータ・ニッキー・ヘイリー姫が二桁の大差でトランプに負けて撤退するでしょう。
元国連大使のヘイリー元サウスカロライナ州知事が地元の3回目の予備選で大敗すれば政治生命を失う大失敗。それならフロリダ州知事ディサントスと同じく、トランプ支持に切り替える
そもそもヘイリーは大統領になれば全ての裁判での恩赦を行うと公約しているのですから、それならドナルド・トランプ大統領の主張する「魔女裁判だ」と思っているのですよ。彼女の両親はインドのパンジャーブ系アメリカ人であるが、州知事なら問題ではないが、アメリカ大統領なら意味が大きく違ってくる。やはり女性で、しかも外国人だった両親では大統領候補としてはハードルが高すぎる。
イギリスのスナク首相は誕生したがアングロサクソンの米英ともがインド人トップの誕生は無理でしょう。まだ時間が早すぎます
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