逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

終わっている日本 小児甲状腺がん2順目だけでも15人総数では127人

2015年05月20日 | 放射能と情報操作
『福島健康調査:甲状腺がん、新たに子供4人 2巡目検査』毎日新聞 2015年05月18日 20時39分

東京電力福島第1原発事故後、福島県が当時18歳以下の子供らを対象に行っている県民健康調査で、1巡目の甲状腺検査で「がん」や「がんの疑い」と診断されなかった子供のうち、2巡目の検査で新たに4人(3月末時点)が甲状腺がんと診断された。18日、有識者でつくる県の検討委員会で報告された。2巡目検査では今年2月に初めて1人が、がんと確定したと報告されており、今回で計5人となった。
2巡目の検査は38万5000人を対象に実施し、3月末までに12万人分の検査結果が確定した。「がんの疑い」と診断された子供も10人に上った。検討委は「現時点で『放射線の影響は考えにくい』というこれまでの評価を改める必要はない」と説明している。
1巡目の検査は、事故当時18歳以下の対象者約37万人のうち約30万人が受診し、3月末現在で99.9%の検査結果が確定。
甲状腺がんと診断されたのは98人で、昨年末時点の86人から12人増えた。2巡目の検査では、事故後の1年間に生まれた子供も加えて実施している。
【岡田英】(全文)

『ウェブサイト記事と微妙に違う毎日新聞紙面の記事。もちろん現実の小児甲状腺がんの事態とは大きく違う』

同じ【岡田英】との署名入り記事なのに、同一のネット上の記事と毎日新聞紙の記事とが何故か微妙に違っている。
そもそもタイトルがウェブ上は『福島健康調査:甲状腺がん、新たに子供4人 2巡目検査』だが、西日本に配布される毎日新聞大阪本社版の見出しは『2巡目で新たに4人甲状腺がん』である。
(紙面では小さな目立たない見出しに続き、もっと目立たない『福島県民健康調査』との、特別小さな活字の小見出しが付いている)
毎日紙面ではウェブ上の記事にはある『1巡目の検査は、・・・』との最後の数行を省略しているが、最も際立った特徴とは『目立たない』ことであろう。とにかく『分からない』のである。
福島検討委発表が行われた日付は月曜日の『5月18日』である。
それなら新聞報道としては同じ日の18日夕刊か、遅くとも19日に報じるので、毎日紙面を隅から隅まで探したが何処にも見つからない。
何回探しても見つからない。福島検討委の5月18日発表の『小児甲状腺がん』記事ですが、ほぼ発見を諦めかけていた5回目で毎日新聞の社会面の隅っこに、やっと見つけることに成功する。
毎日新聞編集部ですが、苦心惨憺、涙苦しい努力をしていたことが紙面から伺われるのである。
完璧なニホン政府(安倍晋三)のアンダーコントロール下にあるマスコミですが、不完全でしかもわずかでは有るが厳しい検閲をかいくぐって情報の断片は漏洩する。
17日からマスコミ各社は全員が馬鹿馬鹿しい橋下徹の大阪都で大騒ぎしていたが、多分フクシマを報道しなくて済む絶好の『口実』(言い訳)として最大限利用していたのであろう。


『驚くべき数字。もう駄目だ!』2順目だけでも15人、小児甲状腺がん総数では127人

甲状腺がん5人に=子供の検査2巡目―福島県
東京電力福島第1原発事故を受け、当時18歳以下だった県民を対象に実施している甲状腺検査について、福島県は18日、2巡目の検査で3月末現在、15人が甲状腺がんやその疑いと診断されたことを明らかにした。このうち手術を受け、がんと確定したのは5人。
 福島市で同日開かれた有識者検討委員会の会合で県が報告した。15人のうち14人は、1巡目の検査で異常なしと判定されていた。
 検討委の星北斗座長(県医師会常任理事)は記者会見で、原発事故の影響は考えにくいとの見解を維持。「多いとか少ないとか議論する段階ではない」と述べ、2巡目が終わった後に改めて評価する考えを示した。
 2巡目の検査は、事故当時母親のおなかにいた子供を新たに対象に加え、昨年4月から実施。約38万5000人のうち、約12万2000人の結果が確定した。
 県は会合で1巡目の結果も提示した。3月末現在で112人が甲状腺がんやその疑いと診断され、がんが確定したのは98人。受診率は81.5%だった。
5月18日(月)  時事通信

がんは年寄りの病気であり、子供がかかる『小児がん』は非常に珍しい。人口が3億人を超えるアメリカの小児がんは年間2000人程度。(15万人に1人)
甲状腺は小さな臓器であり、すべての悪性新生物(がん)のうちでも甲状腺がんは1%程度(女性では2%、男性は0・5%)なので単純計算すると1500万人に1人程度が小児甲状腺がんが(原発の放射能とは無関係に)自然発生でも発症している。
人口が1000万人のベラルーシは福島県(200万人)の5倍の人口だが最大のチェルノブイリ原発事故から9年目の1995年度でも二桁以内に止まっている。 


(『未練がましい質問ズラリ』との、ズバリ核心部分を突いた素晴らしいタイトルの付いた日刊ゲンダイの橋下徹引退宣言の記者会見の写真)

『橋下引退を必死で引きとめるマスコミの怪』

『橋下市長「政界引退」に大メディアが“茫然自失”だった理由』

2015年5月18日
都構想が否決された橋下大阪市長は午後11時過ぎから記者会見に応じたが、リーガロイヤルホテルの会見場は意気消沈した記者であふれていた。
NHKが反対派の勝利を報じた瞬間にはどよめきが起きて、「なんで、こんな僅差なのに打てるんだ?」という声も出た。そんな中で始まった記者会見で橋下市長が政界引退を明言すると、未練たらしい質問が続いた。
「負けたとはいえ、60万票の期待があるんじゃないか」「(市長任期が切れる)今年の12月には劇的な変化が起こっているかもしれないが、その場合はどうするのか」「10年後、20年後に期待が高まったらどうするのか」
揚げ句は「140万人が投票して、たった1万票差でいいんですか。悔しくないんですか」なんて質問まで飛んでいた。
橋下市長は「もう一度2万%出ないって言わせたいんですか」などと笑っていた。
メディアがこれだけ未練タラタラなのは橋下市長の記者掌握術のうまさだけでなく、橋下市長は視聴率を稼げる男だという現実がある。テレビ局の幹部は「大阪都構想が否決されると困る。他に数字を稼げる政治家はいないから飯の食い上げだ」と橋下勝利に“期待”していた。だからこそ、都構想賛成の報道が多かったのだが、大阪市民は冷静だった。金儲けしか頭にないメディアは今や、茫然自失である。
2015年5月18日 日刊ゲンダイ

『マスコミによるマスコミのためのマスコミの子供騙しのお粗末で低級な馬鹿騒ぎ』

政治学者の山口二郎元北海道大学教授など、政治問題に詳しい有識者ほど理解出来なかった不思議な橋下現象ですが、その裏の顔を今回の18日付日刊ゲンダイほど正しく報じたものは無いでしょう。
『橋下劇場』ですが、最初から最後までマスコミと橋下との二人三脚での馬鹿騒ぎ(マスコミの自作自演の政治ゴッコか猿芝居)であったのです。
19日の毎日新聞コラム『余禄』で橋下徹が政界引退会見で、『敵を作る政治家がずっと世にいるのは有害だ』とか、『僕はワンポイントリリーフ、権力なんて使い捨てでいい』との決め台詞で、橋下劇場の終演を締めくくったと書いている。
毎日新聞の余禄氏は『終焉』では無くて『終演』の文字を使っているが秀逸である。
正体不明の大阪都の中身については大阪府知事時代の橋下徹は、なんとも露骨に『大阪市の金と権限を毟り取る』と正直に語っているが、これ以上に分かり易い『大阪都』の説明は無いであろう。
日本の最大の国難であるフクシマの核事故の隠蔽に狂奔するマスコミ各社ですが、17日に発表された小児甲状腺がん報道する代わりに、延々と橋下徹の政治遊びを飽きるほど流していた。

『ちかごろ都に流行るもの、夜討ち、強盗、にせ綸旨、めしうど、早馬、 虚騒動(そらさわぎ)・・』

二条河原の落書ではないが、余りにも政治が幼稚すぎる。マスコミと安倍晋三の二人三脚による偽綸旨や虚騒動ばかりで、なんとかして目の前の破滅を誤魔化しているのが現実である。何時まで低級で御粗末な猿芝居を続ける心算なのだろうか。不思議でならない。
ドイツの社会学者マックス・ヴェーバーの『職業としての政治』による『国家の定義』によれば、警察や軍隊などの正当性を主張する暴力装置(暴力手段を合法的に独占していること)であるが、このヴェーバーの定義で一番肝心な部分は『正当性』(合法性)である。
『政府が正しい』とは、意味として『母親が女だ』と言っているようなもので、絶対条件なのです。例外が一つでもあってはいけないのである。
それなら、今の日本のように、国家(政府)が繰り返し繰り返し見え透いた子供騙しの嘘をつく様では最早国家とは呼べない。国家として最早完全に終わっているのである。
『一巡目』(事前調査としてのスクリーニング検査)が2014年8月に『終了した』として最終発表が行われている。
3・11のフクシマの核事故から4年目を迎える2014年末には、小児甲状腺がんの『二順目』分として、その『調査結果』が福島県検討委から初めて発表されている。

『福島県検討委の小児甲状腺がんの発表を露骨に妨害した安倍晋三(自民党政府)』

2012年12月16日に民主党から政権を禅譲(大政奉還)された自民党(安倍晋三)は2年後の2014年12月14日に総選挙を実施すると言う国家規模の『猫騙し』を決行して、マスコミや国民の目から小児甲状腺がんの真実を隠蔽したのである。(基本的に我が日本国は投票日は休日の日曜日と決まっているので2年前の総選挙と日付が微妙に違うが最も接近している)
2014年の8月24日には福島検討委が県民健康調査の『1順目が終了した』と発表している。
『一巡目』はスクリーニング検査であり『原発事故とは無関係で、元々あった小児がんが見つかっただけ』との建前で、不真面目にも三桁にも及ぶ小児甲状腺がんの爆発的発症を誤魔化そうとした。
この去年8月24日の検討委(1順目の最終報告)の言い分が正しいなら、それ以後(2順目)の小児甲状腺がんは一人でも出れた自動的に原発事故の放射能被害であり、日本国は御名御璽。
既に御臨終で『終わっている』である。

『特別国会(首相指名)の翌日だった小児甲状腺がんの二順目の最初の検討委発表』

小児甲状腺がんの『最後の一巡目の発表』が8月24日だった。
総選挙後の首班指名の特別国会が2014年12月24日であり、福島検討委発表の二順目の初回分(通算なんら10回目)、前回8月24日発表から4ヶ月後の検討委発表が翌日の12月25日に設定されている。
余りにも『隠蔽』の手口が露骨で稚拙なのですが、何故か成功しているのか一般市民が少しも騒がない。何とも不思議で不気味な沈黙である。
誰も騒がない原因ですが、マスコミが一致団結して、一切報道しないので騒がないのである。
『アベノミクスを問う』とのスローガンの総選挙の終わった直後の12月25日には、小児甲状腺がんの2順目の『最初の発表』が行われていた。
ところが、マスコミは全員挙国一致で、前日の12月24日に行われた2回目の安倍晋三の首班指名と新閣僚の人選の話だけで、肝心の『小児甲状腺がん』は報道しなかったのである。
1巡目検査では『問題ない』とされた表面的には健康な子供達4人が、短時間後の2巡目検査で小児甲状腺がんが発症していた。
健康体が1年で末期がんが発症した福島第一原発の吉田所長と同じ最悪の出来事が起きていたのである。

『今までの福島第一原発事故後の、小児甲状腺がんの発症状況(一巡目)の推移』

(1)
小児甲状腺がんの一番最初(一人目)は2012年9月11日だった。
3・11福島第一原発事故の発生から、丁度1年半後の2012年9月11日に福島県の18歳未満の子供たち対象の甲状腺検査で『初めての小児甲状腺癌がん』と発表されている。(2011年度以前、長い間福島県では『ゼロ』が続いていた)
(2) 
二回目の発表は 2ヶ月後の11月17日だった。
二人目の小児甲状腺癌の発生で大慌て。大混乱に陥ったのである。
11月の時点では『二人目の小児甲状腺がん』発症の事実を隠して、あたかも『8万人分の検査で最初の一人が見つかった』かのように、挙国一致の大政翼賛会状態で、マスコミ全員が口を揃えて偽装発表している悪質さ。
『一人目の小児甲状腺がん』との福島県当局の大本営発表は真実とは程遠い真っ赤な嘘であり、日本国のマスコミ総がかりの悪質極まる印象操作である。
日本のマスメディアが大混乱に陥っていた隙間を付いて、野田義彦が突如解散を宣言して12月16日総選挙に突入、大敗北を喫する。
(3) 
3回目の発表は前回から3ヵ月後の2月13日だった。
政権交代で成立した安倍晋三は マスコミが北朝鮮の核実験一色で大騒動になっている隙を突いて2月13日に小児甲状腺がん『3人確定』と真っ赤な嘘の発表をする。(事実は『疑い7人』と合わせて10人が発症していたが、新聞号外が出る騒ぎで誰も気が付かない)
(4) 
4回目の発表は前回から4ヶ月弱の6月5日だった。
福島県の県民健康管理調査で、1次検査の結果が確定した約17万4千人の内、18歳以下で甲状腺がんの診断で『確定12人、疑い15人』合計27人が発症と発表した。福島県の18歳以下の子供の数は36万人。
(5) 5回目の発表は前回から2ヵ月後の8月20日だった。
東京電力福島第1原発事故の影響を調べている福島県の県民健康管理調査で、甲状腺がん『確18人、疑い25人』合計人数43人と発表する。
ところが、同じ情報源の筈なのに朝日新聞では総計が18プラス25の『43人』ではなく、一人多い『44人である』と繰り返す。東北地方では有名な妖怪『座敷わらし』が現れたのである。
(6) 
6回目の発表は前回から2ヵ月後の11月13日だった。
毎日新聞は『福島原発事故:甲状腺がんの子、8人増え26人に』と題して、他紙とは大違いで、福島県検討委の言う『確定』の意味が、子供達の甲状腺の全摘出手術であるとの『恐るべき真実』を伝えている。
朝日新聞は子供の数が一人多い『恐怖の座敷わらし』で、『計59人で甲状腺がんやその疑いありと診断された』と他紙よりも一人多い。
(7) 
7回目の発表は前回から3ヵ月後の2014年2月7日だった。
前回の2013年11月12日の福島県検討委発表(確定+疑いの合計が59名)は、曲がりなりにも日本国のマスコミ各社が、誰にも気が付かないように小さく報道した。
ところが2014年2月7日発表の福島県の小児甲状腺がん(確定+疑い)75人になった事実は誰も怖がって報道しない。
アルゼンチンのブエノスアイレスのIOC総会での『アンダー・コントロール』発言は大嘘だったが、原発とは違い『マスコミ』の方は完全に安倍晋三がアンダー・コントロールしていたのである。
(8) 
8回目の発表は前回から3ヵ月後の5月17日だった。
ところが報道しない。大騒ぎしていたのは『鼻血騒動』で30年続いていた『美味しんぼ』の5月17日発売号での掲載中止(実質的な発禁処分)が発表されている。
福島県検討委発表から遅れること2日。それまで報道しなかったが、5月19日『確定50人、合計では90人』と一斉に流しだす。
(9) 
9回目の発表は前回から3ヶ月後の8月24日である。
合計人数が104人と、とうとう三桁に達した福島県の甲状腺検査の発表とは、丸っきり国家ぐるみの詐欺であり、余りにも御粗末な21世紀の大本営発表。
『県内を一巡』とは誇大宣伝かハッタリである。
一巡どころか実は検査したのは全体の8割であり、2割の子供達は丸々甲状腺検査から取り残される杜撰さ。
今回はなんと、原発周辺の13市町村と沿岸部と中部の中通りと会津若松地域とに分けて地図まで添付して、『地域差が無い』ことを印象操作しているのですが丸っきりのヤブヘビである。
フクシマ原発事故から1年目の福島第一原発周辺の双葉町や大熊町飯館村など最も放射能汚染が酷い13市町村と、3年目の一番汚染度が低い会津地方やいわき市などとの発症率が『同じ数値』なら、自動的に放射能被曝の大小で天文学的な大きな違いが存在していたことが証明されて仕舞うのである。

(以後は『福島県検討委の二順目』との発表数値)

(10)
10回目(二順目では初回)の発表は、前回発表から4ヵ月後の12月25日だった。
マスコミが『アベノミクスを問う』とのスローガンの総選挙(2014年12月14日)の検討委員会で前回の甲状腺検査(1巡目)では健康とされた4人が小児甲状腺がんと診断されていた。
(11)
11回目(二順目では2回目)の発表は前回から3ヵ月後の2月12日である。
『県の甲状腺検査で、事故直後から3年目までの1巡目の検査では「異常なし」とされた子ども1人が、昨年4月から始まった2巡目検査で甲状腺がんと診断が確定したことが11日、関係者への取材で分かった。また、がんの疑いは7人になった。』と発表される。
1順目の検査以降に、新たに福島県では合計8人の子供達が新たに甲状腺がんが発症したのである。
(12)
12回目(二順目では3回目)は5月17日。今回もまた新たに4人が発症している。合計では二順目だけでも12人。一巡目の104人を加えると福島県の小児甲状腺がんの合計人数が、116人にもなる。

『ところが、ニ順目の発表(時事通信)では今までの数字が間違っていた。!?!?』

ところが、2015年5月18日の最新の検討委発表では。1順目合計は112人(甲状腺全摘出で小児がんが確定した人数は98人)であると時事通信が伝えている。
時事通信の5月18日(月)記事では、福島県の小児甲状腺がんの総数は、2順目だけでも15人にも達すると報じている。
1順目の合計人数の112人に、矢張り18日付け時事通信の2順目の15人を加えると、総数では127人である。
日本中のマスコミが維新の会の橋下徹の仕掛けた大阪都構想の住民投票(5月17日)に騒然となる最中にひっそりと誰にも知られすにフクシマの放射能被害の、小児甲状腺がんの発表が行われる。
今までの発表の合計数値の116人と、今回の5月18日の時事通信の合計数(15人+112人=127人)とが一致していない。
検討委かマスコミか。何れか一方が、あるいは両方が大混乱に陥っているのであるが、最早断末魔の日本ですが、末期症状が極限まで達しているのである。 

2順目の検査ででた小児甲状腺がん15人ですが、1順目の検査の結果では、A1が8人、A2が6人。B判定が1人。
時事通信の記事では、『約12万2000人の結果が確定した』とあるが、この数字は甲状腺学会が定めている12項目のガイドラインから福島県検討委が勝手に血流など大事な4項目を抜いた簡易な1次検査の人数で、精密な二次検査の人数ではない。
本格的な甲状腺検査の2次検査の対象者は1043人。今回の修了者は593人(56%)で15人の甲状腺がんが出ている。

コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 謎だらけ秘密だらけの東京電... | トップ | 「あしたのジョー」のクロス... »

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ホントは橋下のボロ負け (kumaboon)
2015-05-19 15:17:40
今回は自公が反対に廻ったので “接戦、僅差の敗北” ということで手打、と勘ぐるほうが辻褄が合う。ボロ負けが晒されるより僅差を強調し、次回逆転の足固めをするシナリオの方がマスコミの動きと整合性が取れる。
橋下や維新のご主人様が市場原理主義グローバリスト一味と考えれば潤沢な資金源も理解できるし。
返信する
勝者の居ない戦国時代 (西崎故郷)
2015-05-20 08:29:28
初めまして、F1「=フクイチ」の状況が良く判らぬまま推移してますね。
色々と調べれば調べる程、史上最悪の事故と不手際の応酬だと言うことが感じられます。
どういう行動に出れば良いのか解りませんが、このまま静観して将来有る子供達に託すのは如何なものか?とは思います。
この「仮想敵」との戦いは、第一にシビリアン・コントロールでしょう。
次に政治の方向・志向を変える重要性・・・まずは投票率・・・国民ひとりひとりが諦めずに、この問題から目を離さずに対峙する事。
100年後に残せる、「良い国」の在り方を・・・と言っても、「勝者」には誰一人成る事の無い、戦いですが。
私にも、もう少し位は役に立ちたいと思います。
これからも、このテーマをお書き続けられる事を期待しています。
返信する
幾ら数えても、人数が合わない (宗純)
2015-05-20 16:43:34
kumaboonさん、西崎故郷さん、コメント有難うございます。

福島県の健康調査での小児甲状腺がんの人数では、朝日新聞だけが子供の人数一人多い座敷ワラシ状態なのですが、
今回の5月18日発表では、もっと大掛かりの座敷ワラシ状態になっている。子供達の人数の合計数字が合わないのですよ。
東北地方は座敷わらしの本場とは言え、もう無茶苦茶。
原因ですが検討委の発表もおかしいしマスコミの発表はもっとおかしい。なんとかして真実を隠そうとして無理に無理を重ねた結果が現在の状態なのです。
これについては、ブログ記事が余りにも長くなりすぎたのでもっと簡略な分かりやすい記事にして、再度書き込む心算です。

橋下ですが、ヤクザの勝負師でなくても誰でも勝負に負ければ悔しい。
ところがマスコミが提供している橋下徹ですが、終始にこやかに笑っている。
住民投票に負けて、本人は案外嬉しそうですよ。本職のチンピラヤクザのタレント家業に戻る算段なのでしょう。政治家ですが、基本的に儲かる商売ではない。タレントなら政治家の一桁以上のギャラが手に入ります。政治家の収入とは根本的に違っている。

橋下の政治家ゴッコの卒業で、一番ガッカリしているのはマスコミらしいのですよ。
二番目に茫然自失で、呆然としているの維新の議員たち。
この連中は橋下がいたから選挙で勝てたのです。引退すると選挙で勝てない。
今回は期日前投票も記録破りの盛況で,17%にも上ったが,
一番の違いは橋下を支持する若い世代が大勢投票したこと。
若者の記録破りの投票率アップで、投票場所の雰囲気が大きく違っていたとの感想を持った報道陣も多いのです。

それにしても不思議な選挙でしたね。
何しろ衆参の国政選挙よりも遥かに盛り上がっていた。
もう一つ不思議に思ったのはNHKの出口調査でも開票速報でも同じで、終始賛成が反対を上回っていたのですよ。
ところが、何故か最後には反対票が10000票上回る。
そういえば、日本版CIAのあの孫崎享は投票よりも,その集計システムの『ムサシ』の意識的な運用による、票数操作を日本では唯一示唆していますね。嘘かまことかは不明だが,日本の信用度が極度に落ちているのだけは間違いないでしょう。
返信する
「わからない」のは頭が悪いのか、間違っているのか (KAWA)
2015-05-20 17:30:13
確かに朝日新聞の報道では、「甲状腺がんが確定したのは計103人」「がんやがんの疑いがあるとされた人は1巡目112人、2巡目15人で計127人」となっています。
しかし、記事全体では文章があまりに複雑すぎて他社との数字の違い以前に、いったい何を報道したいのかがまずわからない。おまけに、今回初めてだと思うのですが、「大岩ゆり」さんの署名入り記事になっています。それだけ重要な情報だとの判断が社としてもあるんでしょうが、できるだけ目立たないような配慮も伺えるのです。
単純に私の頭が悪いだけなのか、何かをわざと誤魔化しているのか。
ただ単に社としてのアリバイ作りなだけかもしれませんが。
返信する
この結果を見ても日常が平穏だという怒り (ジョニー)
2015-05-21 10:45:28
お初です。この結果を新聞で読んでびっくりしました。
ところが新聞というのは、有識者のごまかしの意見を載せて、問題ないとのたまわっています。
この記事に、福島から怒りの声が普通の人から上がらないのが不思議です。苛立ちおぼえます。

しかし、その前に恐怖を覚えます。9552
返信する
空気を読んでいるのか? (こうじかび)
2015-05-21 12:24:48
私もジョニーさんと同様で、以前なら大騒ぎになりかねないことが、政治家やほとんどのマスコミが無視同前なのが理解できません。

よもや多くの政治家がこの事実を知らないはずはないと思うのですが、一体どうなっているのでしょうか?脱原発を争点にしたいなら、かなり有力な事実だと思いますが…
そういうポリシーの政党ですら持ち出しません。

恐らくは支配的な空気に多くの人間が従っているのではないでしょうか?なぜ日本人が無謀な戦争を続けたのか分かるような気がします。誰もが「王様は裸だ」と言い出せないように思います。
返信する
誰でも良いから、分かる様に説明して欲しい (宗純)
2015-05-21 15:59:24
KAWAさん、ジョニーさん、こうじかびさん、コメント有難う御座います。

今の日本の現状ですが、・・・丸っきり理解することが出来無いので、ほとほと困り果てているのですよ。
政界では一番左の共産党が穏健保守に堕落した、それ以外はもっと右側になって極右ばかりになっている、と以前の記事に書いたのですが・・・
今の福島県の小児甲状腺がンの爆発を隠す日本共産党(赤旗)ですが、これでは穏健な保守とは到底呼べず、極悪非道な極右のファシストもどきですよ。安倍晋三はもちろんのこと、志位和夫も万死に値するでしょう。

KAWAさん、ジョニーさん、こうじかびさん、など、私たちには明確に見えているのに、それ以外の人々には見えないらしいのですよ。
しかし、見えないはずは無いのです。
見えているが、あえて無視しているのでしょうが、これでは助かるものでも助からない。

正常性バイアス+集団同調性バイアスの相乗効果
2013年08月28日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/74d576b9f252642bc17b51e135bbd587

人類は数百万年もの長い間利害が一致する血縁関係にある数十人以下の少人数の共同体で生活していた。
(相手が家族とか親族の場合)
疑わしくて『納得できない』場合ても、他人の言葉を『とりあえず信じる』ように進化した。
石川 幹人よると、社会全体では『疑う心』は常に少数の例外である。
親しい少数の人間集団では一々相手の言葉を疑うよりも、『人を信じる』方が圧倒的に有利なのです。
ところが近年(数千年前)になって血縁関係に無い巨大な人間集団(社会とか国家)が出現してくる。
共同体内でも支配被支配の上下関係が生まれ、利害が相反するにもかかわらず、人類は以前の『とりあえず信じる』モードのままなので、子供騙しの見え透いた嘘でも多くの人々が結果的に騙される。
荒唐無稽にも思える石川 幹人の『人が騙されるのは人類の進化の過程である』(社会の進化に人類の進化が追いついていない)との進化心理学ですが、3・11以後の政府や東電のお粗末過ぎる嘘八百を信じる多くの人々を見ると、俄然信憑性がでてくるから不思議である。
普通の大人なら絶対に信じないであろう無茶苦茶が、現在平気でマスコミが垂れ流し多くの人が疑うことなく信じている様は、悲惨すぎてとても正気とは思えない。
一億総痴呆状態なのである。
今の日本国の状態は『人類とは、そもそも信じる(騙される)ように進化した生物だった』とでもしないと、到底説明が付かないのです。
返信する
オリンピック中止が中国と戦争状態に (今日も放射脳日和)
2015-05-21 18:16:38
台湾政府が日本産の食料品の輸入を禁止しました。
放射能汚染しているからです。その日本国内では検査規制を撤廃しようとの動きがあるとも聞きます。先の大戦のカミカゼ(特攻隊のこと)にも勝るとも劣らぬ日本人的発想ですね。

放射能廃棄物に等しい物が食料品として
流通している日本でオリンピックはありえないでしょう!
オリンピック中止は内々に政府に事前通告されるので、その時点で中国と戦闘状態に突入して国民を騙くらかす。
返信する
Unknown (奥山)
2015-05-25 17:28:09
福島の症例についてこちらがまとめています。まずいかんじです。
http://d.hatena.ne.jp/sivad/20150522/p1
返信する
YESかNOかの、二者択一 (宗純)
2015-05-27 13:46:20
今日も放射脳日和さん、奥山さん、コメント有難うございます。

フクシマから4年が経過した現在の日本国ですが、小児甲状腺がんが爆発的に発症している。
この現状ですが、フクシマの放射能被害の事実を日本政府として認めるのか。
それとも『知らぬ。存ぜぬ』と、あくまで白を切りと通す気なのか。
この場合には富士見産婦人科事件と同じで、小児甲状腺がんは過剰診療になる。
この二つに一つの二者択一問題なのですね。もちろん放射能被害を認めれば2020年のオリンピックは自主的に辞退した1940年の二の舞。
過剰診療なら、国家ぐるみの大スキャンダル。どちらに転んでも大騒動なのです。

よく似た例では、安倍晋三首相は、アメリカ上下両院総会でも『先の大戦を痛切に反省して、云々』と繰り返し表明する。
ところが、ですね。
日本の国会では、『侵略戦争だった』とも、『間違った戦争だった』とも絶対に言わない。
党首討論で日本共産党の志位委員長が具体的にYESかNOかと、二者択一で迫っても矢張り答えを濁して逃げ回る。
安倍晋三は、矢張り答えないのです。
答えない理由は簡単で、日本の侵略や『悪い戦争』を認めると、自分が今まで否定していた自虐史観になって仕舞うので、言いたくても口に出せないのです。
しかし、はっきり言わないと、前回の大戦ではドイツイタリアと組んで世界征服を夢見て大失敗したので、
痛切に反省して、今回は負けないように唯一の超大国アメリカと組んで、世界を仕切るのだと言っているように聞こえますね。
これではアメリカは良いが、その他の国が怒るのは当然で、ロシアのラブロフ外相が5月19、日本を名指して、
『第2次世界大戦の結果に疑いを持つ唯一の国だ』と猛批判しているし、
中国は、ヒロシマナガサキ訪問の項目に対して、
『戦争の加害者である日本が、被害者面をしている』と猛反発して、被爆地訪問の項目を潰している。

このように、YESかNOかの、二者択一問題では、言葉を濁すと余計に揉め事を抱え込むことになります。
ですから、検討委が独自に『放射能被害を認める』と言わないと、過剰診療を認めたことになり、
過剰診療を認めないなら、自動的にフクシマの放射能被害を認めたことになります。
これは、極単純な話なのです。
返信する

コメントを投稿

放射能と情報操作」カテゴリの最新記事