逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

哨戒艦沈没、迷宮入り狙う韓国の思惑

2010年06月15日 | 東アジア共同体

『第三次黄海南北海戦?はあったのか』

哨戒艦天安沈没事件ですが、実際に南北朝鮮の海軍同士の軍事衝突が5月20日韓国軍合同調査団報告書のとうりに『あった』のか、?
それとも『無かった』のか?実に興味深い。
先ず、韓国軍民合同調査団の結果が正しい(南北軍事衝突があった)として、
それなら何故、3月26日の天安艦沈没当時、『北』と『南』の両当事者と韓国軍の統帥権を握るアメリカの三者が口裏を合わせたかの如く、(隠す事が難しい)明確な軍事衝突の事実に対して沈黙して隠蔽しょうとしたかの謎が、矢張り一番の問題点(疑問)でしょう。
(この問題でアメリカは軍が軍を攻撃したのであればテロとは言わないと発言しています)

『撃沈にしては不思議すぎる北朝鮮の態度』

南北海戦が本当に起こり『北』の攻撃が成功(勝利)して何故黙っているのか。?
これは説明がつき難い。
特に、アメリカや韓国側が『魚雷で無い』と公に発表してしまった後でなら、尚更北朝鮮の宣伝効果は何倍にも倍加するので、今回の態度(勝利の沈黙?)とは正反対に南北軍事衝突で『挑発してきた南の傀儡軍哨戒艦撃沈』と大宣伝した可能性の方が高い。
これが最大の謎です。
今までの態度とは根本的に違いすぎて話の前後の辻褄が全く合わないのです。
北朝鮮はすでに安保理に対し天安沈没で韓国を批判する内容の書簡を提出しているが、6月11日新たに2通目の書簡を送り、北朝鮮が安保理に対して自国を韓国の謀略事件の被害者として『協議要請』を行う事態にまで発展している。
もしかすると安保理としても国連加盟国の(北朝鮮)提案を門前払いもできず、中国が提案している朝鮮戦争休戦委員会による米中南北朝鮮の4カ国合同再調査に同意し、(韓国側がもっとも望まない)今回の韓国軍の全ての謎の解明に賛成するかもしれない。

『穏便に幕引きしたい南(韓国)』

今回『南』だけは6月10日韓国軍監査院中間報告で軍と国防部の主要指揮部25人を摘発し、懲戒など適切な措置を取るよう国防部に通達したと発表する。
3月の沈没時に韓国軍の信じられない不手際と情報の隠蔽が言われているのですが、失敗した方(南)が事件当時に隠すのは動機として有りえても、成功した方(北)が隠すのは矢張り動機が成り立たない。
今韓国の国会では、『北の魚雷攻撃である』と断定した例の韓国軍合同調査団報告書が大問題に成っています。
韓国軍が一般に公開している調査結果は日本語に訳したら前文を入れても3100字A4用紙で4枚に納まる程度の内容の少なさなのです。
ところがクリントン国務長官の5月の訪中時には韓国側から『400ページからなる徹底して専門的な報告書を受け取った』と記者団に語っている。
ところが韓国政府は今でも国会答弁で4ページが全部だとの態度を崩していない。(4ページ以上は出さない?)
韓国政府の言葉が正しいならクリントンの受け取った『400ページの精細な調査報告書』とは何だったのか。?
謎は深まるばかりです。
時事通信によると、
韓国外交通商省の千英宇第2次官は8日、哨戒艦事件の国連安保理での対応で北京入りしたが、
『哨戒艦沈没事件に関する国連安保理の追加的な制裁決議は実益がない』、『制裁を含まない非難決議を求めていく』と記者団に語っているのですが、日本の鳩山由紀や、今度の管新総理とは大違いです。
完全に幕引きを計っていますが、なるべく穏便に制裁にならない様に北朝鮮に気を使っているのですよ。
韓国軍も政府も今回の監査報告で幕引きしたいのでしょうが、韓国の野党側はそれでは済ますはずが無い。
終わらしたい韓国政府と、解明したい野党民主党(前ノムヒョン政権)と、追及したい北朝鮮政府の三つ巴様相で、もうミステリー以上に面白い展開で誰が勝ちそうか、展開から目が離せない。

『違いすぎる3月時点の発表と、6月の発表』

3月沈没当時の、鳥の影に76ミリ艦砲を百数十発発射とは、鳥の羽音に怯えて敗走した平家の故事を連想させる話で、当時から信憑性は疑われていた。
発表どうりの本当のことなら軍隊としては物笑いです。
今度の6月10日監査の報告ですが、北の半潜水艇との発表ですが、この潜水艇は工作員を秘密裏に運ぶ為に二重のハッチを持ていて浮上せず潜水状態で工作員が出入り出来る特殊な構造になってい忍者のような秘密工作船で戦闘艦ではないので武装はしていない。
韓国の日本海岸側で座礁した潜水艦は前方に元々あった魚雷発射管を溶接で塞いでいて、工作員の運搬など隠密行動に特化した構造です。
発見して韓国軍哨戒艦が砲撃して取り逃がしたとしたら大失策で、通常は考えられない。
何故ならこの半潜水艦は潜水中は極度に船足が遅く、高速の哨戒艦には太刀打ちでず、到底逃げ切れないのです。
(沈没事故現場は潮流が早くて、半潜水艦では行動不能であるとして3月沈没時点では可能性が完全否定されていた)
半潜水艦は運動性能が潮流にも負ける程度しかなく速度が違いすぎて、勝負にはならない。
高速の哨戒艦が遅すぎる半潜水艦を逃がすとは、亀に追いつけないアキレスと同じですから、今度の監査が正しいとしてもやっぱり韓国海軍は世界の物笑いですね。

『自己完結型の組織である軍隊(国家の中の国家)と隠蔽体質』

日本の関東軍と同じで、何か大事な事を韓国軍は隠しているのですよ。
日本の今の自衛隊でも、政府に報告発表した事実は自分に都合の良いことだけで不味い事は意識的に伏せられている。
つい最近の中国艦隊の艦載ヘリの日本のイージス艦への異常接近のマスコミ報道ですが、
最初に起こった場所は中国本土の艦隊母港の直ぐ側で、中国側は駆逐艦二艘と潜水艦が二艘。後は補給艦などの非戦闘艦です。
これに対して日本側はP3C哨戒機や世界最強のイージス艦が2艘も数キロの至近距離ピッタリと張り付いてストーカー(嫌がらせ)行為を働いていた。
この事件はマスコミ発表は悪質なプロパガンダで、自衛隊の自作自演の緊張状態の演出です。
本当に監視対象に異常接近する、これが自衛隊の通常の監視行為であるとしたら日本の海自は全員が極度の難聴で老眼だった事になるが、本当なら世界の物笑いでしかないでしょう。
監視行動とは一定限度離れて行うもので、日本の海自の様なぴったり密着する方法は痴漢の『変態行為』に等しい嫌がらせである、としか世界の軍事常識からは見られない。

『沈黙する(一次資料を出さない)韓国軍を信じる、不思議な態度』

今度の韓国軍監査の報告も、信憑性は低すぎる。
何故なら一次資料を韓国軍は全く出さないのですよ。
3月当時の鳥の影の方が正しいのか、?今回6月の半潜水艦の方が正しいのか、?
何れであるかは、当時発砲した哨戒艦束草(ソクチョ)のレーダーやソナーの記録か、艦隊本部との通信記録を出せばいっぺんに判明するのです。
しかし絶対に出さない。
天安沈没も、天安艦と艦隊本部との通信記録の開示が全く無いのですが、事件当時のマスコミの第一報は『座礁した』だったのですよ。
航路の記録も操船記録も何にもなし。韓国軍は全てを隠して誰にも見せない。
追求されて韓国野党国会議員に船体を見せたが、専門家の随行は禁止する徹底ぶりで、これでは韓国軍は疑われても仕方がないでしょう。
もともとの軍民合同調査団の発表が4ページ程度のお粗末極まる代物で、到底46人もの大勢が死んだ『事故報告書』などではなく、単なる『軍の』宣伝広報のチラシ程度ですね。

『韓国民主化後に、繰り返される南北軍事衝突の怪』

沈没海域は境界線が双方の言い分が食い違っていて年間20回程度も領海侵犯騒動が繰り返し何回も発生する場所であるが、何れも小競り合い程度で納まり『紛争』自体はそれ程珍しい事ではない多発地帯である。
しかし今回のような武力衝突になって船が沈没し犠牲者が出るのは過去に『3回』だけで、見方を変えて考えれば『実に少ない数字』とも考えられる回数なのです。
(それ以外にも去年11月に哨戒艇が韓国軍の砲撃で大破するも自力で北に帰港し、沈没は免れている)
境界線の合意がない一番問題のある危険な海域で、『南』朝鮮にも『北』と同じ程度の悪質な軍事独裁政権が存在して光州事件のような自国民を大量虐殺するやら、南北双方が拉致や破壊工作に勤しんでいた危険な軍事緊張が続いていた時代の方が、軍事衝突による沈没(撃沈)は半世紀間の長期間一回も無かったのです。
戦時(朝鮮戦争)を除けば驚く事に軍艦の沈没、撃沈は全てが韓国民主化の後だった。
世紀末の1999年6月15日まで一回も無かったのです。
皆さんがよくご存知の様に、日本の自衛隊の陸上兵力13万8千人に対して、人口が3分の1の韓国は軍事超大国米国と同じ54万人の多さなのです。
韓国軍は『北』程ではないが『国』の大きさに比べれば『軍』が異常に肥大化して、大きすぎる。
日本の自衛隊にも言えることですが、南北の緊張緩和が成功すれば、間違いなく一番最初に整理縮小の対象になる。
これを防ぐ為には『軍』にとっては、本格的な戦争は望まないが日本の海自イージス艦と中国海軍艦載機との異常接近のような一定程度の緊張状態は『望ましい状態』なのです。
1回目の海戦(軍事衝突)は1999年の事で北の魚雷艇と哨戒艇の二艘が韓国軍の攻撃で沈没しているのですが、今の軍事政権継承政党のハンナラ党政権に変わってから韓国ではこの6月15日は戦勝記念日とされています。
(今度の沈没場所黄海・白翎(ペンニョン)島より西寄りの延坪(ヨンビョン)島付近で起きたので現在韓国では『第一延坪海戦』と呼称されている)
当時は金大中が何とか歴史的な南北会談を実現させようと懸命に努力していた時期と一致する。
南北首脳会談が実現すれば劇的に緊張緩和が進むが、この撃沈事件で『北』が激怒して対抗処置をとれば幾ら不屈の政治家(寝業師)金大中でも実現は不可能だったのです。
朝鮮戦争以来の初めての黄海での軍事衝突に挫けることなく金大中は1年後2000年6月13日から15日までピョンヤンを訪問。歴史的な南北首脳会談に成功する。
朝鮮半島の劇的な緊張緩和を実現した南北首脳会談の功績に対して、同じ年の2000年にノーベル平和賞を受賞している。
2回目(第2延坪海戦)は2002年6月でこの時は南の警備艇一艘が沈没、北の警備艇一艘が大破したが、大きさが何れも今回の天安の10分の1程度の小さな船です。
この時には金大中政権の末期で、半年後には後継の人権派ノムヒョン候補による大統領選挙を控えていた大事な時期だった。
韓国大統領は任期が5年で絶大な権力を持ていて、日本のように途中での辞任することは無いので大統領選挙で負けて、もしも10年も軍事政権後継政党のハンナラ党が政権に就かないと、韓国政界での影響力は無くしてしまうと焦っていた。
人権派弁護士で反軍事政権の盧 武鉉(ノ・ムヒョン)候補が主張する、かっての軍事政権時代の色々な謀略事件の解明が進めは都合の悪い人(旧軍幹部)が大勢出てくる。
軍艦を撃沈した前2回の海戦は、韓国軍の『何かの仕掛け』が有ったとしても不思議ではない韓国の政治的背景なのです。
今回の事件ですが、韓国軍は北朝鮮の『魚雷攻撃で沈没したのだ』と言っているのにも関わらず前2回の例とは大きく違っている。
前二回では撃沈したのは百トン程度の小さい船艇で犠牲者も初回は負傷者だけで2回目が直接の戦死者4名と格段に数も少ないが『代何次海戦』など韓国特有の誇大表示で小さな北の船を沈めた日を喜んで記念日にまでする大騒ぎぶり。
それなら今回は10倍も大きい軍艦で犠牲者の数も一桁違いの大きい大事件なので前2回の軍事衝突が海戦なら『大海戦』の筈です。
ところが韓国側の呼称は今でも『事件』のままで『海戦』ではないし、『沈没』のままで『撃沈』ではない。
多分この事件報道の最初の報道が『正しい可能性』が一番高いでしょう。
当時は今のように沈没『事件』ではなく沈没『事故』と呼んでいた。
前の2回は政治的目的で意識的に引き起こされた可能性が高いが、今回は普通に不注意で起こった偶然の沈没(海難事故)を、たまたま政府や軍が悪用(政治利用)したのが哨戒艦沈没事件の真相でしょう。

『韓国と連動している日本の事情』

この事件と日本の政治の話ですが、
韓国政府は一見強硬に見える様に情報を操作していますが、実情は今や南北の経済交流は戻れない地点にまで達していて日本の様に完璧な断絶などは、したくても出来ない。
『緊張』がこれ以上強まれば為替相場や株価にも影響して仕舞い、政権基盤を危うくする。
ところが日本は大違いです。
早速制裁を強化している。これでは日本人拉致問題でも纏まるものでも纏まらないでしょう。
日本にとっては普天間にも直結していて、米軍の『抑止力』宣伝の絶好の口実になっているのですが、この事件を単に日本政府が利用しているだけなのか。?
最悪、この事件は韓国と日本との合作の可能性があるのですよ。
日本側マスコミですがほぼ韓国軍と政府の発表をそのまま事実であるとして発表するだけで、内容的に相反する韓国国内の民主勢力や野党の主張はけっして流さない。
ところが韓国軍は、たったの4ページの調査報告でお茶を濁しているだけで、全ての一次資料を隠蔽して、まともに疑問に答える気が無い。
だから日本側マスコミとして発表したくても(自分の思惑に都合の悪い野党側の見解を絶対に報道したくないので)何にも材料が無いのです。

『北朝鮮魚雷設計図は日本製?』

中米の某国で偶然見つけた北朝鮮製魚雷の設計図の話ですが、あれは韓国ではなく日本側が提供した資料であるとの意見があります。
商談用のパンフレットに性能を詳しく書く事はあっても、軍事機密である精密な設計図を添付することは通常無い。
あの魚雷図面は商談用のパンフレットには添付されておらず、なんと、後から韓国軍がパンフレットから想像して書いたモノであると記者会見で認めているが、図面には意味不明の日本語のカタカナの表記があるのです。
この魚雷のパンフレットの本体ですが、表紙と中身の一部は公開されていますがそれ以外は何も公開していないのですよ。
本当にこのパンフレットが北朝鮮製である可能性よりも、日本人製作で有る可能性の方が高いでしょう。
これは想像ですが、多分鳩山由紀夫のブレーンで在りもしない『米軍の抑止力』を教えた軍事アナリストの小川和久氏辺りが作ったのではないでしょうか。?

『今後の展開予想を占う』

どうも旧軍事政権継承政党である韓国のハンナラ党政府は事前の予定に反して、引き返せない危険な地点まで危機感を高めてしまったようです。
国連安保理への提訴も韓国の思惑とは逆になりつつある。
『韓国製の謀略事件の被害者である』としての北朝鮮に国連正式加盟国として逆提訴される始末である。
今度の哨戒艦沈没に限っては、北朝鮮は今までとは大きく違い西側先進国水準に達していて、今までのように『どうせ北朝鮮だから』との対応では上手くいかない。
国連安保理ですが、協議が実際に行われれば中国提案の北朝鮮を含む4カ国合同調査が採決される可能性が高いが、今回のアメリカの態度が分かりかねる。
北朝鮮と韓国日本の立ち居地がイランとイスラエルの様に、今までの正義と悪の構図が逆転しつつあるのです。
あくまでイスラエルのように同盟国韓国の無法行為を庇い続けるのか。?
幾ら大事な同盟国だからと言って、何故アメリカは最初の態度を変えて韓国軍の証拠がいかがわしい魚雷説になってしまったのか。?(実に不思議だ。)
日本の鳩山前首相や菅新首相が安易に考えているように、韓国の北朝鮮魚雷説の主張が安保理で受け入れられる見込みはありません。
何故なら普通の海難事故なら必ず在る筈の『一次資料』を韓国軍が隠蔽して全て出さない。
多分問題があり過ぎて、出せないのです。
しかし、出さない限り調査報告の信憑性は無いので、同盟国以外の第三国による一次資料の客観的調査を行わない限り、誰も韓国軍の言い分を信用しない。
ですから、これから結論を有耶無耶にして迷宮入りを狙う韓国(アメリカ?日本)と、一次資料を要求するそれ以外の国々との厳しい駆け引きが安保理で続くが、必ずどちらかが勝ちます。
もしも安保理で有耶無耶決着に成功したとしても、韓国国会の事故調査委員会での追求がはじめられているし、、これをクリアしても2年後の大統領選挙の最大の争点に天安沈没疑惑が浮上する。
野党民主党が勝利すれば天安艦沈没事故の再調査は日本の民主党新政権の事業仕分けの様に最大の目玉事業になるでしょう。

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2 コメント

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調査報告書 (ましま)
2010-06-15 07:33:27
「クリントンの手に渡った400頁に及ぶ報告は、米官僚作成の参考資料が含まれており、韓国側には最初から4頁のものしかない」というのが韓国側調査団の見解らしいですよ。

普天間の日米合意ができてから起こった事件を、菅総理の国会演説でさかんに引用していますが、事件前からそれを予測していたなら、日韓共同謀議もありますね(笑)。

菅さんが見たのは、4頁、400頁のどっちでしょう。
返信する
謎が謎を呼ぶ、クリントンの読んだ400頁に及ぶ報告書 (逝きし世の面影)
2010-06-15 11:26:27
ましまさん、コメント有難う御座います。

やり手のヒラリー・クリントンも、お人好しで他人の嘘が見抜けないで『学んだら海兵隊は抑止力』と考えを変えた我らが鳩山由紀夫と同じで、日米の防衛利権族や軍事、外交官僚にまんまと言いくるめられ『嵌められた』という事でしょうか。?
今度の事では矢張りアメリカの態度が一番の謎です。
天安艦沈没原因ですが、多分米軍上層部は全ての事柄を一から十まで完璧に把握していると思います。
何しろ韓国軍は指揮命令系統では米軍に最後は行き着くのです。
戦時の統帥権は2012年に移譲される約束とはいえ、今でも韓国ではなく米軍(国連軍)が握っているし、あれほどナショナリズムが盛り上がっているように見える韓国の標準時間は植民地時代の日本時間のままで日本にある国連後方司令部(在日米軍)と通信が容易に行えるように工夫されている。
因みにグアム・サイパン島とは一時間の時差があります。
日本の自衛隊の海空軍は陸上自衛隊とは違い完全な米軍の傀儡軍で内部の管制や司令部との通信に自国語(日本語)ではなく宗主国の言語(英語)を使っているのですが、多分韓国軍も同じでしょう。
韓国国防相が知らなくとも。アメリカのゲーツ国防長官のほうは(一次資料や情報を知っているので)真実を知っている可能性が高い。
日本の鳩山さんや管新総理ですが、軍事と外交は外国(アメリカ)に丸投げなので、400ページどころか最悪渡された4ページさえ読んでいない可能性が高いと思います。
何故なら、あの韓国側報告書を冷静に読めば、一次資料が何一つ書いていない事に気が付くはずで、それなら『日本が先頭をきって制裁する』などのお馬鹿な先走りは出来ない。
新聞を読まないことを自慢していた無知な麻生太郎元首相と同じで見出しだけ読んで『北朝鮮の魚雷攻撃』で納得してしまい、中身は1ページも読んでいないと思いますよ。
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