庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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映画『コードギアス 亡国のアキト』第二章引き裂かれし翼竜

2013年10月19日 23時46分17秒 | Movie
公開もほぼ終了したようですので、ネタバレありの感想です( =゜ω゜)ノ。BD/DVD待ちの方はご注意を。
これにともないしばらく記事もしばらく冒頭のみ表示でいきますでご注意を。
                                                                                                                     


さて、それではおもむろに……。
前回の感想で書いた前半のもたつきですが、リョウたちの裏切る裏切らないという問答ですね。一応ユキヤの生い立ちなどが明らかになりましたが、今のところ本編には絡みそうにもありませんし。自らも出撃するというレイラの決心を聞いて、一度は同意したかに思えたリョウたちも戦場に降下してから、また離反するし。まあ一度で納得しないというのは分かりますが、尺の短い映画では二度同じ事をやる必要はなかったんじゃないかと思ってしまいました。

ユーロブリタニアの後方へ降下するwZERO隊が使用するのは弾道ロケット輸送機。しかしあの世界のロケット技術はどうなってるんでしょうなあ。あれだけのロケット技術があるなら、敵の後方への攻撃もロケット弾=ミサイルを使ってもいいはずですし。降下後にwZERO部隊を攻撃するユーロブリタニア軍もロケット弾やミサイルではなく、長距離列車砲を使ってますからね。
もっともロケット技術は火薬を使った固体燃料ロケットから液体燃料ロケットへ進化していくものなので、火薬の進歩が遅れている『ギアス』世界では、固体燃料ロケットそのものが存在せず、いきなり液体燃料ロケットが開発されており、その技術的ハードルは高いのかも知れません。

レイラの作戦は完全に読まれており、降下地点で迎え撃ちに合い、無人となった街へ追い込まれるwZERO部隊。そこに待ちかまえていたのはアシュラ隊にアキトの兄シン。アキトにギアスをかけたシーンが回想で描かれますが、どうやら「死ね」と命じたにも関わらず、アキトには効果がなかった様子。またアキトはギアスが暴走すると、自分ではなく敵対する相手に対して「死ね」という感情をぶつけるみたいですな。どうも自分に命じられたギアスが、相手に対するものにひっくり返ってしまったようです。さらにアレキサンダのニューロデバイスを介して、アキトのギアスの暴走がリョウ、ユキヤ、アヤノにも伝播。
しかしシンの乗るナイトメアが大馬神だったとは(^^;。ちょっと引っかかったのがその名称がヴェルケンゲトリクスという事で。これはローマの侵攻に立ち向かったガリア族長の名前で、フランス最初の英雄とされている人物から取っているようですね。
ユーロピア側がこの名を使うのなら分かるのですが、ユーロブリタニア側でしかも日本人のシンが乗る機体に付けられてるのは何か引っかかります。シンが名付けたとするなら、何か思惑があっての命名かも知れません。

しかしあれですな。このアキトのギアス暴走が無ければ、レイラさんの作戦は完全に失敗しており、全滅してましたな(;´Д`)。
この作戦失敗の原因、降下地点がすでにユーロブリタニア側に漏れていたのは、やはりwZERO側に工作員が紛れ込んでいたからのようで。意外な人がラストシーンで何者かと連絡を取ってます。家族の写真が奥さんだけ塗りつぶされ、子供はそのままという事は、子供を人質に取られているのか。
ニューロデバイスの開発者ソフィも何かありそう。『ギアス』本編でシャルル皇帝がラグナレクの接続で、人の意思を一つにまとめて争いのない優しい世界を作ろうとした事を考えると、ソフィとその実験台になったその夫は、ニューロデバイスを使い皇帝と同じ目的を達成しようとしていたのかも知れません。

そしてネタバレ中のネタバレ。
軍師ジュリアス・キングスレイ登場。
ええとどうみてもルルーシュですよね(;´Д`)。
どう本編を折り合いを付けるんでしょうねえ。推測すれば一期と二期の間に、ルルーシュの才能を惜しんだ皇帝が、記憶操作のギアスで偽の記憶を与えてヨーロッパ戦線に送り込んだか。
苦しんでいるシーンを見ると、どうやらルルーシュの記憶操作は完全ではなく、また蔑みの視線を送るところを見るとスザクは記憶操作されていないのか。
一作目予告編に出てきたC.C.はまったく出て来ないですし、ちょっとこの辺方針転換があったかと思ってしまいます。

BD/DVDの方は、一作目よりも間をおかずに発売されるようなので、三作目は案外早く見られるかも知れませんね。

1 コメント

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Unknown (nai)
2013-10-27 20:43:52
記憶を改変されて学園生活送ってる時期だと思ってたんで、あそこにルルが出てきたときには驚きました。
まあでも考えてみれば、一期と二期の間が1年あっても記憶操作後の学園生活期間がわかってないので、
R2開始直前まではいろいろとエピソードを入れれる間はあるんですよね。

あと今回『オズ』のオルドリン達の登場はあるかと思ってたんですが、劇場でもらった小冊子によると入れ替えの形でスザクが着任になったという設定だそうで。
これは次回以降も出てくることはないですかね。

>ロケット
ちょうど公開初日にイプシロンの打ち上げがあったので、なんてタイムリーなんだと(^^;
火薬の進歩ですが『漆黒の蓮夜』ではサクラダイトを単に火薬として扱っていたので、それほど差はないんじゃないかと思います。
それがロケット技術にどうつながるかについては想像できませんが。

>C.C.
そういわれてみれば全く出て来なかったですね。
劇場で視た時には気づきませんでした。
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