もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

黒執事S.R.S.30→エンディング@更新。

2010-03-20 13:44:11 | 腐女子の御伴
リンクも貼りました。この日を迎えられてほんと嬉しいです。一先(ひとま)ずは、もぐ菜のブログに御来院してもぐ菜と一緒にシエル坊ちゃんの、魂補完(ほかん)計画にお立会い戴(いただ)きまして心から感謝致します。

なつさんが楽しんで、読んでくれて居てくれたなら良いのですが。 それが心配でした。落ち着いたら後書き@curtaincallをカキするよん。

完結出来てほんと良かった(^-^)/ 今ね、書き終えて感動してるワタシです。

黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠  the End

2010-03-20 13:23:24 | 腐女子の御伴
※この小説はアニメ黒執事を基に、二次創作として執筆しております。
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。






シエルはきっちりとスーツを着て書斎(しょさい)のデスクチェアーに座(すわ)り、いたずらな笑みを浮かべる。

「僕はフレイアお前に、退職を勧告(かんこく)した覚えはないぞ??」

「この度(たび)は私の、一(いっ)身上(しんじょう)の都合により、執事を退職させて戴きます。」

「ほぉ、飽きたか??」

深々と下げた頭(こうべ)を上げ、シエルを見つめフレイアは言う。

「いいぇ、滅相(めっそう)もございませんよ。私は心から深愛(しんあい)する者と、真の夢を観とおうございます。」

「僕とセバスチャンを見て、そう思ったなら退職を赦(ゆる)そう。ただ一つだけ、条件があるぞ?? お前が言う深愛(しんあい)となる者を、連れて異府(いふ)に帰って来たのなら、僕の所にその者と共に会いに来い。良いな??」

「えぇ、畏(かしこ)まりました。」

セバスチャンはシエルの横に控えており、二人の会話を聞きシエルを見つめると、視線が絡み共に信頼に満ちた笑みを浮かべた。

「それでは、私は失礼致します。では、メイリンに宜しくとお伝えください。」

「あぁ、僕からメイリンに伝えておく。」

「私はこれから、日本の東京と言う所へ行きます。仲魔(なかま)が私に逢(あ)いたいと手紙で連絡がありまして──── 近頃(ちかごろ)は人間の文明が著(いちじる)しく高度に発展(はってん)し、人間が主従(しゅじゅう)の契約を信じる気もなく、信心(しんじん)深くないとぼやいておりました。」

「そうだな。文明が栄(さか)える反面、心は荒(すさ)むと言う事だろう。」

「シエル様と同じく、私もそう感じております。」

フレイアは立ち上がりシエルに深々とお辞儀をし、セバスチャンに一礼をすると書斎(しょさい)から退室し居城から去って行った。


「日本か───── タナカに花を、手向(たむ)けてもなかったな。」

「タナカさんの、その後はスピアーズが、申した以外は私も存(ぞん)じてませんね。」

「そうか。これで、静かになりそうだな。」

「えぇ。」





■黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 『その執事、追伸(ついしん)』




フレイアが仲魔(なかま)と逢(あ)いに行くと、去って行った日から歳月(さいげつ)は過ぎ───── フレイアからは何も連絡はない。


シエルは寝室の隣の部屋で、いつもの様に食事を済ます。


開放的な広々とした窓からは、中庭がよく見渡(みわた)せられる。シエルとメイリンは椅子(いす)に座(すわ)って居る

テーブルにはハイティースタンドが置かれ、セバスチャンがをティーポットとティーカップを持ちティーカップに紅茶を注ぎ煎れる。

「本日のメニューは、チェダーチーズのスコーンと胡桃(くるみ)のスコーン。おつけになるものは、オレンジマーマレードと生クリームです。サンドイッチはキュウリとラディッシュのサンドイッチにクリームチーズのアボカドとスモークサーモンのサンドイッチでございます。デザートはミンスパイと桃のフールです。」


セバスチャンは一通(ひとと)り、メニューを伝えるとティーカップをシエルの前に置く。

「本日の茶器は、ウェッジウッドのワイルドストロベリーです。紅茶は坊ちゃんが、ご所望されたマリアージュフレールのボレロでございます。」



砂糖やミルクを入れなくっとも上品に程よく甘く、爽やかな香りで澄み渡る青空と庭園(ていえん)を思わせる紅茶。 シエルが永久(とわ)の眠りから目覚めた時に飲んだ紅茶で、セバスチャンはシエルに命じられた時だけに煎れる紅茶である。


メイリンの前にも同じくハイティースタンドが置かれ、紅茶を注ぎ入れティーカップを置いた。

「そうだ、セバスチャン、フレイアから何か音信(おんしん)は??」

「いえ、特に何もございませんね。」

「気まぐれで、風来坊(ふうらいぼう)だな。あの時は日本は確か高度(こうど)成長(せいちょう)期の半(なか)ばで、今はもう、百年の一度に在(あ)るかないかの世界的規模(きぼ)の金融(きんゆ)恐慌(きょうこう)の真(ま)っ只中(ただなか)で、在(あ)れから数十年になるのに、フレイアは友人であるセバスチャンお前に、何一つ連絡を寄こさないのか。」

「坊ちゃん、私には友人等(など)はおりませんよ。在(あ)れは、顔見知りで人間で言うのならただの知人です。」

「フレイアさんは何処(どこ)で、何をしていらしゃるのでしょうか??誰かを魔女に────??」

「フレイアは愉(たの)しい事が、きっと見つかって夢中なのだろう。」

「坊ちゃん、お調べして手紙でも、お出しになりますか??」

「あぁ、そうだな。そうしろ。」

「イエスマイロード。」




           『the End』

黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠  エピソード30

2010-03-20 13:22:44 | 腐女子の御伴
※この小説はアニメ黒執事を基に、二次創作として執筆しております。
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。






■黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード30



シエルは中庭が見える二階のテラスで椅子(いす)に座(すわ)り、お茶を飲みながら中庭に居るメイリンとフレイアを見ていた。


「今日は、何をする気だ?? 新しい曲芸(きょくげい)でもするのか。」

「えぇ、執事は私だけで充分と、フレイアに伝えるとメイリンの、魔女の教育係として居候(いそうろ)を決め込み困りました。」

シエルは面白そうに中庭の二人を観察しながら、お皿から卵とハムのサンドイッチを手に取り一口食べた。




「あの…‥ フレイアさん、無理ですだよ!! 中庭用の清掃(せいそう)の箒(ほうき)に跨(また)がり空を飛ぶなんて!!」

「ファントムハイヴ家のメイドで魔女で、ある者が箒(ほうき)で空を飛べなくってどうするのです??」




「お前の売り文句が、微妙(びみょう)に引用(いんよう)されて居るぞ??」

「事ある事に、フレイアが私の真似(まね)ばかりして困っております。」


メイリンはテラスに居る、シエルとセバスチャンに助けを求める様に見つめて居る。


「メイリン貴方(あなた)は、何を心配して居るのですか?? あぁ、どれそんなに心配するなら─────」

フレイアは瞳(ひとみ)を細めて、愛(いと)しいげにメイリンを見つめ微笑(ほほえ)む。そんなフレイアをただ見るだけで、メイリンは顔を真っ赤にして今にも倒れそうである。

フレイアはメイリンの両脇に、両手をすいっと入れて抱き上げた。

「ほんとメイリン貴方(あなた)は、心配屋さんですね。大丈夫ですよ。」

「ふれいあ~さん、降ろしてくださいですぅだぁ~。」

メイリンの声は緊張(きんちょう)の余りに、裏返り必死に手足をばたつかせる。

両脇に両手を入れ抱き上げたメイリンを、見つめ楽しげにご満悦に笑うフレイアは言う。

「そんなに怖いなら、私も一緒に箒(ほうき)に跨(また)がり空を飛んでも良いですよ??」


メイリンを地面に降ろすと、中庭用の清掃の箒(ほうき)は宙に浮き横になる。

メイリンはふらふらと足元が危(あぶ)なっかしい……それを見てシエルは溜め息をつき、セバスチャンに命じた。

「あのままでは、飛ぶ前に墜落(ついらく)しそうだな。僕を、あの二人の元へ連れて行け。」

「御意。」

シエルが椅子(いす)から立ち上がるとセバスチャンはシエルを、抱きかかえ燕尾服を風に靡(なび)かせ二階のテラスから中庭へ音もなく舞い降りた。



「さぁ、メイリン。」


「待て、フレイア。か弱いレディを、困らせるな。僕はお前にメイリンを箒(ほうき)に、跨(また)がらせて空に飛ばせなんて命じてないぞ??」

「シエル様。」

フレイアはシエルに一礼をする。メイリンはホッと一安心を着いた。

「メイリンの事を、もっと考えろ。スカートで幾(いく)らドロワーズを、着用しているからと言っても、男性の目の前で箒(ほうき)に跨(また)がり、空を飛ぶ事を恥じらっている。メイリンの事を、少しでも考慮(こうりょ)しろ。」

「そうですね。私とした事が、失礼致しました。」

「分かれば良い。」

「坊ちゃん~ セバスチャンさん……」

メイリンはそそっと、セバスチャンの後ろに隠れた。

「フレイア貴方(あなた)は、いつまで居候(いそうろう)をする気ですか??」

「決まって、おりますよ。メイリンが一人前のメイドで魔女になるまでです。」

フレイアはセバスチャンにきっぱりと、自信たっぷりに返答をした。


シエルとセバスチャンはお互いの顔を見合わせて、末永く思い遣(や)られると。

「困りますだよぉぉぉぉぉ!!」

「私が責任を持ち─── メイリン貴方(あなた)を、立派な一人前のメイドで魔女に致しましょう。」




それからメイリンの魔女の教育を、熱心にフレイアは指導に就(つ)いた。


フレイアは臨時(りんじ)雇用(こよう)と言いながら末永く居候(いそうろう)をし、気まぐれな暇(ひま)つぶしを楽しんで居た。



フレイアが執事の執務をしたのは、シエルがセバスチャンとメイリンを伴い、人間界へ外出をした時に留守を預かった時のみで片手で数えられる。




それから、百数年後のあるに日──────────



フレイアは腰まであった長かった髪の毛を切り衣服も正装ではなく、遊びに出歩く黒の軽装の上下で印象(いんしょう)ががらりと変わった姿でシエルの前に現れた。


書斎(しょさい)のデスクチェアーに座(すわ)って居るシエルにフレイアは屈み込み膝まずき、深々(ふかぶか)と頭(こうべ)を下げ挨拶を始める。



「多大な、ご迷惑(めいわく)をおかけ致しました。私、フレイアは本日をもちまして、執事を退職させて戴きます。」




黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠  the End 『その執事、追伸(ついしん)』

待っててね。

2010-03-20 12:02:32 | 腐女子の御伴
お蔭さまで黒執事S.R.S.エンディングを、書き終えました。微(び)調整(ちょうせい)を済ませたら更新するからちょいと時間ください。

日常的なエンディングですねん。(もぐ菜の趣味Vv頑張ったご褒美(ほうび)だから宜しくです。)落ち着いたらcurtain call@後書きをカキするナリ。

やぁおはよう。

2010-03-20 05:20:57 | 腐女子の御伴
昨日はカキしてましたら、気がついたら寝落ちをしてました。仕事をしながら夜は執筆してたのが疲れたみたいです。


あと、一話で黒執事S.R.S.も終わりです。本日中にはカキしたいので、頑張ってカキするよん。早朝の4時に起きて昨日に、途中までカキしたのをカキしたよ。


特に壮大なエンディングではないです。もぐ菜だから、まったりなエンディングになります。