Shevaのブログ
サッカー、テニス、バレエ、オペラ、クラシック音楽 そのほか
 



GOUNOD FAUST





Faust, Royal Opera House, London June 2004

"Faust'' Worth Selling A Soul For
------The Wall Street Journal

MUSIC OHM com.
Opera reviews - Faust

Royal Opera @ Covent Garden, London, 11, 15, 19, 23, 27 June, 2 July 2004

FAUST
Opéra en 5 actes de Charles GOUNOD
Livret de Jules Barbier et Michel Carré

Mise en scène : David McVicar
Décors : Charles Edwards
Costumes : Brigitte Reiffenstuel
Lumières : Paule Constable

Faust : Roberto Alagna
Marguerite : Angela Gheorghiu
Méphistophélès : Bryn Terfel
Valentin : Simon Keenlyside
Siebel : Sophie Koch
Dame Marthe Schwerlein : Della Jones
Wagner : Matthew Rose

Choeurs, Orchestre
et Ballet du Royal Opera House
Direction : Antonio Pappano

Londres, le 27 juin 2004

ファウスト(テノール):ロベルト・アラーニャ
マルグリート(ソプラノ):アンジェラ・ゲオルギュー
メフィストフェレス(バス):ブリン・ターフェル
ヴァランタン(バリトン):サイモン・キーンリーサイド
ジーベル(メゾソプラノ):ゾフィー・コッホ

※ネタバレ注意。

すごい作品です。
震えが止まらないです。
マクヴィカーはこのオペラをまたまったく変えてしまった(んだと思う)
あのドン・ジョヴァンニのように
あの「リゴレット」のように。

台本もかなり変わっている。
舞台は多分20世紀初頭。
フランスが戦争に明け暮れている時。
マーゲリートは貞淑なお針子ではなく、キャバレーの踊り子。
しかもブロンド。
いつものあまあま、べたべたなアラーニャ・ゲオルギュー夫妻の部分もありましたが、後半はがらっと変わった!

5幕もあって長いのです。
最初アラーニャが老人で出てきたときはギャグかと思ったが。いきなり高い声で歌いだして、
あんた老人ですか?

4幕のワルプルギスが圧巻。おいおいおい、やっぱマクヴィカー! 
よくこのROHでブーイングが飛び交わなかったなと。
リゴレットもすごかったから。

サイモン・キーンリーサイドのヴァランタン、すばらしい。
2幕は「カバリエ・バリトン」を堪能し、
3幕4幕はそのすばらしい演技と剣術で魅せました。

ブリンもすごい。
とても語れないがワルプルギスで彼は…!!!
ちょっとーまじ?


第1幕
 Act 1. Faust's cabinet

パイプオルガンの前に佇む巨大な男。
黒い大きな天使の羽根をかざす人々。
彼らは巨大な男に従っているようだ。
男はメフィストフェレス。

よぼよぼの老人が出てくる。
彼はわが身を呪っている。
「楽しいことはなかった、若ければなあ」
彼は毒薬を飲んで自殺しようとする。
思わず悪魔を呼んでしまう。
現れたメフィスト。
「俺がまともなかっこなんで驚いた?」
「あっち行けよ!」
メフィストは美しい女(マーガリート)(アンジェラ・ゲオルギュー)の幻影を見せる。
たちまち夢中になったファウスト。
ファウストはメフィストと契約して、その代わりに若返らせてもらう。
ここがおもしろい。あっという間に若返ったファウストは、側転して、コートを脱ぎ捨てる。
喝采。

そして悪魔のけつを槍でどつく。
ブリンの表情が笑える。

第2幕
 Acte II. The carnival at the city gates. One sees a cabaret on the left

2人は街に繰り出した。ファウストは悪魔の角をつけている。

キリストの像がある広場、
兵士達がたむろっている。
ヴァランタン(サイモン・キーンリーサイド)も兵士で軍服。
長いサーベルを下げている。
彼はお守りのロケットに鎖をつけて身につけている。
これは彼の愛する妹のマルグリートのもの。
ちょっとシスコン気味の兄ちゃんです。
自分が戦争でいないあいだは天使が彼女を守ってくれるのだと歌う。

Valentin's Aria
♪Avant de quitter ces lieux
(Before leaving these places)
  「私の父祖が生れた国をさる前に!」

Avant de quitter ces leiux,
Sol natal de mes aïeux,
A toi, Seigneur et Roi de cieux
Ma sœur je confie.
Daigne de tout danger
Toujours, toujours la protéger,
Cette sœur se chérie,
Daigne de tout danger la protéger,
Daigne la protéger de tout danger
Délivé d'une triste pensée.
J'ira chercher la gloire, la gloire au sein des ennemis,
Le premier, le plus brave au fort de la mêlée
J'ira combattre pour mon pays,
Et si, vers lui, Dieu me rappelle
Je veillerai sur toi fidèle
O Marguerite! Avant de quitter ces leiux,
Sol natal des mes aïeux
A toi, Seigneur et Roi des cieux,
Ma sœur je confie!
O Roi des cieux, jette les yeux,
Protège Marguerite, Roi des cieux!


大拍手。

人々が楽しんでいるとその輪に現れるメフィスト。
自分にも歌わせろといい、彼が歌うと皆あやつられ、酔ったようにあやしく踊りだす。
魔法をかけている。
彼は人々の手相を見始める。
ジーベルの手相を見て、
「お前が手にする花はすべて枯れる」
これは予言ではなく、そういう呪いをメフィストがかけているのだ。

ミスター・ジーベルはメゾソプラノの女性が演じている。
彼は、マルグリートの兄のヴァランタンの親友で、マルグリートに恋心を抱いている。
出征したヴァランティンの代わりに彼女を見守っている。

そしてヴァランタンには、
「お前は俺の知ってるやつに殺されるな」

ヴァランタンはこいつはあやしいやつだと本能で直感する。

ヴァランタンは剣とさやで十字架の形を作り、彼に向かって掲げる。カコイイ~
メフィストはますますこの信心深い男らしいイケメン男が憎くてたまらなくなる。
…あいつが一番大事にしてるものを破滅させてやる…(と思ったに違いない)
人々は十字架のキリスト像を奥へ運んでいく。
幕が下りて、メフィストが残される。

そこへ酔っ払ってへろへろのファウストが客席のサイドのボックス席から落ちて転がる。
超ご機嫌。
「おい、あの女に会わせろよ」

2人はキャバレーへ。

喧騒の中、ジーベルはキャバレーに出勤するマーガリートを待っている。
しかし追い出される。

ファウストとメフィストはタキシードに着替えてきた。
ファウストはマルグリートに言う。
「高貴なお方、美しい方、僕にエスコートさせてください、」
「私は高貴でも美しくもないのに」
心打たれるマルグリート。
しかしマルグリートは固辞して行ってしまう。

第3幕
 Acte III. Marguerite's garden

マルグリートの家の前。
ジーベルがうろうろしている。
彼は足が不自由らしく、ひきずって歩く。
それで兵役にも行けないらしい。
彼は花を摘む。しかしあっという間に枯れてしまう。
「あいつのせいだ! あいつが呪いをかけたんだ…
そうだ、この聖水で!」
彼はマルグリートの聖水に手を浸す。
すると花を摘んでも枯れなくなった。
「やった、勝ったぞ、あいつに!
あしたこそ告白するんだ!」と花を置いて帰るジーベル。

その様子を伺っていた、メフィストとファウスト。
「ふん花なんか…」
メフィストは宝石でいっぱいのカスケットをでーんと手前に置く。
「これでいちころ」

「ちょっと一人にしてくれないか?」
「仰せの通りに、(この地上では)」
メフィストは去る。
愛の歌を歌うファウスト。大々々々拍手。
ファウスト去る。

夢見心地で帰ってきたマルグリート。
彼女はあの男に恋をしてしまった。

恋心を歌う。
すると宝石箱を発見。
目を輝かせて宝飾品をつけ始める。
♪宝石の歌。

隣の厚かましいおばさんが見ている。
「あんたを崇拝する男が置いてったのねえ!」
「まさか…」

そこへメフィストとファウスト。
四重唱。

メフィストは常に不幸をもたらす男。
隣の夫人にこう告げる。
「楽しくないお知らせを持ってきたかもしれません。」
「あなたのご主人が戦争で亡くなりました。」

しかし夫が自分に何も残さなかったと知ると夫人は怒る。
そしてあからさまにメフィストを誘惑する。
しけこんだ二人。

二人っきりになったファウストとマルグリートはキスキスキス。
おいおい。
まあいいか夫婦だから。

「もう遅いわ、さようなら」
「あした結婚しよう」
「いいわ」

隣のおばさんはメフィストに結婚を迫る。
そのおばさんにメフィストは紙切れを渡す。
何かと思ってみると札束。
思わず虚仮にされたと怒り狂うが、数えてみて多いので「まっ、いいか」

メフィストは移動式の階段を押して、マルグリートの家の窓につける。
ファウストは昇っていって、マルグリートを抱きしめる。
ああ~窓が閉じられた。
これはメフィストの策略だったのだ。

第4幕
 Acte IV. Marguerite's room

教会

祈っているマルグリート。
神に許しを請うている。
しかし祭壇にいたのはメフィスト。
徹底的に彼女は地獄に落ちたのだと歌っていじめる。
絶望していくマルガリート。


 

広場

戦争から帰ってきた兵士達。
戦争の歌を歌う。

戦場から帰ってきた、ヴァランタン、愛する妹の家に向かう。
必死に止めるジーベル。
妹マルグリートは妊娠し、相手の男、ファウストはヤク中になってしまって家に寄り付かなくなった。
そのていたらくを見たヴァランタンは激怒。
メフィストが無理やりファウストを連れてくる。
ファウストは腕にヤクを打っている。
おいおいいつの時代だよ。

ファウストは寝てしまう。
メフィストは歌う。
「カトリーヌ、窓を開けちゃダメだよ!
その指に結婚指輪をするまでは」
結婚前に体を許してしまった女マルガリートへの強烈な皮肉の歌。

声を聴きつけて家から出てきたヴァランタン。
「妹の仲のよいお友達はお前だな!」
剣を抜くヴァランタン。
ファウストと決闘になる。
ラリったままわけわからずに戦うファウスト。
彼はヴァランタンがマルグリートの兄と初めて知りがく然とする。

メフィスト
「大丈夫、おれがついてるから。」

決闘。
ヴァランタンは鞘を投げ捨てフェンシングのポーズ。
片腕を背中に回して、めちゃかっこいい~
圧倒的にヴァランタンが優位だが、
メフィストが彼の剣を押さえる。
ファウストは彼の腹を刺す。
倒れるヴァランタン。
逃げさるメフィストとファウスト。
人々が出てくる。
妹が出てくる。
ここがすごい。
死にかけているヴァランタンは妹を軽蔑し、彼を介抱しようとする彼女を何度も突き飛ばす。
屈辱でみじめで、不幸でどうしようもないマルグリート。
ここゲオルギューもすごくよかった。
キーンリーサイドのものすごい演技に触発されている。
サイモンの圧倒的な演技力がすごい。
妹を拒否して、最後に、
「呪われた女よ地獄へ行け」と言い放ち、
目を開けたまま絶命。

マルグリートはぷっつーん。キレタ。
「ぎゃはははっははは、ぎゃははっはは」
笑い出す。
錯乱。
発狂してしまった。

4幕了。

第5幕 ワルプルギスの夜
 Act V. The mountains of the Harz. The night of Walpurgis

ワルプルギス。

ここはどこ?
「ここは俺の世界さ」
「お前を連れてきた。ここでは俺が主人だ」

このあとメフィストがマントを脱ぐと(割愛)

もしかしてメフィストは…という設定なのだろうねえ。
メフィストはファウストに忘れ薬を飲ませる。

彼をもてなすという名目でものすごいものを見せるメフィスト。

最初は普通のバレエ。喜んでいるメフィスト。

そしてプリマが出てきた。
ヴェールを脱ぐと、妊娠している。
妊婦は妖精たち全員にいじめられ、辱められる。

頭を抱えるファウスト。

血だらけのヴァランタンがよろよろと現れる。彼も妖精たちに小突き回され、リンチされ、
ついには集団で剣で刺される。

客席で見ていた男達がジッパーを下ろしながらやってきて女達と舞台でやり始める。
妊婦のバレリーナも襲われる。
メフィストはクレオパトラをなでさすっている。

ものすごいんですけど…
いいんでしょうか。

最後に赤ん坊を抱えて出てきた女の赤ちゃんをファウストの傍らに置いてみないなくなる。


牢屋。

気の狂ったマルガリートが牢屋の中でうろうろしている。
メフィストとファウストが出てくる。
メフィストは牢屋の鍵をファウストに渡し、
「時間がない、マルグリートも連れて行くんだ(地獄に)」とファウストに命令する。

ファウスト「はずしてくれ…」
メフィスト「おおせの通りに(地上では)」

ファウストは、マルガリートが絶望のせいで気が狂い、破廉恥罪で?収監され、
赤ん坊を自分の手で殺してしまったと歌う。

マルガリートを牢屋から出し、自分といっしょに来るよう説得するが、
マルガリートにはわからない。
そこへメフィストが来ると、
彼女は正気に戻り、
「悪魔の影が見える!」
彼女は、自分は神に従うと歌い、倒れる。
どこからともなく声が。
「彼女は救われた!」

そこにパイプオルガンから
黒い大きな羽根を生やした大天使が現れる。
「キリストは甦った」と歌われる。
メフィストは地の底に沈んでいく。

舞台下手にうずくまっていたファウスト、いつのまにか
元の老人の姿に戻っている。

全幕了。

原作 charles-gounod.com








Index
HOME


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


i pod  


i pod





昨晩はi pod と格闘していました。
しかし音質がいい~
びっくりです。
もうMDの時代は終わったなあ。世の中のSpeedが速くてついていけませんわ、今日この頃。

それからSardanaさんに教えていただいたサイトから録音ソフトをダウンロードして解凍して、でもタイマー録音がいまいちよくわからないので、多分「ドン・カルロ」は徹夜でアナログでぽちっと録音することになるのでしょう… もちろんダブルで録音ソフトでも録音しMPEG?にする。するとIPODでも多分聴ける。のですよね?







Index
HOME


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




An Evening with Renée Fleming and Dmitri Hvorostovsky





Great Performers
Mark Elder, Conductor
Renée Fleming, Soprano
Dmitri Hvorostovsky, Baritone
Frances Sternhagen, Narrator
Orchestra of St. Luke's
October 4, 2000

An Evening with Renée Fleming and Dmitri Hvorostovsky
Beverly Sills, Host

Glinka, Overture to Ruslan and Ludmilla;
Gounod, "Avant de quitter ces lieux" from Faust;
Puccini, "O mio babbino caro" from Gianni Schicchi;
Mozart, "La ci darem la mano" from Don Giovanni;
Léhar, "Lippen schweigen" from The Merry Widow,
Verdi, "Gran Dio!... Oh, de'verd'anni miei" from Ernani;
Gounod, "O Dieu! Que de bijoux (Jewel Song) from Faust;
INTERMISSION; Tchaikovsky,
Scenes from Eugene Onegin
(with Frances Sternhagen as the memory of Tatiana)
 1: Tatiana's Letter Scene;
 2: Scene and Onegin's Aria, Act I Finale,
 3: Onegin's opening soliloquy, Act III,Scene I;
 4: Onegin's closing arioso, Act III, Scene I;
 5: Act III, Final Scene.

Intermission features:
#1: Live backstage interview with Beverly Sills and Dmitri Hvorostovsky; #2: Pushkin bio narrated by Beverly Sills;
#3: Pretaped interview with Beverly Sills and Renée Fleming;
#4: Tchaikovsky bio narrated by Beverly Sills.

若いです~初々しいです。ディーマ!
ブラボーの一言。光り輝いている。
レネーは自分のペースで歌いすぎでは? 指揮者をなめてる。オケが必死で合わせてるじゃないか。
声はすばらしい。
2人のラチダレムラマノは声が二人とも重厚すぎてドラマティックすぎて、え?モーツァルト?と思うぐらい違和感あり。

ディーマがインタビューでオネーギンについて語っている。(英語)
インタビュアーが、
「あたしの実家、オデッサなのよ~」
「あーいいとこですよね、云々かんぬん」
そんなこたあどうでもいい。

幕間のインタビューなので、その興奮からか、成功の余韻か、ディーマがすごく高揚して楽しそうなのが新鮮。可愛い。

それで、「ホロストフスキー」という名前の発音なのですけど、米国のアナウンサーが、「フォヴォロストフスキー」と言ってるのですよ。絶対死ぬほど難しい発音。さあ、皆さん、ごいっしょに。フォヴォ、フォヴォ、フォヴォロ…。ディーマでいいや。


Program Length: 1:57:46

ナレーターのおばあさんが出てくるのだが、すごくユーモラスで上手。あの場であの題材で客を笑わせるなんてさすがだ。
彼女はタチヤーナの晩年。
手紙を書くタチヤーナに、「ダメよ!渡しちゃ!後悔するわよ~」
とか、
「レンスキーはひどい詩を書いてたから、それで殺されたのかも。」とか。
タチヤーナとは思えないほどユーモラス。
歌う二人が大真面目なだけに笑える。

手紙の場。
「もうあなたは私の夢の中にすでに現れていたのよ。あなたは運命の人。」

庭で彼を待つタチヤーナ。
「きっと馬鹿にされるわ!」

現れたオネーギン、
「僕がいい夫や父親になりたいなら、迷わずあなたを選ぶでしょう。でも僕は根無し草。」
「あなたは乙女の甘い夢を見ているんです。」

そして月日が流れ、
レンスキーの亡霊に苦しめられて、放浪していたオネーギンがタチヤーナのお祝いにやってくる。
「船を下りてまっすぐここに来た。」

晩年のタチヤーナは語る。
「二人は別れる。それは死の別れよりももっと最悪なもの。」
「傷つけあって。」


手紙を読んでいるタチヤーナ。
オネーギンとの最後のシーン。









Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ティーレマン「トリスタンとイゾルデ」




Christian Thielemann - Tristan and Isolde

Cast
Tristan: Thomas Moser
King Marke: Robert Holl
Isolde: Deborah Voigt
Kurwenal: Peter Weber
Melot: Markus Nieminen
Brangäne: Petra Lang
A Shepherd: Michael Roider
A Steersman: In-Sung Sim
A Young Sailor: John Dickie

Sailors, knights and esquires
Chor und Orchester der Wiener Staatsoper
Chorus Master: Ernst Dunshirn

the Wiener Staatsoper
Recording: Vienna, Staatsoper, 25 May 2003

ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》

トリスタン……………………………トーマス・モーザー(テノール)
マルケ王…………………………………………ロベルト・ホル(バス)
イゾルデ…………………………………デボラ・ヴォイト(ソプラノ)
クルヴェナール……………………ペーター・ヴェーバー(バリトン)
メロート……………………………マルクス・ニーミネン(テノール)
ブランゲーネ……………………ペトラ・ラング(メッゾ・ソプラノ)
牧童…………………………………ミヒャエル・ロイダー(テノール)
舵取り………………………………………インスン・シム(バリトン)
若い水夫………………………………ジョン・ディッキー(テノール)

ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮: クリスティアン・ティーレマン
録音: 2003年5月 ウィーン国立歌劇場

きょう「トリスタンとイゾルデ」ティーレマン指揮、ウィーン国立歌劇場、をGetしました。
いや~しつこい女だな~イゾルデ。
フリッカみたい。
冒頭からえんえん恨み節だよ。なんかヴェーヌスもそうだったですよね。
ワーグナーは恐妻家だな。
それでおもむろにヘルデン・テノールが登場する。苦悩に満ちて。
ああ~いいわ。
これはトリスタン、タントリス、トリスタン、タントリス。しりとりじゃないんだから…。
トリスといえば昔はお酒。
そんなこたあどうでもいい。このトリスタンはトーマス・モーザー
好きなタイプの声です(姿は知らんが)
ばんざい、2007年にベルリン国立歌劇場で来日しますよ~
このトリスタン役でしょうね!狂喜。





Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




チャンピオンズリーグ、レアル・マドリード VS ローゼンボリ




チャンピオンズリーグ、レアル・マドリード VS ローゼンボリ
 10月19日 (水) サンチアゴ・ベルナベウ

ひさびさに書きたくなる試合。
すごいよ~ベッカム。

ゴールは
1、ウッドゲイト(OG以外でレアルで初ゴール)
2、ラウール
3、エルゲラ
4、ベッカム(FK)

4-1で激勝!

1点目は前節リーガでオウンゴールデビューしたイギリス人ウッドゲイトへのベッカムのクロス。
2点目はロビーニョのすばらしい突破、これをラウールが引き取ってすばらしいフェイントかましてゴール。もうタレント炸裂。
3点目は相手チームの先制点を許したエルゲラ君の頭に合わせたまたもやベッカムのクロス。
4点目はおまかせベッカムの巻いて落ちるすばらしいFK.
ジダンも出ていたし、
レアルのタレント集団が本気を出してみました!という後半でした。






Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ファルスタッフ





歌劇「ファルスタッフ」  ( ヴェルディ作曲 )

ファルスタッフ : アンブロージョ・マエストリ
フォード (金持ちの市民) : ロベルト・フロンターリ
フェントン (青年紳士) : フアン ディエゴ・フローレス
カイウス (医者) : エルネスト・ガヴァッツィ
バルドルフォ (ファルスタッフの従者) : パオロ・バルバチーニ
ピストーラ (ファルスタッフの従者) : ルイージ・ローニ
アリーチェ (フォード夫人) : バルバラ・フリットーリ
ナンネッタ (フォード夫人の娘) : インヴァ・ムーラ
クイックリ夫人 : ベルナデッテ・マンカ・ディ・ニッサ
メグ (ページ夫人) : アンナ・カテリーナ・アントナッチ
ガーター亭の亭主 : ワルテル・ヴァルディ

合 唱 : ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽 : ミラノ・スカラ座管弦楽団
指 揮 : リッカルド・ムーティ
演出 : ルッジェーロ・カップッチョ
字幕 : 武石 英夫

[ 収録: 2001年4月, イタリア・ブッセート ヴェルディ劇場で録画 ]
2005年 10月21日 (金)   00:40 ~ 02:48 NHK BS2で放送
Bモード・ステレオ,
第1部 : 00時40分30秒 ~ 01時57分30秒
第2部 : 01時59分00秒 ~ 02時48分00秒

ファルスタッフ全幕は初見。そのせいか、これはおもしろかった。
ファンディエゴフローレスがいい。
男達と女達とフアン ディエゴ・フローレスの重唱があるのだが、もうすごい。
ヴェルディの究極の作品ですね。ある意味。技巧的な。このメンバーだから見事。
劇場が激小さくて、昔ってこうだったのね~というのが伝わってくる。
ナンネッタもフリットリもいいです。










Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




レ・ミゼラブル LES MISERABLES




ハイビジョン金曜シネマ レ・ミゼラブル LES MISERABLES 1998年・アメリカ 10月21日(金) 後10:00~0:15
 
(原題:LES MISERABLES)
〔製作〕サラ・ラドクリフ、ジェームズ・ゴーマン
〔監督〕ビレ・アウグスト
〔原作〕ビクトル・ユゴー
〔脚本〕ラファエル・イグレシアス
〔撮影〕イェルゲン・ペーション
〔音楽〕ベイジル・ポールドゥリス
〔出演〕リーアム・ニーソン、クレア・デーンズ、ジェフリー・ラッシュ、ユマ・サーマン ほか(1998年・アメリカ)〔英語/字幕スーパー/カラー〕

むちゃくちゃ泣けるよ~
お~いおい









Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




クーラ・ホロストフスキーの「イル・トロヴァトーレ」




VERDI: Il trovatore
José Cura (Manrico)
Dmitri Hvorostovsk (Count di Luna)
Yvonne Naef (Azucena)
Verónica Villarroel (Leonora)
Tómas Tomasson (Ferrando)
Gwyneth-Ann Jeffers (Inez)

Royal Opera House Chorus and Orchestra
Carlo Rizzi, cond.
172 min.

歌劇「トロヴァトーレ」ヴェルディ作曲

マンリーコ:ホセ・クーラ
ルーナ伯爵:ドミトリー・ホロストフスキー
アズチェーナ:イヴォンヌ・ナエフ
レオノーラ:ヴェロニカ・ヴィッラロエル
フェルランド:トーマス・トーマソン
グウェネス=アン・ジェファーズ
トーマス・バーナード
ダグラス・テルファー
エドガラス・モントヴィダス
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団&管弦楽団
テリー・エドワーズ合唱指揮
ヴァスコ・ヴァシレフ(コンサート・マスター)
カルロ・リッツィ指揮
イライジャ・モシンスキー演出
デザイナー、ダンテ・フェレッティ 

収録:2002年5月3日
ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場
2003年6月20日深夜 NHK BS2 クラシック・ロイヤルシートで放送

クーラ・ホロストフスキーの「イル・トロヴァトーレ」
引っ張り出して見直してます~

なんとも豪華な顔合わせ。
うわ~ん。
かっこよすぎる~

1幕
ちゃんちゃんばらばらのとこすごく歌いながら、立ち回るのでディーマの息が切れていてちょっとかわいそう。

世界最高のバリトン、ディーマ。
銀髪で軍服。
血管切れそうな熱い演技。

2幕
アリアを歌い終わって長ーく伸ばしてオケが入ってくるとこ、音程ずれてないか?
しかし、もうとにかくすごい低音で、すごい声量。
こないだのクラシカの番組はマイクがオフってたけど、それでも地の底から響くような低音、すごかった!
バスバリトンではないのかな?

神から授かった声ですわね。

アズチェーナがイボンヌ・ネフ。
ワーグナー歌いだけあって素晴らしい豊かな声です。
肝心のレオノーラは…。





Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ムーティ・スカラ座「仮面舞踏会」




歌劇「仮面舞踏会」  ( ヴェルディ作曲 ) Bモード・ステレオ, BS2

リッカルド (ウォリックの伯爵で
  ボストン総督) : サルヴァトーレ・リチートラ
レナート (総督の秘書) : ブルーノ・カプローニ
アメリア (レナートの妻) : マリア・グレギーナ
ウルリカ (女占い) : マリアーナ・ペンチェヴァ
オスカル (小姓) : オフェリア・サラ

バレエ : ミラノ・スカラ座バレエ
合 唱 : ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽 : ミラノ・スカラ座管弦楽団
指 揮 : リッカルド・ムーティ
振付 : ミーシャ・ヴァン・ヘッケ
演出 : リリアーナ・カヴァーニ

字幕 : 武石 英夫

[ 収録: 2001年5月, ミラノ・スカラ座 ]
2005年 10月20日 (木)   00:30 ~ 02:50 BS2で放送
第1部 : 00時30分30秒 ~ 01時23分30秒
第2部 : 01時25分30秒 ~ 02時50分00秒








Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ムーティ・スカラ座「トロヴァトーレ」




歌劇「トロヴァトーレ」  ( ヴェルディ作曲 ) Bモード・ステレオ
 第1部 : 00時30分30秒 ~ 01時40分30秒
 第2部 : 01時43分00秒 ~ 02時48分30秒

ルーナ伯爵 (アラゴン公に仕える貴族) : レーオ・ヌッチ
レオノーラ : バルバラ・フリットーリ
アズチェーナ (ジプシーの老婆) : ヴィオレタ・ウルマナ
マンリーコ (ビスカヤ公爵に仕える隊長,
  実はルーナ伯爵の弟) : サルヴァトーレ・リチートラ
フェランド (ルーナ伯爵の衛兵隊長) : ジョルジュ・ジュゼッピーニ
イネス (レオノーラの友達) : ティツィアーナ・トラモンティ
ルイス (マンリーコの部下) : エルネスト・ガヴァッツィ
年寄りのジプシー : エルネスト・パナリエルロ
伝令 : フランチェスコ・ビアージ

合 唱 : ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽 : ミラノ・スカラ座管弦楽団
指 揮 : リッカルド・ムーティ

演 出 : フーゴ・デ・アナ

[ 収録: 2000年12月, ミラノ・スカラ座 ]

2005年 10月19日 (水)   00:30 ~ 02:49 BS2 で放送






Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ヘップナーさん




きのう毒づいたヘップナーさんですが、いま、レヴァインのヴァルトビューネ見直しました。
すばらしいじゃないですかあ~~(涙涙涙)
ローエングリンの自分が聖杯グラールの騎士であると素性を明かすシーン、もう最高じゃないですか~~
お客さんも大喝采です。
ヘップナーさん、すばらしい、高音も出ているし、まさにローエングリン。
最高のヘルデン・テノール。
なんか、うまいんだよねえ。
この人のタンホイザーもきっとすばらしいのでしょうね。






Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ムーティ・スカラ座・グレギーナ「トスカ」




歌劇「トスカ」  ( プッチーニ作曲 ) Bモード・ステレオ, BS2

トスカ (有名な歌手) : マリア・グレギーナ
カヴァラドッシ (画家) : サルヴァトーレ・リチートラ
スカルピア男爵 (警視総監) : レーオ・ヌッチ
アンジェロッティ (国事犯) : ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ
教会の番人 : アレフレード・マリオッティ
スポレッタ (警部) : エルネスト・ガヴァッツィ
シャローネ (憲兵) : シルヴェストロ・サンマリターノ
看守 : エルネスト・パナリエルロ
羊飼いの少年 : ヴィルジニア・バルキ

合 唱 : ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽 : ミラノ・スカラ座管弦楽団
指 揮 : リッカルド・ムーティ

演 出 : ルカ・ロンコーニ

[ 収録: 2000年3月, ミラノ・スカラ座 ]
2005年 10月18日 (火)   00:30 ~ 02:34 NHK BS2で放送
第1部 : 00時30分30秒 ~ 01時17分00秒
第2部 : 01時21分30秒 ~ 02時34分00秒

 レオ・ヌッチって好きなんですよ。
 演技が人間の深淵まで現しているなあ…て。いつも思う。
 人間の底なしの恐ろしさを、その苦しみを演じきれる人。
 インテリジェンスを感じる。
 悪役であればあるほど、彼の凄みとまがまがしいまでの悪の苦しみ、そういったものを感じるのですよね~
 彼のイヤーゴはほんとすばらしい。スカルピアは大嫌いな役だが、彼が演じると感情移入できる。この役はKeenlysideにもぜひやってもらいたいな~
 
 カバリエレ・カバラドッシのリチートラは軽い声のテノール。
 私、軽い声のテノールって嫌いなんですよ。
 この役はそれにホセ・カレーラス様が私の子供の頃からのデフォルトなんでね~
 なかなか彼を越えるカバラドッシはいないのよ。






Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ワーグナーの楽劇“トリスタンとイゾルデ”




NHK FM 10/16(日)後 03:00
- パリ国立歌劇場公演
     ワーグナーの楽劇“トリスタンとイゾルデ” -(1)

「楽劇“トリスタンとイゾルデ”から 第1幕、第2幕」
ワーグナー作曲
(第1幕:1時間19分43秒)
(第2幕:1時間18分33秒)
   
  トリスタン…(テノール)ベン・ヘップナー
  イゾルデ…(メゾ・ソプラノ)ワルトラウト・マイア
  国王マルケ…(バス)フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ
  クルヴェナール…(バリトン)ユッカ・ラシライネン
  メロート…(バリトン)アレクサンダー・マルコ・ブールメスター
  ブランゲーネ…(メゾ・ソプラノ)イヴォンヌ・ネフ
  若い水夫…(テノール)トビー・スペンス
                
 (合唱)パリ国立歌劇場合唱団
 (管弦楽)パリ国立歌劇場管弦楽団
 (指揮)エサ・ペッカ・サロネン

  ~2005年5月4日 フランス・バスチーユ パリ国立歌劇場で収録~
  (ラジオ・フランス提供)

 いや~とてもすばらしいんですけど~
 歌詞カードがないのがつらいわ~
 ところでヘップナーさんはワルトビューネでレヴァインと共演したあの人
 どうしてヘルデン・テノールはみんな巨漢ばかりなの?
 やだやだやだ~~~
 感情移入できないわ~ ギャンビルさん~トリスタンは歌わないんですか~

 気が早いが、2007年のベルリン国立歌劇場、ニュー・プロダクションの「トリスタンとイゾルデ」来日公演が今から楽しみ~ ユカリたんではありません、トリスタン。
 トリスタン役はクリスティアン・フランツなのでしょうね?
 トーマス・モーザーはアロン?

 2008年のウィーン国立歌劇場のティーレマンの「マイスタージンガー」は絶対見なくては。オットー・シェンクだし。Sardanaさんが見に行ったミヒャエル・シャーデは何の役なんでしょうね?
 






Index
HOME


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ヴェルディ作曲『椿姫』




2003年 スポレート歌劇場
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
指揮:ヴィート・カルミネ・クレメンテ
演出:パオロ・バイオッコ
出演:ティツィアーナ・ドゥカーティ
  トゥッリア・マリア・マンチネッリ
  ルイーザ・チチリエッロ
  オリヴィエロ・ジョルジュッティ ほか
   伊語

はっきり言ってひどい。
オケがレベル低すぎ。文化祭か。

ヴェルディの椿姫は作品自体が「陳腐」なんだから。
同じ「陳腐」でも「ラボエーム」が許せちゃうのはなんで?






Index
HOME


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ