Shevaのブログ
サッカー、テニス、バレエ、オペラ、クラシック音楽 そのほか
 



 ハイランド・フリング。

※ネタバレしてます。これから見る方はご注意ください。

ブルノンヴィル版の作曲家:レーヴェンヨルドの音楽は叙情的で、可憐で美しい。
ドラマティックな部分もあるけど少ない。チャイコのようなドラマティックさはない。
悲劇的シーンでも美しい音楽なのだ。
叙情的で、まさにロマンチック・バレエの世界だ。

私はこれを聴きすぎて、すっかり好きになってしまったので、今回の音楽は、やっぱマシューだなあと思って初日は苦笑していた。

音楽が短いので、ぜったい音楽を足してくるだろうと思っていたが、解説書にもあるように、冒頭にはスコットランドのカントリーミュージックが流れる。
舞台はまるでノイマイヤーの「ニジンスキー」がそうだったように、客電が落ちる前から、もう既に幕が開いていて、始まっている。

クラシックでない音楽をクラシックに混ぜてくるのは私には少々、ん…?だった。Play Without Words でも使った手法、ジャズにまぜるポピュラーミュージック、ほどにはしっくりこない。

序曲の悲劇的な部分は、ゾンビであるシルフの登場に使われる。

またマシューの逆転構造が展開している。
古典の「ラ・シルフィード」ではシルフは森の浮遊する妖精であるが、この作品では、ズバリ、ゾンビである。Living Dead.死んだ人間たちの化け物、幽霊である。まあいってみれば「ジゼル」のウィリーね。

逆転構造といったのはこういうことだ。
シルフの踊る音楽は、古典版では魔法使いマッジの率いる森の悪霊、化け物、魑魅魍魎たちの音楽である。
マシューは「スワン・レイク」でザ・スワンの登場の音楽をロットバルトの登場の音楽を使った。マシューにとって、聖なるものと邪悪なものは表裏一体なのだ。切り離して語れるものではない。シルフたちは美しいロマンティックチュチュではなく、まるでレイプされて殺された後のような衣裳で現れる。
そしてシルフたちに羽根が生えているのは同じで、しかもその羽根がむしりとられるところまでいっしょ、しかももっとストレートな犯罪性をもったやり方で…。
ほんとマシューあんたは怖いやつ。ゾンビの見すぎだ。ヒッチコックの見すぎだ。スティーブン・キングの読みすぎだ。

クラシック音楽の鳴らし方も、古典版のようなロマンティックな部分を意図的に排している様だ。
ジャーーーーン!!とすごい大音響で鳴らす。びくっ!
これはホラー作品だったのね~
ぜんぜんロマンテイックな「愛と幻想」の真逆じゃん。「恐怖と阿鼻叫喚の」シルフィードじゃ!
お子様見に行って大丈夫かな?

さて、序曲の軽快テンポアップ部分に入ると、トイレに乱入してくる酔っ払った友人たち。

序曲が終わると暗転、セットが反転しエフィーの?部屋になる。
酔いつぶれている男たち。
うるさい一晩じゅうついていたテレビを消す友人。この曲はパンフによると「ブリガドーン」だそうです。ここもクラシックでない音楽の使用シーン。

一人になったジェームズの元に現れる、シルフ。
このシルフが古典版では、可憐ではかなげでひたむき、快活で無邪気。マシュー版では悪戯好きで嫉妬深く、やきもち焼きでおきゃんで、やっぱ古典版とキャラだいぶかぶってる~

ジェームズに新聞を持たせて読ませて、だんなさま、新聞どうぞ、私はアイロン掛けよ!って普通の主婦の甘い結婚生活のおままごとをしてみて、急に「ばっかばかしい~ やってられっかよ!!」とキレて、いろいろ破壊しまくる。
まるでグレムリンか、リロ&スティッチか。
このへんがすごい好き~
しかも同じようにジェームズにも破壊を強制する。
当然帰ってきたエフィーはびっくりし、怒り、仲間みんなでおかたづけをさせられる。

古典版ではママが出てきて、さあ、婚約よ、指輪の交換しましょうね、おめでとう! 一方のガーンは横恋慕
マシュー版では、結婚生活とは、女というものは(こんなにうざい)とジェームズに味あわせる。
ガーンはスマイル(ピース)のTシャツでだっさ~い!とうざがられている。

家をめちゃくちゃにしたのは、シルフじゃなくてやっぱり、結婚生活への暗い思いに耐え切れないジェームズの行為だったのだろう。きっと。
スワンレイクの王子がスワンの幻影を見るように。

ジェームズは自分に惚れているマッジの好意を利用して、好き放題ドラッグを仕入れている。報酬はマッジへの熱いキス!
マッジもいいかげん嫌気がさしている。次第に、「もうあんたのキスなんかいらないわ!」となる。

古典版のジェームズは、傲慢で年寄りを邪険に扱い、自分に不幸な予言をされると激こうして、足の悪いマッジを引きずり回し、殴ろうとする。
それを押しとどめるエフィー。
ガーンは「まあ一杯」とマッジに酒を飲ます。いい気分になったマッジはガーンはエフィーと結婚する、ジェームズは死ぬ、と予言する。
単純馬鹿なガーンは喜ぶ。
マッジはその不吉な予言を実行するため行動を起こす。まさに有言実行。

さて、マシュー版では?

その前に、このように、ジェームズは傲慢なアロガントな自分本位の人間でなくてはいけない。エフィーは俺のもの、シルフも俺のもの。俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの。しかしケンプのジェームズは違う。優しすぎる。ジェームズ・リースも優しすぎる。(見てないけど。ごめん。)多分アダム・ガルブレイスが一番キャラは近いんじゃないかな~

ということで次いつ行こうかな~

じゃなくて、ジェームズがヤクに溺れざるを得ない必然性もわからんかった。デンマーク王立バレエの「シルフィード」はジェームズがすごい、傲慢なのだよ。こうでなくてはいけんのよ。

さて、マッジのトランプ占い。こっくりさんみたいなもんで、みんなで手をつないでトランス状態。笑える~ 中学生の頃やりませんでしたか?
ここ好き~ マッジの表情がいいです。
マッジは単純に意地悪をしてみたかった。自分の予言がほんとになるなんて思ってない。ただ、いけず男と幸せバカのエフィーに意地悪したかっただけ。でも、いったん物事を口に出すとそうなってしまうものだ。単純バカなガーンは大喜び。

いよいよ結婚式の日。
みんなおめかししてやってくる。一同列をなして行進。どこへ行くのかと思ったら、教会へ! メンデルスゾーンの結婚行進曲が流れる。みんな袖に入っていて、舞台上には孤独なシルフ。
これ! マシュー・ワールドだよねえ。
幸せの絶頂と、その反対のものを平行させて見せていく。
「くるみ」でもありましたね。幸せなシュガーとくるみ、泣いているクララ。
踊り狂うスワンと泣き叫ぶ王子。

そして車椅子のおばあちゃんはママのママなのかな? 笑える~

結婚式のお祝いのダンス、群舞の部分は群舞、ソロダンスの部分も群舞~ おいおい。スワンレイクはもちっと原振付をいかしてたよん。

ガーンは秘密を発見する。なんだ? この○は。捕まえちゃえ。
この次のジェームズの行動が衝撃的だった。
私にとっては1幕のラストの方がすっげ~衝撃的だった。
そう!だったのか!
マシューすげえ~~
すごい~
悲劇を笑いで表現するマシュー。
1幕には250点をあげたいです。

十字架をきるガーン。うれしそうな顔で。

いやー、これはボーン版、スワンレイクの3幕の幕切れに相当する衝撃だった。
やっぱ天才やねー。

いやもちろんラストもうならせる演出ですよ!

2幕。

またさっさと舞台が開いて、休憩タイムから舞台が始まっている。
ここは2幕の?序曲とマッジたちの毒のスカーフ作りの場面が、シルフ(ゾンビ)の踊る音楽、になっている。やっぱりシルフたちはまがまがしいものなのだ。
シルフを追って、(魂が)ここにやってきたジェームズ。

ここは廃材置き場、ごみ置き場。捨てられた車のヘッドライトが不気味に光る。

ブルノンヴィル版、2幕のシルフたちのシーンは、美しいチェロのソロで女性のソリストが踊るところで始まる。そしてヴァイオリンのなんとも美しいメロディで踊る、シルフィード。

マシュー版では音楽がどうだったか、記憶にない。ごめんなさい。

メロディアスな可憐な叙情的な部分を排していた気がするのだが…。

上着をかけるとこかな?
上着が移動してびっくりするジェームズ。

ジェームズとシルフの出会い。
夕焼けのような背景で横に並んで美しく踊るシルフとジェームズ。ユニゾンのダンス。

ジェームズとシルフがいい感じになると、シルフたちがはあはあ興奮する。(爆~)

そして袖で一発やってきて(下品でごめんなさい)、(スワンレイク)、またカーセックス。(カー・マン)。それだけで爆~ カーセックスの間中、シルフたちは恍惚の踊り。

ジェームズがシルフの踊りの真似をして、踊るところも爆~
ウィルうまい!

しかしシルフ役を男にしても充分いけると思います。ストーリー的にも。メイクでわかんないし。ぜひ、シルフ男ヴァージョンが見たいなあ。

4人のビッグスワンじゃない、ビッグ・シルフのうちの一人でもいいです。
(みんなでかかった)

しかし幸せは一瞬。ジェームズは彼本来のわがままを抑えきれなくなる。
男は女を従わせるもの。やられちゃった女はおとなしく従うしかない。それでもさらに!要求はエスカレートしていく。ジェームズを束縛するエフィーのように、今度はジェームズが自由なシルフの自由を奪うことに躍起になりだす。なんて人間はわがままなのでしょう。

そして衝撃の結末へ!
これだけは語れんな~

古典版の話。
マシュー版とだいぶ違う。

シルフを独占したいジェームズ。マッジがひらひらさせている魔法のショール。
「これがほしいのかい?」
「そうだ」
「何だよ、その態度は。人に物を頼む時はひざまづいてお願いするもんだろ!」
「お願い…します。」
「さあ、これだ。これをこうやって巻くんだよシルフの腕に、ぐるぐるぐるとね。」

そして悲劇が。
古典版で、マッジにくってかかるジェームズ。

「どうしてこんなことをしたんだ!」
「それはお前が望んだことだろう?」
「お前はシルフィードを自分だけのものにしたかったんだろ? あたしはそのお手伝いをしてやったんだよ。言いがかりはやめてほしいね。」

ぐうの音も出ないジェームズ。

古典版では、シルフを結果的には自分が殺してしまったショックで気を失っているジェームズを、マッジが、たたき起こして、エフィーとガーンの結婚式の行列を見させる。そしてシルフの昇天まで見させる。なんて残酷なマッジ。でもマッジはそのショックで昏倒し、死んでしまったジェームズを見て絶叫して泣くんだよ。何それ。
やっぱ愛と憎しみは裏返し。

このシーンがマシュー版でないと思ったら、やっぱ最後におまけがあったね、というわけで。

ワザリング・ハイツ。
Heathcliff, it's me, Kathy, I've come home , I'm so co-o-o-o-o-old. Let me in your window ----

 

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 マシュー・ボーンの「ハイランド・フリング」日本公演初日
2005年6月23日 池袋・東京芸術劇場・中ホール

ジェームズ:ウィル・ケンプ
シルフ:ケリー・ビギン
エフィー:ミカ・スマイリー
ロビー:ジェームズ・リース
ドーティ:シェルビー・ウィリアムス
ガーン:リー・スマイクル
マッジ:ノイ・トルマー
アンガス:マット・フリント
ユアン:ロス・カーペンター
ジーニー:ジェンマ・ペイン
モーラッグ:ハンナ・ヴァッサロ

James : Will Kemp
The Sylph : Kerry Biggin

※ネタバレあり。公演をこれからご覧になる予定の方はご注意ください。

まず、最初の音楽が、レーヴェンスキョルドのものではない。

いきなりジェームズが公衆トイレに登場しラリっている。目が、目が普通じゃな~い!!
いっちゃってる。
シルフの登場。
(ここはネタバレのためカット)
ここの音楽は序曲のおどろおどろしい部分。

友人が乱入し、おしっこしたり、らんちき騒ぎを繰り広げる。
うおーなつかしー。やっぱジェームズ・リースは背が高い!
序曲の軽快にドラマティックな部分の音楽。(ここの音楽は大好きだ~ ヴァイオリンがじゃかじゃかじゃかじゃかじゃか、というのが好き~)

ジェームズはマッジにドラッグをもらい、代金はキス!

セットが半回転し、エフィーのおうちになっている。

赤いタータンチェック柄の壁紙で、壁にはショーン・コネリーやジェーン・フォンダの写真が貼ってある。70年代?ぐらいの設定か。

男どもが酔いつぶれている。ここもすごくユニークで面白い!

ジェームズ・リースのロビー! いきなり笑かしてくれます。
(ここはネタバレのためカット)

これは結婚式前夜のらんちき騒ぎだったんだね。

マッジのトランプ占い。
もちろんこれは古典の「ラ・シルフィード」でマッジが手相を見て次々に不吉な予言をするところの焼き直し。
古典の「ラ・シルフィード」はマッジを邪険に扱うジェームズがひどく傲慢な男として描かれている。そして反対にシルフィードは純粋無垢な存在。
しかし古典の「ラ・シルフィード」のマッジは実はジェームズを愛している。結果的に殺すほど憎みながらも愛しているのだ。
しかしボーンの「ハイランド・フリング」ではマッジがそんなにキーパーソンにはなってない。ヤクの売人というだけで、ジェームズがヤクのせいで自分で勝手におかしくなっていくだけだ。
マッジがジェームズを好きなのはわかるが、ほかにカップルの相手はいる。ヤク漬けにして殺そうと思っているわけでもない。
だからストーリー性がいまいち、ここが弱いのよね。
なぜジェームズが破滅するのか。単なるヤクのせいで、葛藤がないんだよなあ。
お話に戻ろう。

またシルフが現れ、部屋を
(ここはネタバレのためカット)
ここ、すごく好きだ~~
シルフのダンスがすっごくオリジナルで野性的で楽しいです。
悪戯をする子供のような、くるみ割り人形の子供たちがそのまま大きくなったような、ボーンの青春の世界がすてきだ。

女たちが入ってきておかんむり。
さあ、結婚式だ。

ここでメンデルスゾーン。
舞台上には孤独なシルフ。

エフィーのママが出てくるのも(登場の仕方が)おかしい。
(ここはネタバレのためカット)

結婚式のお祝いで家の中でダンスする。
ブルノンヴィル版「ラ・シルフィード」で、足を踏み鳴らしてスコットランドのフォーク・ダンスを踊るシーン、群舞になっている。

またブルノンヴィル版「ラ・シルフィード」で男性のソリストのソロシーン、続くジェームズのソロ、すべて群舞になっている。アントルシャなんかもっちろんありませんよ。

しかし、ガーンは秘密を発見する。何だこれは?
(ここはネタバレのためカット)

完全にらりっているジェームズは
(ここはネタバレのためカット)
皆に取り押さえられる。
ガーンは
(ここはネタバレのためカット)
ジェームズは
(ここはネタバレのためカット)!!!

1幕了。

いやー面白かった。2幕はど~なっちゃうの? と期待高まる。

2幕。
車、フォルクスワーゲン?
この車のライトが時々意味もなく光って怖いんだ~
あの映画?

ここはシルフの世界。
廃材置き場。ゴミ捨て場。
ジェームズはシルフを追いかけてくる。

シルフ、男も4人いるじゃん。

男のビッグスワンが見られますよ。

シルフたちがじっとしているとジェームズは木?だと思って、上着をかけたりする(爆)

ついにジェームズはシルフを見つける。

ジェームズ役のウィル・ケンプ、背中を反らしてターンする。クリス・マーニーの背中反らしターンを思い出す。2人でならんで美しく踊る。

この時のシルフたちの異常な興奮が笑える(ピーピング・トム)です。
袖でエ○○しちゃって2人が戻ってくる。

仲間に入れてもらおうとジェームズは必死で踊りを真似る。ついには中央で踊りだす。かっこいい。

ここの有名なパドドゥのジェームズのアントルシャの見せ場のソロや、シルフの叙情的なソロなどすべて群舞になっている。バレエ版を知ってる人にはちょっと物足りない。
しかし後半にジェームズのソロもある。

シルフたちは一人のシルフの興奮を共有してるのか?
ジェームズを仲間に迎え入れて触りまくる。

ジェームズちょっと不快。
「何で俺を触りまくるんだよ。おれはシルフだけが好きなのに。」
「二人で暮らそう!」
シルフはついてくる。
しかしどこまで行ってもシルフたちが現れる。

ジェームズは大きな○○○を発見する。
(ここはネタバレのためカット)

シルフは
(ここはネタバレのためカット)

シルフたちは
(ここはネタバレのためカット)

暗転。

エフィーの家。
(ここはネタバレのためカット)


うわー「嵐ヶ丘」だあ~

いろいろぶーたれてすみませんが、どなたさまも、文句なくぜひ1回は確実に見ておくべき作品でしょう!
ショッキング!
ファニー!
おしゃれ!
これぞまさしくマシュー・ボーン・ワールドです。
時間も短いので忙しい方にはいいですね。



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2005年6月5日
第59回トニー賞授賞式
The 2005 Tony Award

2005年6月18日 NHK BS2 で放送。

司会:ヒュー・ジャックマン

プレゼンター:ビリー・クリスタル
  ローレンス・フィッシュバーン
  ジェームズ・アール・ジョーンズ
  アン・ハサウェイ
  エミー・ロッサム
  ほか(下記)

ミュージカルノミネート作品をメドレーで舞台で紹介。のっけから豪華だ!

冒頭のビリー・クリスタル笑える~ 登場から大笑い。
「歌は全部ビヨンセが歌います。」
アカデミー賞のパロディ。
本家司会のヒューに、
ビリー「僕もノミネートされてるもん。」
ヒュー「僕は受賞者だけどね~」
(笑)。
しかしパロディするまでもなくアカデミー賞に似過ぎだ。
ここまで似てたっけ?
なんかつまらん。形式を同じにしなくてもいいのに。

最初のいきなりしゃべりながら歌いだすヒューの一人舞台、すごい!
あっけ… 感もあったけど。
背が高くてスタイルが良くて踊れて、歌えて、演技ができて、性格も良くて、ハンサムでユーモアがあって、司会もできるなんて、
神は彼に何物与え給うたのだ?

ローレンス・フィッシュバーンほか、プレゼンター
演劇助演女優賞:エイドリアン・レノックス「ダウト」

マリオ・カートーンほかプレゼンター
ミュージカル脚本賞:ノミネート、
エリック・アイドル「スパマロット」ほか
受賞 → 
レイチェル・シェィンキン「第25回パットナム郡スペリング競技会」

パフォーマンス
「ペテン師と詐欺師 Dirty Rotten Scoundrels」
 ジョン・リスゴー、ノーバート・リオ・バッツ♪Great big stuff

「スウィート・チャリティー」のクリスティーナ・アップルゲート、有名なテレビ女優らしい。
  自分自身をパロディにする演出、スタントマン?

クリスティーナ・アップルゲート、プレゼンター
振付賞:ジェリー・ミッチェル「ラ・カージュ・オ・フォール」

ジェフ・ゴールドブラム、エミー・ロッサム、プレゼンター
作曲作詞賞:アダム・ゲテル(リチャード・ロジャースの孫)「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」
 やっぱ才能は隔世遺伝か。

パフォーマンス
「ライト・イン・ザ・ピアッツァ The Light in the Piazza」
ヴィクトリア・クラーク、ケリー・オハラ(娘役)

演劇演出賞:ダグ・ヒューズ「ダウト」

チタ・リベラ プレゼンター
パフォーマンス
「Sweet Charity」

演劇作品賞ノミネート作品紹介
プレゼンター キャスリン・ターナーほか

プレゼンター ジェームズ・アール・ジョーンズ
ミュージカル助演女優賞:サダ・ラミレス「モンティ・パイソン スパマロット」

プレゼンター アン・ハサウェイほか
ミュージカル助演男優賞:ダン・フォグラー「第25回パットナム郡スペリング競技会」

パフォーマンス
「ラ・カージュ・オー・フォール」
    これ、すごい! 踊りがすげ~~
    さすがみんな、オトコだけある。

Avenue Q の人形。

サリー・フィールド。特別功労賞の発表。

ネイサン・レイン。スペシャル・シアトリカル・イベント賞プレゼンター。
すごい、笑いをとっていた。
ノーバート・リオ・バッツのバッツとヒューのバッツ(お尻)をかけていた。

受賞者、「700 Sundays」ビリー・クリスタル。
ビリー・クリスタルは日本で言えばやっぱ、みのもんたさんですか?

リチャード・バートンの娘。

マシュー・ブロデリック。
ミュージカル演出賞 Goes to マイク・ニコルズ(モンティ・パイソン「スパマロット」)
映画監督でもある。あいさつが長過ぎで、BGMでちゃった。

ミュージカル・リバイバル作品賞
Goes to 「ラ・カージュ・オ・フォール」

パフォーマンス
「スペリング・ビー」
「第25回パットナム・スペリング競技会」 
ダン・フォグラー(先ほどの受賞者。)
これは面白い。

イディーナ・メンゼル

編曲賞「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」
照明デザイン賞「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」
演劇衣裳デザイン賞「」
ミュージカル衣裳デザイン賞「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」
演劇装置デザイン「ピローマン」
ミュージカル装置デザイン「」

デヴィッド・ハイド・ピアース、プレゼンター、
演劇リバイバル作品賞「摩天楼を夢見て」

ローラ・リニー、プレゼンター、
追悼、アーサー・ミラーほか逝去者たちへのパフォーマンス
ジェシー・L・マーティン「ラズル・ダズル」(Chicago)

ドン・チードル、プレゼンター
演劇主演男優賞:ビル・アーウィン「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」

アラン・アルダ、プレゼンター、
演劇主演女優賞:チェリー・ジョーンズ「ダウト Doubt」

パフォーマンス
「モンティ・パイソン スパマロット」
サダ・ラミレス(受賞者)
デヴィッド・ハイド・ピアースほか

アンジェラ・バセット、イーサン・ホーク、プレゼンター
演劇作品賞:「ダウト Doubt」

しかしあいさつつまらなすぎ。誰もが退屈しているぞ。裏方の家族の名前など誰が聞きたいんだ。サンキューだけでいいだろ!
つまんないあいさつはすべてカットするんだ、NHK!(by 長井秀和)

ヒューの歌う、♪Somewhere
Hugh introduces
アレサ・フランクリン。

ハーヴェイ・ファイアスティーン、プレゼンター。
すごい声だ~
ミュージカル主演女優賞:ヴィクトリア・クラーク「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」

バーナデット・ピータース、プレゼンター。
ミュージカル主演男優賞候補者
ハンク・アザリア:「モンティ・パイソン スパマロット」
ゲーリー・ビーチ:「ラ・カージュ・オ・フォール」
ノーバート・リオ・バッツ「ペテン師と詐欺師」    →受賞!
ティム・カリー:「モンティ・パイソン スパマロット」
ジョン・リスゴー「ペテン師と詐欺師」

ヒュー・ジャックマン、プレゼンター。
ミュージカル作品賞:
「ペテン師と詐欺師 Dirty Rotten Scoundrels」
「ライト・イン・ザ・ピアッツァ The Light in the Piazza」
「モンティ・パイソン スパマロット Monty Python's Spamalot」    →受賞!
「第25回パットナム郡スペリング競技会 The 25th Annual Putnam County Spelling Bee」


今年は見られました~ 幸せ。よっし~さま、ありがとうございます!
 

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 FIFA コンフェデレーションズカップ 2005

2005年6月15日 A組 第2試合 ヴァルトシュタディオン フランクフルト
ドイツ VS オーストラリア

ドイツ

GK オリバー・カーン(1)        :バイエルン

DF ロベルト・フート(4)   :チェルシー
     Huth
   フリードリヒ(3)     :ヘルタ・ベルリン
     Friedrich
   メルテザッカー(17)   :ハノーバー
     Mertesacker

MF ミヒャエル・バラック(13)  :バイエルン
     Ballack
   ベルント・シュナイダー(19) :レバークーゼン
     Schneider
   バスティアン・シュバインシュタイガー(7) :バイエルン
     Schweinsteiger
   フリングス(8)       :バイエルン
   ヒツルシュペルガー(16)  :アストンビラ
     Hitzlschperger

FW ルーカス・ポドルスキ(20)      :ケルン
     Podolski
   ケヴィン・クラニー(22)  :シャルケ ← シュトゥットガルト
     Kuranyi

監督 ユルゲン・クリンスマン

オーストラリア

GK マーク・シュウォーザー(1)  :ミドルスブラ(プレミア)

DF マスカット(2)        :ミルウォール
   ポポビッチ(6)        :クリスタルパレス
   ミルチェビッチ(20)     :トゥーン(スイス)

MF スココ(8)          :ゲンチレルビルリジ(トルコ)
   ケーヒル(10)         :エバートン(プレミア)
   クリーナ(19)
   エマートン(7)

FW ジョン・アロイージー(15)    :オサスナ(スペイン)

監督 フランク・ファリナ


ケヴィン・クラーニー、18分のゴール。
フリードリヒのミドルシュートのコースを変えた。

フートがオーストラリアにフリーキックを与えてしまい、壁がジャンプした下を通ってゴール。キッカー、スココ。
同点。

メルテザッカー。ゴール。
シュバインシュタイガーのコーナーキックからの流れ。

アロイージー、ゴールでまた同点。

シュバインシュタイガー、悪そうでいい若造。期待の新星らしい。

ハーフタイム

後半開始、メンバーチェンジはなし。

ポポビッチ → マッケイン(17):ナショナル・ブカレスト(ルーマニア)
負傷交代。

フリードリヒに対する、ミルチェビッチのファールでPK。キッカーはバラック。決めた。後半15分。またドイツリード。3-2。

シュバインシュタイガー、マスカットに挑発されてキレそう。もうイエロー1枚もらっているのに。

こんどのオーストラリアのFKは無事クリアー。

クラニー → アサモア。67分。

シュナイダー → セバスチャン・ダイスラー(10):バイエルン、76分。
すごい歓声。やっとこの人が見られた。前回W杯故障してたんだよね。濃い顔。

シュバインシュタイガー → エルンスト(15):ブレーメン。80分。
シュバインシュタイガーに観客が大拍手。

ダイスラーのすごい突破。

ポドルスキ、後半43分のゴール。
アサモア、ヒール、バラック、鋭いマイナスボールをポドルスキへ。ゴール。すばらし~。これで、4-2と突き放す。

アロイージー、ロスタイムゴールで、4-3。

Result 4-3 開催国ドイツ、勝利。




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ワーグナー:楽劇「ジークフリート」1
R.Wagner: "Siegfried" 1


ワーグナー:楽劇四部作『ニーベルングの指環』
~第2夜『ジークフリート』第1幕

[出演]ジョン・フレデリック・ウェスト
   ハインツ・ゲーリク
   ヴォルフガング・シェーネ
   ビョルン・ヴァーク
   アッティラ・ユン
   リーザ・ガステーン

[演出]ヨッシ・ヴィーラー&セルジオ・モラービト

[指揮]ローター・ツァグロゼク
[演奏]シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団
[収録]2002年9月~2003年1月
   約1時間30分


 ミーメがきったないアパートの台所でいっしょうけんめいお料理している。
パンケーキの種みたいな物体をこねて、2枚の皿につぐ。
じゃがいもをゆであげて、やけどしながら皮を剥いている。
音楽はあのニーベルハイム、地底の国での黄金を鍛え上げるテーマ、カンカンカンとスタカートで続く音楽。
それをミーメは同じ拍子を鍋にナイフをぶつけて、カンカンカン…。


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Legally Blonde2 Reese Witherspoon, Sally Field, Bob Newhart, Luke Wilson, Jennifer Coolidge, Regina King, Jessica Cauffiel, and Alanna Ubach

http://www.imdb.com/title/tt0333780/fullcredits

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ポートレート『グスタフ・マーラー』
Great Composer - Mahler
[出演]サー・ゲオルグ・ショルティ指揮BBC交響楽団
   マイケル・ティルソン・トーマス
   リッカルド・シャイー
   トーマス・ハンプソン
   マリーナ・マーラー(孫娘)
   ドナルド・ミッチェル(伝記作家)ほか
   ナレーター、ケネス・ブラナー
[監督]クリッシュ・ルスマニス
[制作]1997年
   約1時間5分

 2005年6月 クラシカジャパンで放送

グスタフ・マーラー 1860-1911

軍楽隊の影響。

作曲家、マイケル・ティルソン・トーマス。

アコーディオンを子供の頃弾いていた。

伝記作家、アンリ・ルイ・デ・ラ・グランジュ

聖歌隊。

14人の兄弟が次々と死んだ。
伝記作家、ノーマン・レブレヒト。
肉親の死は日常的出来事。
伝記作家、エドワード・セッカーソン

父親の暴力。
しかし父は彼に音楽の道を許した。

「ピアノ四重奏曲」
ワーグナーに傾倒。
伝記作家、音楽学者、ドナルドミッチェル。

「嘆きの歌」
狩の角笛。
「彼の人生の問い。長調なのか? 短調なのか?」

ウィーン、マーラー協会、エルタ・ブラウコプフ

1886年、第1番、巨人に着手。

ブダペスト歌劇場指揮者に就任。しかし第1番は不評。

初の歌曲集、「さすらう若者の歌」。その一部を第1番で使った。

バリトン歌手、トーマス・ハンプトン。

詩「子供の不思議な角笛」から。

彼の指揮ぶりは好評。
ハンブルク歌劇場指揮者。

オーストリア、湖畔のシュタインバハ、作曲小屋。

第2番、第3番。
汎神論。魂の救済。宇宙的世界へ。

メゾ・ソプラノ歌手、シャルロッテ・ヘレカント。

弟オットーが自殺を図る。

実は策士のマーラー、カトリックに改宗してウィーン宮廷歌劇場芸術監督になる。
団員を解雇し、雇用した。団員との軋轢。独裁者のごとく、恐怖政治。
当時のウィーンは文化革命を迎えていた。
クリムト。

4番を作曲。
新しい夏の別荘。
1901年、ヴェルター湖のほとり、カリンティア。

文書家、ピエール・ヴェリック。
映像伝記作家、ケン・ラッセル。

実務的なマーラー。
名指揮者。
策士ぶり。

マーラーは美しいアルマと出会いすぐ結婚。
孫娘(マリーナ・マーラー)がアルマについて語る。美しい英語だ。なんで英語なんだ?
交響曲第5番を書いた。
あまりにも有名な第4楽章アダージェット。
バレエシーンの挿入。男女のパドドゥ。
プラハ国立バレエ、

マーラーの「死の予兆」「葬送行進曲」について語るシャイー。
マーラーは 「死の予兆」に取りつかれていた。

第6番。
ショルティ

マーラーのマイナス思考。
作曲家コリン・マシューズは語る。
「第6番は聴きたくない曲。」
マーラーの「感情」だから。

次女が誕生。
アルマとの亀裂。

リュッケルトの詩「亡き児をしのぶ歌」を作曲した。
妻は反対した。
独白的。
歌手が歌う。
雨に濡れる葉の向こうで。

その後長女が亡くなり罪悪感にさいなまれる。

ユダヤ人排斥運動で芸術監督の辞任へ。
ウィーン宮廷歌劇場芸術監督の地位を失い、娘を失い、心臓病になった。

交響曲第8番。

縁起を担いで、第9番の代わりに「大地の歌」を作曲。

「大地の歌」から告別。

「深い仏教思想が感じられる。」
バレエシーン。男女のパドドゥ。

振付はマクミラン、
バーミンガムロイヤルバレエの、ジョゼフ・シポラ、レティティア・ミュラー

マーラーはMETの芸術監督へ。
破格のギャラ。

クリムト「終わりだ」
ウィーンの文化革命は終わった。

to NY.
しかしトスカニーニが指揮者になってしまって、マーラーはNYフィルに行った。

第9番。第4楽章。
ショルティ。

「これは子供へのレクイエムだった。」

ついに死の2ヶ月前にマーラーは世に認められた。

アルマはアル中に。そしてアルマの浮気。相手は有名な建築家。

マーラーはフロイトに分析される。

第10番。
妻の浮気が発覚し、絶望の中での作曲。
自責の念。

第10番を未完成のまま死去。

ショルティ指揮の9番。
了。





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「恋は邪魔者」
Down with love
2003年アメリカ
ルネー・ゼルウィガー
ユアン・マクレガー

とても傑作とは言えない映画。貴重な土曜の夜2時間を無駄にした。
ただ、ユアン・マクレガーが非常に美しい。それだけ。

「スターウォーズ」サーガの若き頃のオビワン・ケノビ役のユアンはだっさ~いのに、なんでキャッチャーはかっこいいのだろう。バズ・ラーマンの「ムーラン・ルージュ」の彼もめっちゃハンサムだった。


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ジークリンデ「ヴェルゼが父親のヴェルズング族なら、私にあなたの名前を呼ばせて。
 ジークムント! この剣はあなたのものよ。」

剣を引き抜くジークムント。
 
ジークムント「ここにいるのはジークムントだ。
 清らかな乙女を娶るのだ。
 敵の家からあなたを連れ去ろう。
 そしてノートゥンクがあなたを守るのだ。
 たとえジークムントが倒れても!」

ジークリンデ「あなたは剣と共に妹を得たのよ!」
ジークムント「そして花嫁だ。ヴェルズングの血が栄えるように!」

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ニーベルングの指環
Ring der Nibelungen INDEX

序夜『ラインの黄金』シュトゥットガルト州立歌劇場

序夜『ラインの黄金』 2
第1夜『ワルキューレ』
シュトゥットガルト州立歌劇場

第1夜『ワルキューレ』 2シュトゥットガルト州立歌劇場

第1夜『ワルキューレ』Part3




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ニーベルングの指環~序夜『ラインの黄金』
RheingoldRing der Nibelungen(Stuttgart)

シュトゥットガルト州立歌劇場の
ワーグナー『ニーベルングの指環』~序夜『ラインの黄金』

出演:
  ヴォルフガング・プロブスト(ヴォータン)
  モッティ・カストン(ドンナー)
  ベルンハルト・シュナイダー(フロー)  
  ロベルト・クンツリ(ローゲ)
  ミカエラ・シュスター(フリッカ)
  ヘルガ・ロース・インドリダドティル(フライア)
  メッテ・エイシング(エルダ)
  エサ・ルートゥネン(アルベリヒ)
  エーベルハルト・フランチェスコ・ロレンツ(ミーメ)
  ローランド・ブラハト(ファーゾルト)
  フィリップ・エンス(ファフナー)他


指揮:ローター・ツァグロゼク
演奏:シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団

演出:ヨアヒム・シュレーマー

収録:2002年9月~2003年1月
  シュトゥットガルト州立歌劇場
  約2時間43分

 2005年 クラシカジャパンで放送。

幕が開くと全員が舞台上にいる。

ラインの乙女。
アルベリヒを弄び、侮蔑し、屈辱を与える乙女たち。

舞台中央の水盤に飛び込んで乙女たちの黄金を奪うアルベリヒ。

残りのわずかな黄金を拾い集めるミーメ。

神々。
ローゲは歯を磨いている。

フリッカとヴォータンは言い争う。
フリッカ「権力のために女の愛を犠牲にするのね。」
ヴォータン「俺はお前を得るために目を一つ犠牲にしたのだ。」
 「そんなことは言わさんぞ。」

巨人族がやってくる。
巨人族はフリッカの妹フライアを要求する。
「優美の女神を!」
「契約を守れ!」

フライアは姉に抱きついている。姉はしきりに妹の面倒を見ている。
知らん顔のヴォータン。
争いになる。

ヴォータン「ついにローゲが来た、お前のまずい取引を修正しにきたのか?」
ローゲ「石の城がほしかったんだろ? 俺はぐうたらじゃない。」
上着を着て退場しようとするローゲ。
ヴォータン「俺がお前を信用しない連中も説き伏せたんだぞ。巨人族がフライアを要求している。」
ローゲ「俺はそんな約束をした覚えはないね。」
フリッカ「嘘つき!」
ローゲを詰問するヴォータン。
皆がローゲの周りに集まる。
ローゲは自分の立場を説明する。
「俺は感謝された試しがない。」
「女が与える愛の喜びよりいいものは何か? 俺は聞いた。人々は俺を笑った。そんなものはない。」

「ところが…、あったのだ。」
ローゲはアルベリヒがラインの黄金を奪ったことを語り始める。
「私は約束を果たした。」
ヴォータン「お前は賢くなんかない。大馬鹿者だ。」

巨人族はひそひそ。
「神々が指環を手に入れるとよくない、」

ヴォータン「黄金の指環、絶大な権力と富を得られるもの…」
「アルベリヒが鍛え上げたら。」
ヴォータン「鍛え方を知っているのか、ローゲ?」
ローゲ「ルーネン文字の魔力で黄金を指輪に変えられる。これは愛を断念したものには簡単にできること。あなたは愛を断念しないし、指環は奴のものだ。」
ローゲ「泥棒が盗んだものを盗む、簡単なことだ。」

巨人族は黄金の方を望む、とヴォータンに告げる。
ファフナー「あのニーベルングを捕まえるくらい簡単だろう。」
ファゾルト「人質にフライアを預かるぞ。夕方までに赤い黄金を用意していなかったら、フライアは破滅だ。」
フライア「お姉さま、お兄様、助けて!」
フライアは連れ去られる(エレベーターに乗って)
ローゲ「ラインを下っていく。」
(どこがラインなんだよ。)

神々は急速に具合が悪くなる。

http://plaza.rakuten.co.jp/syeva/diary/200412300000/

に続く。





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ポートレート『リヒャルト・ワーグナー』
Great Composer - Wagner

[出演]ダニエル・バレンボイム指揮ベルリン州立歌劇場
  ロジャー・ノリントン
  サー・ゲオルグ・ショルティ
  デボラ・ポラスキ
  ジークフリート・イェルザレム
  グレアム・クラーク
  ファルク・シュトゥルクマン
  スティーブン・ホーキンス(科学者)
  バリー・ミリントン(伝記作家)

[監督]クリッシュ・ルスマニス
[制作]1997年
  約1時間5分

2005年6月 クラシカジャパンで放送中。

ワーグナーの反ユダヤ主義について正面から取り上げている番組。
いや、むしろ、ワーグナーの人生はそうしないと語れないのだろう。
ヒトラーの登場により、誰もがワーグナーを毛嫌いし、嫌悪感を示すようになってしまった。
しかしワーグナーは、彼自身インノセントで神話に基づいた作曲だけをしていたわけではない。
分かちがたく政治に結びつき、彼のドイツ純血主義という「哲学」がアドルフ・ヒトラーという怪物に、暴挙と殺戮、民族虐殺(ジェノサイド)の根拠を与えてしまったのだから。

この番組はそういう意味でワーグナーをかばっていない。




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NHK BS2 週刊なびTV

http://www.nhk.or.jp/navi/

「ミリオンダラーベイビー」来日会見
モーガン・フリーマンがクリント(・イーストウッド)の物まね。
渋くて笑った!
モーガン・フリーマンすてき。

今週は「バットマン・ビギンズ」の来日もあり、
ジェリーの来日もあったが、大きな芸能ニュースに隠れてしまった感あり。
とくにダメージを受けたのはジェリー~~~



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シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭1989
Romeo & Juliet by Berlioz
《パート1》
「孤独なロメオ」プローベとステージ
《パート2》
「愛の場面」プローベとステージ

[指揮]レナード・バーンスタイン
[演奏]シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団
[制作]1989年、約1時間30分



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バウンド [縛られた男]
Bound

[出演]勅使川原三郎(縛られた男)
   コリンナ・ハルフォウク(女)
   ホセ=マリア・ティラド・ネヴァド(狼)
   イルゼ・アイヒンガー(語り部)

[振付]勅使川原三郎
[原作]イルゼ・アイヒンガー
[音楽]ディミトリ・ショスタコーヴィチ
  『弦楽四重奏曲第13番変ロ短調
         第14番嬰へ長調
         第15番変ホ短調』
[演奏]フィッツヴィリアム弦楽四重奏団
[制作]2002年
   約47分

2005年6月 クラシカジャパンで放送中


すごくすごくすごくシュールな世界です。

朗読する女性はこのお話(寓話)の原作者である。
ドイツ語。

女性はダンサーというより女優。
目が、目が語っていた。

ホセは「狼」というより、「狼男」に変身途中の男。
そのまま「ヴァンヘルシング」出られまっせ。

勅使川原さんとホセの深い深い共鳴を感じた。

ホセの出てくる森林の中のナイト・シーン、
照明が大変だったろうなあ…
その照明のセッティングに何時間かかったか想像すると気が遠くなる。

ナイトシーンは悪夢だよ。スタッフにとってはね。




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