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Champions League





チェルシーVSバレンシア その5

Q: ジョゼ、前半戦を終えたところですが、難しくなりましたね。

JM: まだまだ。まだどう転がるかわかりません。ホームで戦うチームは勝てば、いい結果であり、引き分ければ悪い結果だとみなされていますが、引き分けであることは、まだまだわからないということなんですよ。チェルシーにはバレンシアでの第2戦で準決勝に進むだけの条件は整っています。

Q: バレンシアで結果を出せると確信してらっしゃいますが、きょうのチェルシーの後半のプレーを見て、そう思うんですか?

JM: いいや、前半も後半もそうできばえに変わりはなかったですよ。バレンシアのゴールはすごかった。 (囁き声で)ほんとにね。(目をまん丸くして)しょうがないね。たまにああいうボールを蹴られちゃったらね。モニターでは確認してませんが、あれはスローインからだったよね。あれは審判の判断ミスだよ。それでゴールにつながってしまった。
両チームともタフに戦った。へとへとなはずだよ。チェルシーは状況を変えるべくがんばったし、ヴァレンシアは労をいとわずよく統率された守りを見せた。ヴァレンシアはホームでの2戦に続く結果を守り抜いたのだ。ヴァレンシアは次が自分たちのホームだから有利な状況だと思ってるんでしょうが、チェルシーは信念を持っていますから。ヴァレンシアでだって勝てないことはないし、引き分けて延長戦に持ち込むことだってありえる。きょうの結果がいい結果とは言わないが、そう悲観するほどのことではないのです。

Q: バルサ相手にだって2点とって引き分けてますからね。

JM: なんですって?

Q: こないだスペインでバルセロナと戦ったとき、(グループリーグ)2-2で引き分けてますよね。今回もそれができれば準決勝に進むにはそれで充分ですものね。

JM: もちろんありえますよ。チェルシーは(アウェイでの)戦い方を心得ていますから。アウェイでメスタージャ・スタジアムがどんな雰囲気になるかもね。だからこそ優秀な審判が担当してほしいんですが。(勝つのは)不可能なことではありません。試合はまだわからないんです。例を挙げると、ポルトが(CL決勝リーグ1回戦、ファーストレグで)ホームでチェルシーと引き分けて、スタンフォード・ブリッジに乗り込んできた。ポルトは前半に得点し、我々に決勝点を許したのはまさに最後の瞬間だった。ポルトとの試合は非常に苦戦しました。だからヴァレンシアはアウェイで1-1で引き分けたからといって、チェルシー相手のホーム試合が楽なものになるわけないんです。

Q: ジョー・コールには正直もっと期待してましたが、彼の復帰は起爆剤になりますか。

JM: ジョー・コールが復帰した、という事実が重要なんだ。きょうは100%じゃなかったし、きょうのところはあれがせいいっぱいだったんだ。でも少なくともメンバーには入ってる。きょうロッベンがいれば結果を変えられたかもしれないが、彼はいないんだから。だから経験の浅いカルーを(左サイドのウイング・アタッカーで)出さざるを得ない。ジョー・コールは4ヵ月も5ヵ月もプレーしてなかったんですよ。選手の選択においてチェルシーの状況はなかなか厳しいが、勝負にはまだ生き残っている。きょうの引き分けで、チェルシーはチャンピオンズリーグでまだ上に行けるという信念を持って来週の決戦を迎えることができる。

Q: セカンドレグの幸運を祈ってます。

JM: どうも。


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Champions League





チェルシーVSバレンシア その4

Chelsea 1-1 Valencia

Wednesday, 4 April 2007
Stamford Bridge, London

Champions League quarter-final, 1st leg.

Chelsea (4-3-3):
Cech;
Diarra, Carvalho, Terry (c); A Cole
Ballack, Mikel (J Cole 73), Lampard;
Shevchenko Drogba, Kalou (Wright-Phillips 73).

Subs Not Used:
Cudicini, Makelele, Boulahrouz, Bridge, Ferreira.

Booked: Drogba, Diarra.

Goals: Drogba 53.

Valencia (4-4-2):
Cañizares;
Miguel, Ayala, Moretti, Del Horno;
Joaquín (Hugo Viana 86), Albiol, Albelda (c) Vicente (Angulo 57);
Silva, Villa (Jorge López 90+2).

Subs Not Used:
Butelle, Curro Torres, Nacho Insa, Pallardo

Booked: Silva, Albelda, Ayala.

Goals: Silva 30


奇跡を祈りたい。
チェルシーはCL戦線上、今シーズン初めての未曾有の大ピンチに陥った。
ホームでドロー、アウェイ・ゴールを1点献上してのドローだ。
メスタージャスタジアムがどういう雰囲気になるのかわかっている。
everyone knows it
もっともファンが苛烈なスペインリーグのホーム戦。
よほどのことがないと勝てないし、よほどのことがないと2点は取れない。
普通の予想ではセカンドレグは2-0。チェルシーは敗退するであろう。普通ではですからね。この試合にこそチェルシー・ギャラクティコとモウリーニョ・マジックに期待したい。

しかし、すごい試合でしたね。
ヴァレンシアもチェルシーも見事だった。両監督の采配がぶつかりあい、炸裂していたが、結果キケ・フローレスの鉄壁の守り戦術が功を奏した。キケ・フローレスの姿が3年前の自分とWったんではないですかね、モウリーニョさんは。

私の予想とは逆だった。ビジャが封印されていた。そのかわり、シウバとヴィセンテ、ホアキンが走り回った。秀逸なのはディフェンスだった。

チェルシーのMOMはディアーラですね。彼はすばらしかった。彼はヴィセンテをつぶし、アングロをぶちのめした。イエローもらっちゃったが、こういうプレイヤーでないとスペインの選手とは戦えない。
そしてなによりヴィセンテをつぶしたのが一番大きい。

ヴァレンシアはCBがアジャラ、モレッティ。鉄壁だ。サイドバックはミゲルとデル・オルノ。中盤は右サイドにホアキン、アルベルダは守備的選手。ヴィセンテは左サイド。彼は超パスのうまい男だ。トップはシウヴァとビジャ。シウヴァが左でビジャが右。

チェルシーは意外だったのがボランチがマケレレでなくミケルだったこと。カルーを左サイドのアタッカーに配してきた。この2つが今回のオプション。多分これはこの時点でのチェルシーのベスト布陣。もちろんロッベンが離脱していなければカルーでなくロッベンだったのだ。ここ以外はモウリーニョの考えるベストなメンバーが揃った。(エシアンがいるとまた形が違ったんでしょうがね。)

ご存知のように、シウヴァのアンビリーバブルなミドル・シュートが決まり、前半30分にしてチェルシーはエンジン全開にならざるを得なかった。後半お返しでドログバが決めるが、これはカニサレスのゴールキックをAコールがドログバにロング・フィードしたもの。ドログバが頭で合わせてカニサレスの頭上を越えた。カニサレスも自分が蹴ったボールがツー・タッチで戻ってきたから驚いたろうなあ。

チェルシーは攻めの形は作れていたし、後半は怒涛の攻撃だった。しかし敵の速い寄せにことごとく阻まれた。とにかく守りの寄せが速くて正確。
モウリーニョは後半にミケルを切って守備的選手を一人減らし、攻撃陣を追加投入した。それが今回話題のJコールとショーンWフィリップスだ。ショーンは右サイドに入り、Jコールは左サイドのアタッカー。ミケルがいない分ディアーラがすごくがんばっていた。


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