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ハイドン:交響曲第67番ヘ長調 (スコア付き)

2023-07-20 06:30:17 | 音楽雑感&関連サイト

ハイドン:交響曲第67番ヘ長調 (スコア付き)

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン: 交響曲第67番ヘ長調 Hob.I:67 (スコア付き) 作曲年代:1775–76年 演奏:ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア

00:00 第1楽章 Presto (ヘ長調) 06:12 第2楽章 Adagio (変ロ長調) 14:01 第3楽章 Minuet – Trio (ヘ長調) 16:38 第4楽章 Finale. Allegro di molto – 19:16 Adagio e cantabile (ヘ長調)

《交響曲第67番ヘ長調》は、ハイドンがエステルハージ家に仕えていた時期の作品である。作曲年代はよくわかっていないが、《第66番変ロ長調》《第67番ヘ長調》《第68番変ロ長調》の3曲が1779年に「作品15」として出版されており、それ以前の1775–76年ごろの作品と考えられる。 愛称は特にないが、愛称があってもいいほど独創的な交響曲である。まず、第1楽章と第2楽章は、終わり方が凝っている。第1楽章では、それまで伴奏に徹していた管楽器が最後の最後で旋律を奏でる。第2楽章では、当時としては珍しいコル・レーニョ(弓の木の部分で弦を叩く)奏法が指示されている。 第3楽章のトリオは、弱音器をつけたヴァイオリン2本による二重奏で、おまけに第1ヴァイオリンはE線のみで、第2バイオリンはG線をFに下げて演奏するように指示がある。 第4楽章は、初めて聞くと通常の楽章と感じるが、途中でAdagio e cantabileの部分が挿入されている。その部分は、ヴァイオリン2本とチェロの三重奏に始まり、2本のオーボエとファゴットの三重奏も登場する。 愛称がないことからあまり注目されないこの作品であるが、大胆なアイデアが散りばめられており、注目に値する。


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