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二川宿へ行ってきました-2-

2017-01-29 06:33:48 | 日記
二川宿レポート2回目。

ここは二川宿本陣資料館


HPはここから http://futagawa-honjin.jp/

会議の前にいただいたのは、


中原屋の笹麩もち。定番の名物です。


会議の後、学芸員の方に案内をしていただきました。



旅の姿が実物大で。

細かいところまで考証されています。

展示はわかりやすい!
これは、「旅人の財布をのぞいてみよう」
安政6年(1859年)旅人の旅日記から抜き出して数字です。

東海道の旅籠 1人 250文(約3000円)

瀬戸川 川越 1人12文(約140円)

駕篭(袋井~見附)110文(約1300円)

岩淵名物 栗の子餅 2人分50文(600円)

3人が45日間で約10両(約80万円)使っています。

1日平均約18,000円。半分は旅籠、いわゆる宿泊費です。
リアリティを感じます。

ジオラマが造られていました。


視線を変えると、これも面白い!






人の営みがわかります。

本陣の中はひな祭り展が開かれていました。


ここが本陣の玄関。


殿様だけが入る入り口です。

本陣とは、戦の時に、総大将が幕で囲った陣です。
この幕は、戦の幕を意味しています。
家紋を見れば、今日はどの殿様が泊まったているのかがわかるのです。

この幕は、先乗り部隊が前もって張りに来ます。
そして、殿様が出発してから、幕を外して後を追いかけるのです。

脇の間には、護衛が控えています。

といっても江戸時代は平和。

宿帳を見ると、どの大名が何回使ったかがわかります。

上得意は黒田家。57回宿泊し、11回小休しています。
次が毛利家と島津家です。

尾張や紀州の徳川家も19回ずつ宿泊しています。

明日は、殿様の部屋を紹介します。


 

 

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