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金メダルの価値は?

2010-02-17 07:11:17 | 社会科こぼれ話
昨日は、スピードスケート500mで2つのメダルを獲得しました。
日本人の誰もがほっとしたのではないかと思います。

今回のメダルは同じ絵柄のメダルはなく、五輪は615個、パラリンピックは399個のメダルをつなぎ合わせると、もとの大きな絵が完成するのだそうです。
その発想がこれまでとは違います。



金メダルの大きさや成分は、勝手に決めてよいものではありません。
「オリンピック憲章」第5章、規則70付属細則、2・2には次のように書かれています。

「メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(またはメッキ)がほどこされていなければならない。」

これは最低基準なので、夏でも冬でも、必ず守られています。ちなみに、デザインは事前にIOCの許可が必要です。

今回のバンクーバーは、これまでで最も大きなメダルだそうです。

計算してみましょう。

金は6g。昨日の相場は、約3,380円/gなので、約20,280円になります。

銀は、体積と比重を計算すると、約120g。約50円/gなので、約6,000円。合計26,000円ぐらいになります。
(ただし、今回はもっと多くの金や銀が使われているかもしれません。)

ちなみに、オリンピックとパラリンピックで、合計1,014個の金メダルを製造するので、約2千6百万円かかります。数が多いので、その総額は金の相場により大きく左右されますね。

ところで、アイスホッケーなどの団体競技の場合、補欠の人は金メダルがもらえるのでしょうか?気になるところです。
オリンピック憲章に、次のようにありました。

「2.4 団体競技、およびその他の競技に含まれる団体種目については、そのオリンピック競技大会の開催期間中に少なくとも1試合もしくは1競技に出場したことのある優勝チームのなかの選手が銀台金張りのメダルと賞状、第2位のチームの場合は…」

そうです。1試合でも出場すればもらえるのです。

金メダルの価値は?

もちろん、お金には換えられませんね・・・

日本に金メダルはもたらされるのでしょうか・・・

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