鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

光のあめ玉

2015-07-01 | 
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詩集「生命いっぱい」より


2007年6月、三冊目の著書を神奈川新聞社から出版しました。
自身の人生観と世界や社会に対する想いを詩とエッセイにした詩集です。
絵手紙作家の浅田美知子さんが表紙カバーと挿絵を書いて下さいました。
この詩集の中から選んで紹介してゆきます。
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「あめ玉」ということば、最近ほとんど聞かなくなりました。
もちろん、作っているところもあれば、売っているところもあります。
ただ、洒落たショップや綺麗な包装ではなく、「駄菓子屋さん」のイメージが似合う気がします。


  光のあめ玉
             2004年6月

空の高いところ
ちらちら、ちらちら、
きらめいてる
星くず、ひとつだけ
ひろってみようか
その光、きえないうちに
あめ玉にして
そおっと
あなたにあげたいな
あなたのからだに
愛が注がれるように
そんなこと
感じています
あなたのこころに
愛が注がれるように
そんなこと
祈っています

   
   「生命いっぱい」神奈川新聞社
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作品を引用するとき

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