ブログ~軌跡

2004年より

災害ボランティアでお会いした人たち(ボランティア側)

2011年04月11日 | 災害ボランティア2011
一週間ボランティアをしていてお会いした人たちはどんな人だったか。
前半2日は多賀城ボランティアセンターに並んでいたので数組の方たちとお話した。
後半は石巻で単独行動が多かったので、多賀城で知り合った人から送り込まれてくる人とのみ。

●利府から来ていた50歳くらいの夫婦
利府も被災してるが職場が多賀城でこちらの方が被害が大きいので、ご主人が都合付く時だけ夫婦でボランティアに参加してる。土曜に会ったが、3回目と言っていた。奥さんも一緒に泥出しをやってました。

●地元高校生二人組(卒業し次は専門だったか?)
仲良し二人組でふざけあったりもしていたが、毎日に近いくらい参加しているそう。作業着は洗濯も出来ず?着まわしているのか朝から臭いはきつかったが、一生懸命作業していた。

●30歳くらい男性
話をしているととてもしっかりしている人。が、丁度震災前から無職になり震災後ボラセンが作られる前から自分で避難所を回ったり情報を集め、ホームページで発信をしていたと。この人の連絡先を聞くのを忘れた。。。ボラは皆さんガムテープに名前を書いたものを貼るが、及川とか書いてあったような…

●女子高生たち
地元の子たち。昨日はチラシ配りのボラをやったそう。チラシは恐らくボラ必要な方いますか?的なもの。ボラの存在を知らない一般市民多いので。その日は、ガッツリ力仕事をしたかったようだが、結局チラシ配りに引っ張られてた。

●会社員3人組
渋谷のエレベータ会社の職場3人組。20代~40代まで。自費にて土日のみボラにきたと。土曜夜は仙台のビジネスホテルに泊まったとか。エレベータ会社なんて忙しい時期だろうに自費で土日使ってまで頑張っていました。

●外人さん5,6人組み
長身な外人さんたち、多国籍な感じ。ボラセンで会って興味でついつい話かける。もちろん自分は英語なんて話せない。明るく日本語で返してくれてよかった。日本語学校?(こちらで働く外人さんの子供たちが通う学校)の先生と生徒の父兄など。インド人ぽい人がカレー屋やってる!と冗談から始まりかなり楽しい会話が出来ました。同じく週末だけ来てるようでした。

●農家の24歳
群馬から1人で来た元気のありすぎる若者。石巻で合流した人。石巻で半日一緒に作業した後は石巻のボラセン行ったりして情報をいろいろくれた。地元に戻ったら、状況を伝えて一緒に行きたい仲間を引き連れて戻ってくると。

●30代後半男性
神奈川の横須賀から単独で3日やるつもりで来た。石巻で合流した人。最後の夜の大きな地震による津波避難のまま、戻ってしまった。一緒に泊まる予定だったので、寝袋などは弟が持ち帰り後日会う予定。

●60代後半怪しいおっさん
関西から来てるおじちゃん、言う事超テキトーだが行動力はとてもあった。篠原さん。今回の後半の活動はこの人と会えて良い刺激を受けたから出来たのかも。学習塾を経営していたそうで、今は便利屋さん。災害時は元生徒が資金援助をしてくれ自分は動けるのだと。今回は50万とか。阪神の時は300万とか言ってました。エロじじいです。会話のテンポが非常に速く面白かった。仲間がたくさんいて、各々がそれぞれの専門分野を持ったプロ集団だと。「おっさんは何が得意なの?」と聞くと「自分は何でも屋」それって得意分野ナシ?と突っ込むと「女口説くんは得意やで!立たんけど」ホント面白いおっさんです。



多賀城のボランティアは300名/1日程度、石巻は800名/1日程度。(4/4頃確認時)
共に全然不足していると。
後日いろいろ入ってくる情報によると、多賀城も石巻もボラセンにボラ用の風呂が出来たとか…