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1億3000万分の、独言(ヒトリゴト)

日常の一コマをマイペースに切り取ります

ヒロシマ

2012年12月27日 | 紀行
まだ広島におります。
朝晩は本当に寒い。ってか、今、日本全国どこに行っても寒いと思うけど。

今日は女子の試合がお昼に終わったので、
体育館を出てまたブラブラ歩きながら帰る。
昨日と道を変えて、元安川沿いを歩いてみた←方向音痴のくせに行き先も
よくわからずぶらぶら歩くから、後で困る羽目になる

原爆ドームが日常にある風景。

日頃、写真や映像などでしか見る機会がありませんが、
本物をご覧になった方はきっとみんな同じ感想を持つことでしょう。
想像よりも小ぢんまりと小さいです。

日中はいいお天気。厚手のダウンでは暑すぎるけど、脱ぐと寒いという
ちょいと困った気温ではあるが。

元安川沿いはすごく綺麗に整備されていました。

↑ここにも原爆ドームが写りこんでます。

かなりそそられるオープンカフェなんかがあったりして。

お弁当を食べた直後だったので、覗くだけでしたが。

穏やかで平和な日。


でもこの元安川は、原爆の熱や熱風で瀕死の重傷を負った人たちが
水を求めてたどり着いて、たくさん亡くなった、あの川よね。
映画『ピカドン』で観たぞ。あれは本当に衝撃的だった。
泣いてた子、気持ち悪くなった子いっぱいいたもんな。


穏やかで平和な一日だからこそ、忘れちゃいけないことがあるよなぁ。

ちょうど今回の選挙でも憲法第9条をどうするか、各党考え方が違ったり
したけれど、
中国や韓国と(もちろんロシアとも)の領土問題があるにしろ、
私は永遠に戦争を放棄するって憲法はあって欲しいと思うんだけどな。
じゃあ、永遠にアメリカに守ってもらうんかい、自分の国を守るためには
どうすればいいのよ、となると、うーん、と具体的に何も出てくるわけでは
ないのですが。
平和ボケしてると言われてもしょうがない。
だって、平和な国で生まれ育ったんだもん。これしか知らないもんね。
個人が行う殺人は罪に問われるけど、
国家が行う大量殺戮は「戦争」という名で正当化されるのもおかしいよなと思うし。


そんなことを考えながら、60年前にその正当化された大量殺戮で、
多くの重傷者が力尽きて倒れ伏したであろう川沿いを、プラプラ歩きました。
珍しく迷わなかったよ。



ホテルの上層階からは、平和記念公園も見えます。