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1億3000万分の、独言(ヒトリゴト)

日常の一コマをマイペースに切り取ります

モヤモヤしい

2011年12月07日 | 紀行
今日も元気にモヤッています。

・・・と思ったら、どうやらなんだか様子が違う。

10m先がまったく見えません。これは朝10時くらいの写真です。

こちらの人に、いつもこんなに霧が出るのかと聞いたところ
まったくそんなことはないのだと回答。
異常気象の部類に入るようです。

真昼間でも外は薄暗く、寒い。
空港は閉鎖されたとのこと。
10m先が見えない、というのはなかなかに閉塞感があります。

ちょうど3日前読み終わった小川洋子さんの(止められなくて丸一冊読んでしまった)
小説が、
記憶刈りにあって最後は自分の体まで奪われて、島に閉じ込められていく人々の話だったので
空港が閉鎖とか聞くとちょっと薄気味悪い感じがします。
(『密やかな結晶』小川洋子著・講談社文庫)

昨日は試合が夜だったのですが、夜になっても全くこの靄が晴れる様子がない。

試合会場へとバスが出発しましたが、さすがの中国交通事情でもこの霧では
みなさん徐行せざるを得ない。

全く見えません。
この写真はバスの窓から外を撮影しましたが、ガラスの曇りは拭いている状態です。

運転席からもほぼ何も見えないと思う。
よく走っているなあと、みんなで感心する。

さすがの中国・車ユーザーたちも、ハザードランプを点滅させたり、クラクションを鳴らして位置を知らせながら
ゆっくり走っています。

会場到着!!
ドライバーさん、グッジョブ!!

外に出てもやっぱりなんにも見えない。
ただの霧です。何か降っているわけではないのです。


この霧に乗じた(?)私とセンパイのバス中での会話。

私「すげ。何も見えない。」

センパイ「同じ霧でも、ここがヨーロッパなら『ロマンチック~★』って話に
なるんだろうね。」

※念のため註。中国を「下に見る」つもりはないですが、
この手の刷り込みは、日本人であれば多かれ少なかれ一般的にありますよね。

私「そうか、そうですね。そうだ、どうせ見えないんだからここはヨーロッパだと
思うことにしませんか。ドイツとかいいなあ。あ、濃霧だからやっぱりここは
ロンドンかな。」

※そう思い込んで霧を眺めていると、ヨーロッパな気分にならないこともない。
まあ私は中国の峻険な山河に立ち込める霧も好きですが←三国志の世界

センパイ「あれ?でもあの赤く光る看板に見える漢字は気のせいかしら。」

私「あ、今たぶん中華街を通ってるんです。ほら中国の人ってどこにでも
いますから」

センパイ「今大量に通ったバイクとか自転車はなあに?」

私「えーと中華街なので、中国の人がちょっと多くいるんです」

センパイ「・・・・・・・・」

私「・・・・・・・・」


・・・このヨーロッパごっこは思いの外つまらなかったので
ここで強制終了。


晴れているときに(といってもモヤモヤしてますが)撮った、会場周辺の
写真をアップしておきます。

でぇん★

・・・・すげ、でかい。
ちなみにこれは屋外競技場。

この写真↓の右奥に霞んで見えるのが、私たちの「籠球場」です。

メインコートも、もんのすごく広いです。
広すぎて寒々しいです。

中に入って、コートに出るのに迷ったのは1度じゃ2度じゃありません。
方向音痴にはツライ広さ。
でかすぎるせいか、中までモヤっている感じがします。

絶賛モヤモヤ中。
私はますますヒッキーです。