今日、僕は、早いうちに醍醐寺に向かい下醍醐から上醍醐まで1時間と言う修験者の様な事を為すつもりだった…下醍醐に在る芸術の神である弁財天と池泉庭園、と、上醍醐に在る、或る建物が観たかったので。…一生、醍醐寺には行かないだろうな…山科は遠いと勝手に思い込んでいたのですが。
テンさんご紹介の、「日本の若者達は老世代によるバリケードに苦しんでいる」
作者: tkpilgrim
The New York Time “In Japan, young face generational roadblocks”の抄訳
これは芥川が、「文明のターンテーブル」、で、何故、そうなったか、それを是正するにはどうしなければならないかを、何度も書いた通りでもあるのです。
大分前に、ホリエモン氏のことについて、いつか書かなければいけないな、と思っていたのでしたが、…正に、彼が格好の事例としてNYタイムズの、この記事に取り上げられていた事もあって、今日、書いてしまおうか、今日の予定は取りやめにしようか、と思った。
そんなこんなで予定より大分遅くに出たので、今日は下醍醐だけ上醍醐までは無理だな、として京都に向かった。
今回の京都行は芥川に取って一生の行脚になると思っている…何故?…こんなに彼等と一体化した今は、季節毎に…それぞれの花を咲かせる毎に訪れなければ仕方が無いから。
醍醐寺については、何か予感するものがあった。どんどん消化して来たから残っているものの検証を始めるのは当然だったのですが、所謂、ピーンと来るものがあったのです。
予定より遥かに遅れて午後2時半過ぎに地下鉄醍醐駅に着いたのですが、行って本当に良かった。
ここは、今まで訪れた、どことも違うのです…何もかもが違う。寺の周りに色とりどりの五大力尊の幟がはためいているのは序の口。舗装も何もされていない境内には、正に、寅さんがいてもおかしくない店と言うか屋台が並び、800円や900円のブラウスだとかetcを売る屋台が軒を連ねていることから始まって。
いきなり結論を言えば、芥川が探していたものが、此処には在りました。
家康殿も、貴殿は古代に生まれていたら大変な人物に成っていたぞ、と、心底驚愕した様なことが起きたのです。(笑)
醍醐寺と言うのは何から何まで凄い寺で…一見、何の手入れも為されていない様な、これまで見て来た何処とも違う、多分、終生、芥川のベストの中に入る場所だったのですが、…行く時からして驚きなのです。
僕は山科すら初めてで、ましてや醍醐という街は初めてだったのですが、これが驚くほどの現代的人口集積地で、地下鉄醍醐駅の両サイドに!大きなショッピングモールが在り、おまけに、とても活気が有るのです。
僕は不動産業を職業として来ましたから、世界は何処も南北なのだな、と…超高級住宅、或いは富豪層というか富裕層は北に住み、庶民は南に住む。…しかし醍醐は、所謂、下町のごちゃごちゃした所ではなく、現代のエッセンスの様な住宅街なのです。
モールの2階に相当する高さの丘に出来た街…2階のアーケードからそのまま山手に向かう街に入るのですが、この道も、意図的にゆるいカーブが付いている広い道なのです…この住宅街の道を歩いて程なくつきあたって左に曲がれば、もう、醍醐寺の境内は目の前。先ず雰囲気からして神社と寺が一体に成った様な風情…れっきとした寺ですが。
最初に撮影したかった三宝院が、内部も庭園も撮影禁止と書いてあったので割愛して前に進む事に…ちなみに、ここも拝観料は600円だったのですが、永観堂の時とは違い、0.001%しか違和感は覚えなかった…そんな事より、これまでの何処とも違う、あまりの異質さに、宮沢賢治と芥川しか持たない何かが、察知し出したのでしょう。(笑)
今日、僕が味わった体験は、暫くしてから、現地でも思った様に、芥川と賢治にしか起きないことだったと確信したのですが。
何せ、家康殿も、あまりの事に驚愕して、目を見開いて立ちすくんでいましたから(笑)
帰りに、とても感じの良い、ここのモール内で見つけていた(煙草もフリーパス)サイフォンコーヒーを飲ませる店で、何故か、いつものブラックではなく、カプチーノを飲んだのですが…この時に、今は東京に居る親友のYさん、Kさんなら、「いよいよ、きーちゃんはシャーマンになったみたいだぞ」、と、言う所だな、等と思ったりした(笑)
アップする時に、書こうと、現地では思っていたのですが、あまりのことですので、これは、さらっと、(芥川が本気で書いた文章でさらっとしたものなど何一つないか)笑…ブログに書けるものではないな。