文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

注文の多い料理店。

2011年11月03日 17時53分41秒 | 日記
朝早くに向かいたかったのだが、本日の旅の同行者である弊社専務は、昨日まで獅子奮迅の働きをしてくれていた訳である。ゆっくり目の方が良いだろうと思っている間に結構な時間が過ぎて、京都に着いたのは11時過ぎ、地下鉄に乗り換えている内に、もう昼時。

そこでジョバンニは一番近いホテル11時半で、美味しい中華を食べようと思ったのだが、そこは今日の目的地では無かった。今日の目的地は、ジョバンニが大嫌いだった山県有朋の別荘に行く事…この場所の近所の交差点は何度も通っている訳だが一度も行かなかった。

先日の朝日で、そのわだかまりも一瞬にして消えた。ただ、ただ芥川が敬愛する小川治兵衛の庭が無性に見たくなったのである。そこで目的地の近所に在るホテル12時で昼食を摂る事にしたのだった。

ホテルなのだから、ハンバーグの美味しいものぐらいあるだろうと。

ホテル12時は、元々、京都切っての老舗ホテルで、40年ほど前、近所に住んでいた芥川は、ここのプールで泳いだ事もあったのだった。老舗だった部分は、今では、とても田舎くさい様な感じがするもので、ひたすら宴会等で持っていた昔のホテル、そんな趣の内部で、一瞬、有る筈のレストランを見失った。

見つけてみれば、これは改良、改善、或いは買収の好例。芥川が望んでいた以上の雰囲気で最高の昼食を摂る事が出来たのだった。

それが、あまりにも素晴らしかったからだろう。目の前に180度広がる日本一の風景の中を枳穀邸から来たのか白鷺が、「芥川さん、しばらく」と、暫く飛翔して近所の民家の屋上の柵に止まった。

芥川が、このホテル12時で心行くまで食事を楽しんで目的地に向かうまで、彼は、その柵の上に止まって芥川を見ていたのだった(笑)

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