東京大学の北本勝ひこ教授と丸山潤一助教らは、麹(こうじ)菌がビタミンを合成する仕組みを解明した。
細胞内の小器官に合成酵素が運ばれ、ビタミンを作っていた。この小器官を多く持つ麹菌を作れば、ビタミンを豊富に含む日本酒や味噌などを造れる可能性がある。
糖を合成する細胞内小器官のペルオキシソームに着目。麹菌の遺伝子を組み換えて、ビタミンB群に分類されるビオチンを合成する酵素ができると同時に蛍光たんぱくも作製されるようにした。
ペルオキシソームが緑色に光り、この酵素が運ばれ、ビオチンを合成していることがわかった。植物でもペルオキシソームがビオチンの合成に関与していると考えている。
細胞内の小器官に合成酵素が運ばれ、ビタミンを作っていた。この小器官を多く持つ麹菌を作れば、ビタミンを豊富に含む日本酒や味噌などを造れる可能性がある。
糖を合成する細胞内小器官のペルオキシソームに着目。麹菌の遺伝子を組み換えて、ビタミンB群に分類されるビオチンを合成する酵素ができると同時に蛍光たんぱくも作製されるようにした。
ペルオキシソームが緑色に光り、この酵素が運ばれ、ビオチンを合成していることがわかった。植物でもペルオキシソームがビオチンの合成に関与していると考えている。