文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

そんな男の性根に闇などない。向こうまで透けて見えるだろうが。 

2018年08月02日 15時05分58秒 | 日記

有数の読書家である友人が昨日発売された月刊誌正論について、とてもいい、気合が入っているというか、充実している、と称賛していたから、私も近くの書店に購読に向かった。

月刊誌だから、高山正之の「折節の記」が巻頭を飾っている事も忘れていた。

オウムの麻原彰晃とその一党の幹部6人が処刑された。

残り6人の執行は旧盆明けになるか。 

怖いよ怖いよ、うなされるよと死刑執行の署名を逃げて回った江田五月、仙谷由人に比べ、毅然と職務を全うする上川陽子法相には改めて頭が下がる。 

執行された麻原らは宗教をかたり、無差別テロを仕掛け、気に食わなければ赤ん坊まで殺した。

それを今やっと自らの命で償った。 

一応の段落がついたのに、こういう時に利いた風な口をききたがる者が多い。

例えば朝日新聞の社説は「根源の疑問解けぬまま」ときた。

「国は研究班をつくり記録を取り分析しろと訴えてきたのに」と早すぎる処刑を非難した。 

有田芳生も「後世の検証に耐えうる精神鑑定をすべきだ」とか。 

しかしショッショッショウコウ」なんて歌って踊って国会議員になれると思っていた男だ。

テロがばれて捕まって、でもポアは部下が勝手にやりましたと言い逃れる。

それがだめなら心神耗弱のふりして死刑は免れようとした。

そんな男の性根に闇などない。

向こうまで透けて見えるだろうが。 

この稿続く。


最新の画像もっと見る