文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

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朝日新聞の「私怨報道」が安倍元首相狙撃を助長した…社会の敵に仕立て殺害を教唆し警察の警備も牽制していた

2022年08月02日 10時04分13秒 | 全般
以下は昨日届いた定期購読専門月刊誌テ―ミスに掲載されていた高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
本論文は、安倍さんが暗殺された時、瞬時に、私に「超越」が訪れて書いた論文の全てが正鵠を射ていた事を証明してもいる。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
朝日新聞の「私怨報道」が安倍元首相狙撃を助長した
社会の敵に仕立て殺害を教唆し警察の警備も牽制していた
成蹊大卒で東大閥から妬まれ 

日本人の何人かは参院選のあと岸田さんが退陣し、安倍さんか、あるいは安倍さんが補弼(ほひつ)する形で高市早苗さんが首相になっているというような図を勝手に想像していたのではないか。 
折しもロシアがウクライナを侵攻し、習近平も日本を狙う気になった。
そんなとき非核三原則のきれいごとでいいのかという思いがその背景にある。そういう国民の思いを実現してくれそうな期待感が安倍さんにはあった。
それは個人的な思いかと思っていたら、安倍さんが狙撃された大和西大寺駅前の献花台に並んだ小学生が「安倍さんにまた出て欲しかった」とテレビでいった。
周りの大人もその言葉に頷いて見せたのが印象的だった。
安倍さんは異形の首相だった。
日本の政官界に棲む人たちはチビかデブか禿。
あるいはその重複型で、それにプラスして度の強い眼鏡をかけている。
安倍さんはその点、長身でハンサムで、髪も豊かだ。
眼鏡もかけない。それに英語もこなす。
米国留学経験もあり、政界入り前には神戸製鋼のニューヨーク支店勤務もしている。
すべてチビデブ禿だらけの永田町の住人や霞が関の役人どもの妬みを買いやすかった。
もう一つ、成蹊大卒という点も妬みを生みがちだった。
日本にはディープステートはない。
が、それもどきはある。
東大閥だ。
東大出は政財界もマスコミ界も強い身内意識を持つ。
おれ達が国を動かしているというヘンな自負もある。
それが他者には攻撃的、あるいは妬みになる。
「首相は芦部信喜を知っているか」と質問した東大出の野党議員がいた。
戦後の東大の憲法解釈は「知らぬ間に主権は天皇から国民に移った」という宮沢俊儀の八月革命説から始まる。
マッカーサーの押し付け憲法を容認する詭弁だが、GHQは喜んだ。
宮沢はそれで貴族院議員になれた。
その衣鉢を継いでマッカーサー憲法万歳を叫び回ったのが芦部だ。
そんな曲学阿世の学者など安倍さんを含めたまっとうな日本人が知る必要もないが、東大出が自慢の議員にすれば「知らない私学出」は許せない。
さんざ悪態を垂れていたのは醜かった。
因みに、安倍さんは見てくれだけでなく、考え方もスマートだ。
よく勉強し、この東大出の議員より国際感覚も優れていた。
何よりその背骨を貫くのは安倍さんを悼むトランプの言葉「彼は誰にもまして愛国者だった」ことだ。 
政界デビューしたころは朝日新聞が植村隆に「ソウルでも慰安婦強制連行」の嘘っぱちを書かせ、吉見義明の「慰安婦に軍が関与」の嘘も併せて騷いでいた。 
野党もメディアも官界も日本を貶めることが正しいことだと思っていた。 
生中継で「虚偽報道」と指摘し 
その受けを狙って村山の首相談話が出た。
「日本はあるとき気が狂ってアジアを侵略した」「日本だけが悪かった」。
外務省の谷野作太郎がつくった文章のどの文脈にも真実はなかった。
安倍さんはそれを嫌った。
官房副長官になると北朝鮮に飛んで金正日に日本人拉致を認めさせ、北朝鮮の顔を立てたい外務省を黙らせて拉致被害者を取り戻した。
東京裁判史観に立つ朝日は安倍晋三の危険性を知ってすぐ「NHK番組改変」の嘘を拵えて潰しにかかった。 
それに失敗すると第1次安倍内閣では閣僚の絆創膏まで問題にして、1年余で退陣に追い込んだ。
それでも安倍さんは奇跡の復活を果たした。
今度こそ日本を立て直す。
その覚悟は第2次内閣発足前の党首討論会で語られた。
朝日記者が「日本を貶め悩ます慰安婦問題」を糺したことに対して、「それは朝日新聞が吉田清治の嘘を広めた結果だ」とずばり指摘した。 
安倍さんは慰安婦問題とは「朝日新聞が捏ね上げた虚偽報道だ」と全国に生中継の番組でそういった。
朝日は怒り狂ったが、首相の発言は正しかった。
朝日は30年間、虚偽報道を続けたことを認め、木村伊量社長が首を差し出し、朝日の購読部数は半減した。
しかし朝日は反省どころか逆恨みして安倍首剔への個人攻撃を始めた。
本気で「安倍の葬式はウチが出す」小川榮太郎『約束の日』)気だった。
しかし、もう偽りの報道は世間が許さない。
それで「疑惑」報道を生みだした。
「昭恵さんの知己が国有地を8億円引きで買った」とか「安倍さんの親友の加計学園長に特別に認可が出た」とか、根拠もない下衆の勘繰りをさも真実の報道のようにI面トップで報じた。
「疑惑」と称する個人攻撃は続き、安倍さんは「社会の敵」に仕立てられて辞任を強いられた。
朝日は紙面を私怨晴らしに使ったのだ。 
しかし根本はそれでもいいが、記者は別を考えていた。
安倍さんが非業の死を遂げた翌日の朝日評伝(小野甲太郎)には安倍さんの外交、内政での大きな足跡は語りながらも、同紙が創って退陣に追い込んだモリカケなど一連の汚ない疑惑報道には一言も触れていなかった。 
札幌地裁が出した馬鹿な判決 
朝日はまた法政大の山口二郎に「安倍を叩き切ってやる」と叫ばせ、安倍さんへの加害を世間に教唆し続けた。
事件直前、安倍さんの街頭演説を妨害し警官に規制された活動家の訴えについて札幌地裁が「街頭演説への妨害は表現の自由であり警官の規制は憲法違反」という馬鹿な判決を出した。 
朝日はこれを一般記事だけでなく社説や天声人語で大絶賛し、安倍さんの演説妨害を奨励し、一方で警備の警官の行動を牽制するのに努めていた。
こう並べて見ると今回の犯行は朝日新聞が安倍さんを社会の敵に仕立て、その殺害を教唆し、かつ犯行を実行しやすくするよう警察の警備も牽制していたように見えてならない。




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