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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

誰もマスクを付けていないし、手洗いうがいもしない、土足で建物の中に入る、自己中で個人主義、トイレや公共の場のひどい衛生、CTスキャンやMRIが少ない。政府の対応も遅い

2020年06月29日 15時39分27秒 | 全般

以下は、ミスター安倍ナイスガイ!右も左も関係なし。日本の皆さん、これが海外の本当の声ですよ!と題して6/26に発売された月刊誌WiLLに掲載された谷本真由美さんの論文からである。
月刊誌WiLLは日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。
まだ購読されていない人たちは今すぐに最寄りの書店に向かわなければならない。
何故なら本稿のような本物の論文が満載されているからである。
それでいながら、価格はたったの920円(消費税込み)なのだから。
日本を絶賛する海外の人々 
日本ではコロナ感染の蔓延が思ったよりひどくならず誠に喜ばしいことです。
私は今年の2月~3月にかけては日本もイタリアやイギリスのようになってしまうのかと思いましたが、日本は大方の予想を裏切り、死者数はイギリスの50分の1でした(6月15日時点)。 
外国人観光客の入国をそれほど制限もせず、厳しい都市封鎖を行わず世界で最も高齢化が進み、医療制度もギリギリでやっている。
そんな世界でも最も厳しい条件であった国が、政府の「要請」=「みなさんへのお願い」をするというだけで蔓延を防いだ日本の実績というのは驚くべきことです。 
イギリスではロックダウン2ヵ月目の5月はじめから、死者の激増や場当たり的な自国政府の対応に対する不満を溜めている人が激増しました。
例えば、高齢者や中年以上の人がよく見ている民放ITVが朝放送するニュース番組「Good Morning Britain(GMB)」や、その後に放送されるワイドショーは、普段は料理のやり方や芸能人のゴシップを延々と流しているのに、政府の対策を強く非難する声が目立ち始めたのです。 
一方で、同時期に目立ち始めたのが日本を始め韓国や台湾のコロナ対策評価です。 
イギリスでは民放のチャンネル4のリポーターであるキアラン・ジェンキンス氏が、白身のツイッターで日本とイギリスの死者の数を比較したところ、6.4万件「いいね!」され、話題になりました。 
日本の人口はイギリスの2倍近いのに、死者はたったの929人。
イギリスの死者数は「公式」には4万人を超えている上に、自宅死や老人ホームでの死者の数を含めていないので、その実数は実は6万人を超えると言われており、「本当の死者数」で考えたら日本の60倍以上なのです。
超過死者数(コロナウイルスによる死亡者数を推定した数)を加えてもイギリス並みの死者数にはならないし、死者数、感染者数とも、他の国とは桁が違います。
ジェンキンス氏の「staggering by any estimation」(どんな見積もりだったとしても)という呟きは、あまりにも桁違いだ、という印象が強く現れています。 
検査数が少ない等の問題もありますが、日本の対策には一定の効果があり、何かうまくいっているようだ、という意見の人が大半なのです。 
ちなみにチャンネル4というのはイギリスで最も左翼色が強いテレビ局で、普段は社会的な多様性や左翼的な価値観の啓発に熱心です。
日本に対しては女性差別や排外主義などを指摘することが多く、決して好意的ではありません。
そのチャンネル4が日本を絶賛しているわけです。 
私はこのツイートに対して「私は日本出身です。イギリスの人々の行動を見ていたらこの結果は納得できるものです。誰もマスクを付けていないし、手洗いうがいもしない、土足で建物の中に入る、自己中で個人主義、トイレや公共の場のひどい衛生、CTスキャンやMRIが少ない。政府の対応も遅い」と返信したところ、イギリスや遠くはナイジェリアの方々から様々な意見が寄せられ、ちょっとした議論の場となりました。 
驚くべきことに日本を批判する意見はほとんどなく、むしろ日本の習慣や対策を褒めるものが大半で、イギリス政府やイギリスの人々の行動を自己批判するものばかりでした。 
寄せられた反応の概要をまとめると、以下のようなもの。 
「日本文化はお互いのために振る舞うことが中心のようだ。イギリスの文化は自分、自分、自分ばかり」
「日本の方が人口密度がはるかに高いはずなんだ。ひどい結果だ。我々は人々のために働こうと思ってないリーダーにひどい目にあわされてるんだよ」
「日本人はこのウイルスで最悪の事態を避けたけど、それは日本の人々の行動によるもので、政府が全部やったわけじゃない」 
「日本人はリーダーの言うことを聞くけど、イギリスの人々は通りで祭りをやって、警官と乱闘するんだよ!」 
「日本人は常識に耳を傾ける、集団主義的な社会、コミュニティを守ろうという意識が強い。俺、俺、俺という自己中で未成熟な社会じゃない」 
「多分日本の人たちは『STAY AT HOME』の意味をちゃんと理解している。政府だけを批判することはできない。出歩くほうがいいと思う人だらけなんだよ、ロンドンやパリは!」 
「日本には高度肥満の問題がない」などなど……。 
みなさん驚かれましたか? 
これは決して左翼の人々が批判する「ネトウヨ本」や、日本を絶賛しまくる日本のテレビの内容ではありません。
イギリスや他の欧州各国、ナイジェリアやポーランドなどに実際に住んでおり、実名でツイッターをやっている一般の人々の書き込みです。 
コロナ以前から日本は世界で最も高齢者人口が多いことが、イギリスや欧州の他の国でもよく知られています。ニュースやドキュメンタリー番組で高齢化問題を取り上げると、必ず日本が事例として取り上げられるほどです。 
それだけ高齢者が多いのにもかかわらず、今回の新型肺炎の死者は桁違いに少なく、経済もかつてのように上向きではないのにもかかわらず、自粛中の経済的な打撃もかなり小さく抑えているところに驚いている方が多いのです。 
他の国は日本よりもはるかに出生率が高く、高齢者が少ないのにもかかわらず、すごい数の死者です。
これは、日本はなにか正しいことをやっているのだ、と思わざる得ません。
この稿続く。


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