文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

サムスンを含む韓国企業に対しては…韓国の銀行単体では国際的に信用度が低いため…韓国支援のために日本の銀行が信用を保証しているのです。

2019年08月31日 07時23分49秒 | 全般

以下は自国を実際以上に大国だと信じる夜郎自大の国でもあります。中国を宗主国としてきた歴史上、仕方がないのかもしれませんが、そういう国に弱腰の態度だとどんどんつけ上がらせることになる、と題して2019-08-08に発信した章である。
以下は前章の続きである。
櫻井
「外交当局の高官協議で打開の模索を急ぐべきである」と書いていますが、いわゆる徴用工判決も日韓請求権協定で全部終わっている問題です。
日韓請求権協定の第三条には、紛争が起きた場合は話し合いましょうと書いてあります。
日本はそれに従ってこの半年間、「話し合いましょう」と韓国に呼びかけていたにもかかわらず、一向に応じない。
朝日はこれ以上、いったいどうしろというのでしょうか。
阿比留 
日本政府は韓国に相当強く言ってきたのですが、向こうが馬耳東風なんです。
端から話し合う気がない。
そんな相手に「もっと話し合え」といってもムダです。
朝日はなにもわかっていないか、この問題を本気で解決する気がないのでしょう。 
なんらかの実力行使を伴わないと、韓国にはわからないのです。
櫻井 
そもそも、輸出規制の強化は「禁輸」ではありません。
EUは韓国をホワイト国にしていません。
他の多くの国同様に扱っています。
日本は今回の措置で、韓国に対して同じような手続きを踏んでもらうというだけのことです。
それだけのことですから、EUも半導体の原料の輸出について日本を批判しているかといえばしていません。
スタンダードなやり方だと受け入れている。
朝日をはじめとする左派メディアは、こういった全体像を報じませんね。
輸出規制が日韓友好を築く
阿比留 
たとえば、七月三日に各党の党首討論会で、安倍総理はきちんとそのような趣旨のことを言っています。
朝日の記者が輸出規制の問題について、「こんな報復措置みたいなことはおかしい」と質問をした。
*朝日新聞が日本の新聞ではなく韓国の新聞である事を表明していたわけである* 
安倍総理は「その認識は間違っている」と反論しました。
地域の安定を損なう通常兵器や関連技術の移転防止を謳うワッセナー協約(ココム解消に伴って設立された輸出管理体制。通常兵器及び関連汎用品・技術の輸出管理に関する管理のための国際枠組み)に日本も入っていることを踏まえ、こう言っています。 
「安全保障上のための貿易管理をそれぞれの国が果たしていくという義務だ。相手の国が約束を守らないなかでは優遇措置は取れないということであり、(日本側の規制見直しは)当然の判断だ。WTOに違反するということではまったくない」 
約束も条約も守らない国に優遇措證を続けることは、西側諸国、自由主義国に対する裏切りですから、当然の措置です。
門田 
韓国は強いものにはひれ伏し、弱い者には居丈高になる事大主義の国です。
そういう国には、毅然と対応をしないと舐められてしまい、対等な関係は築けません。
つまり、真の日韓関係のためには、日本がきちんとした態度をとるほかないのです。 
だから、私はずっと対韓規制をすることが重要だと主張し続けました。
韓国に対して、日本側が毅然と対応したのは今回が初めてです。
未来に真の日韓友好があるとすれば、この輸出規制がそのスタートだと思います。
韓国通貨危機は目前
阿比留 
韓国は大国に従う事大主義に加え、自国を実際以上に大国だと信じる夜郎自大の国でもあります。
中国を宗主国としてきた歴史上、仕方がないのかもしれませんが、そういう国に弱腰の態度だとどんどんつけ上がらせることになる。
やはり、対話だけではなく、制裁など実力行使を伴わないと話にならない。
門田 
韓国は、アメリカと中国に対しては十分な敬意を払ってきました。
なぜなら彼らは強いからです。
ドンッと国としての要求を突きつけてきますからね。
人間関係も国際関係も、相手に敬意を払い、一定の節度を持つことが大切です。 
しかし、韓国は日本に対しては敬意も節度も持ち合わせてこなかった。
これまで一度だって、日本が毅然とした態度を韓国に対してとったことがなかったからです。
だから舐めっ放しで、日本をどう扱ってもいいと考えてきた。それを改めないかぎり、真の日韓関係など生まれるはずがないのです。
阿比留 
だから韓国は中国には文句は言えない。
韓国はいまだに日本海を東海と呼称せよと主張していますが、西側の海「黄海」については、韓国名である「西海」と呼べなどと文句を言いません。
なぜなら、黄海は中国に面しているからです。
数年前、韓国の有名な学長と話をしたとき、こんなことを言っていました。 
「韓国人は、本当は中国人が嫌いなんですよ。まるで宗主国のように振る舞い、威張っていますからね。でも、彼らに強く出られると何も言えなくなってしまう。もうDNAに刻まれてしまっているんです」 
DNA説が正しいかどうかは別にして、韓国人の習性とはそういうものなんだろうなと思いました。
門田 
面白いエピソードですね。
だからこそ、今回で真の日韓関係が始まる可能性がある。
そのためには、まだ第二、第三の規制が必要です。
阿比留 
政府は制裁メニューをすでに百個も用意しており、輸出規制は運用次第で、強めることも弱めることも可能です。
韓国がしおらしければ緩める、盗人猛々しいのであれば厳しくするなど、日本政府は幅を持ってやっています。 
先日、ある外務省の幹部と話をしたら、こんなことを言っていました。 
「どうせ文在寅政権では、問題を解決できない。こちらとしては、それで困ることはない。今後十年、二十年と日韓関係が冷え込んだって、日本はなにも困らない」 
日本政府兔体が、いまそういう雰囲気です。
門田 
自民党の宏池会、平成研など親韓の派閥を押さえ込み、このまま輸出規制が進めば、韓国経済は大ダメージを受けます。韓国は最低賃金を上げたことで、青年体感失業率(就職を準備したり不完全な雇用状態にある人も失業者と見倣して算出)が24%と史上最高の数字になっています。
今回の輸出規制は、基幹産業である半導体製造を直撃。
韓国の通貨危機は目の前に迫っている。
櫻井 
追加措置としては、信用保証の取りやめを議論する声さえあります。
サムスンを含む韓国企業に対しては、韓国の銀行が信用保証をしています。
しかし、韓国の銀行単体では国際的に信用度が低いため、信用度の高い国の銀行が保証をしないと満足に貿易に伴う信用状(貿易決済を円滑化するための手段として、銀行が発行する支払い確約書)の発行もできません。
そこで、韓国支援のために日本の銀行が信用を保証しているのです。 
もし、韓国の貿易に伴う信用状の保証を日本が中止したら、他国も日本に追随する可能性があり、韓国経済への影響は計りしれません。
日本側にはここまでして韓国を追い込む気はありませんが、こういったこともカードとして交渉に用いる必要がある。
この稿続く。


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