以下は2021年2月11日に産経新聞出版から、中国の電撃侵略2021-2024,と題して出版された、門田隆将と石平の対談集からである。
現在の日本を代表する気鋭の評論家である御両名の最新著作である。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。
中国が隣国として存在している日本国民全員は今すぐに最寄りの書店に向かわなければならない。
彼らならではの中国についての世界最高レベルの真実の解明である。
世界の人たちには私が出来るだけ知らしめよう。
現在の日本を代表する気鋭の評論家である御両名の最新著作である。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。
中国が隣国として存在している日本国民全員は今すぐに最寄りの書店に向かわなければならない。
彼らならではの中国についての世界最高レベルの真実の解明である。
世界の人たちには私が出来るだけ知らしめよう。
中国共産党のボランティア
門田
実は数の上では、そこまで大きくはないのです。が、石平さんご指摘の通り一定の政治勢力になっているのです。
彼らは熱心に運動をしますから、やはり目立つし、そのうえ影響力のある業界を牛耳っているという問題があります。
一つはマスコミで、もう一つはアカデミズム、つまり大学教育の世界です。
石平
ああそうか、なるほど。
門田
この二つの分野では”反日日本人”が多数派なのです。
石平
この肝心の部分で多数だから日本人の手足が縛られることになるという。
門田
そのとおりです。
マスコミとアカデミズムという肝心の部分で左派勢力が強く、”反日日本人”が多いのです。
日本全体として見ればその二つの業界に関わる人数は少ないかもしれませんが、なにせマスコミとアカデミズムですから”拡声器”ですよね。
石平
そうすると国民の多くも無意識のうちに彼らの影響を受けてしまうな。
門田
そうなんですよ。
日本において「最も現実を見ていない」、そして「最も遅れている」のがマスコミとアカデミズムという二つの業界です。
学術会議問題はもろにそれが表面に現れたとも言えます。
石平
例えば私が日本に来て驚いたのは、毎年8月15日前後にマスコミが一斉に「戦争は悪」という報道を繰り返し再生産することですね。
門田
「戦争は悪」のその戦争とは「日本が他国を侵略する戦争」のことです。これをいまだに言い続けている。
石平
戦争は今「習近平の中国」がしようとしているんだよ。
門田
そうでしよ。それが国際社会の常識ですよね。
日本が戦争できるはずがないし、そんなことをやって国際的な制裁を受けたら、日本なんてたちまち立ち往生ですよ。
だから向こうが戦争を仕掛けてきたときに、どうやってわが命、わが子、わが孫を守るかということですよね。
その抑止力をどうするか、ということに普通はなります。
しかし、日本は違う。
悪いのは常に「日本」で、「日本には、侵略戦争をしたい奴らが今でも一杯いる」という妄想に取りつかれているんです。
今、中国の脅威がここまで大きくなって尖閣をきっかけに領土紛争が起きるかもしれないわけですよね。
つまり、戦争が目の前に迫っていて、それを防衛しなければならないのに、防衛する側を「侵略戦争をしたい奴ら」と勝手に規定しているのですから滑稽ですよね。
敵基地攻撃能力の議論や、長射程の巡航ミサイル開発の話のときには、必ず「侵略戦争の歴史を忘れるな」あるいは「専守防衛に反する」と、反対勢力がしゃしゃり出て、批判してきます。
彼らは中国にシンパシーを感じていたり、資金援助を受けているところもありますから、実際に「中国を有利にする」ように動くわけです。
今も相変わらずその論を展開し、「日本の軍国主義化を防がなければいけない」と中国と同じことを言う人たちは多いですよね。
そして、彼らは「自分たちは、いいことをしている」「戦争を防いでいる」と自己陶酔しているのです。
実際には、抑止力を捨て去っているわけですから、正確に言えば「戦争を呼び込んでいる」人たちなんですけどね。
完全なドリーマーですよ。信じられないですよね(笑)。
石平
恐らく中国共産党自身も信じられないのではないかと思いますよ。
それほど「日本人はわれわれ中国共産党のために日々頑張っている」という。
まだ尖閣も取っていない。日本を占領もしていないのに、それほど中国共産党のために頑張るボランティアが日本にはいる(笑)。
門田
世界広しといえども、彼らが「日本にしか存在しない人種」であることは間違いないですね(笑)。

