2001年、ヒロシマをテーマにした曲を発表…(これがまた凄い。テナーサックスの響きの深さ、美しさ。)
ミュージッシャンだから、ジャズ語で記録した…こういうことは二度と起こしてほしくない…依頼されて、最初に写真集を見せられて、大変なショックを受けて…これは断ろうと思った。
一枚、若い女性が上を向いていた写真があった…とてもきれいな表情の写真だった…これなら書けると思った…ひとはどんな時でも希望をもてるんだって気付かされたから。
両手が委縮する病気に罹って、ビッグ・バンドを解散して…逆に、ピアノを弾こうと…手術して…リハビリが大変なんですよ…最初にピアノを弾いた時、涙が出た。
建物を造る時は、土台がしっかりしていないと…ジャズのジャイアンツが、生きていた時代だったから…一緒に演奏した。それがわたしの財産になっている。
日頃の訓練は、猛烈にやらなきゃいけない…まだまだ未熟で、もっともっと勉強しなきゃいけない…テクニック的には20代には追い付いていない、でも、音楽的には、良くなってると思う…音は良くなってると思う…(芥川、同感。凄いよ。凄い音だよ。)
演奏するってのは、自分が考えた事を演奏する…だから、それを…
We can’t win but we can try…それが人生だと思う。
これから何か起きるだろうなって思う…自分が見つけるものが…みんなが共有しているものであってほしいなって思ってる。
Be kind yourself……せっかく、これだけのものを持ってるのに、これだけでやめちゃったらいけない…アメリカ人は、そういう言い方をする。
最後に「Hope」を、演奏した…。(これは凄かった…その響きが、始まりの一音から。凄い、本当に凄くて、深くて、素晴らしかった。)
100年後へのメッセージ。
宗教でいがみあっているけど、100年後には、なくなっていると願う…
お互いに尊敬し合って…相手の方も尊敬して上げる…もっと良い地球になると…地球があればですけど。
(みなさまがたも、仕事の後だから、重たいかな、などと思わずに、或いは、その感じには、必ず打ち勝って、観るべきものはみるべきだと…芥川は痛感した午後8時でした。)
(その差は、本当に大きい…人生と一緒だと僕は思う。この時間に、下らぬ痴呆番組を観ていたあなた、と、僕では、地球一周分違ったよ。僕の実況中継で、半周は追いつけると思うけど(笑)。)