いまは3日の午前0時40分過ぎ。
少し前にタクシーで部屋に帰ってきた。1泊2日の出張に出掛けていて、夕方の飛行機に乗って、新幹線に乗って、帰ってきたのだ。
明日は祝日でもちろん出勤なので、久しぶりのDaysは簡単に。
この数日間に読了した本。
『店舗レイアウト』(再読)渥美俊一著。実務教育出版。
→仕事の参考になる本。磁石売場って言葉は、流通業以外の人には馴染みの薄い言葉なのだと思う。この本を読んで様々な店舗に買い物に出掛けると、いろいろと思うところがあるかもしれない。
『カーヴァーズ・ダズン』(再読)レイモンド・カーヴァー。村上春樹編・訳。中央公論社。
→短編小説が読みたくなり、本棚から引っ張り出してあらためて読み返してみた。魅力的な断片が多いのだけれど、とくに「足元に流れる深い川」が印象的。
これで3度目の通読だと思うのだけれど、この傑作選を読むとどうしても『ショート・カッツ』を観直してみたくなる(かぶっている作品が多いのだ)。
『真夜中の五分前 side-A』本多孝好著。新潮社。
『真夜中の五分前 side-B』本多孝好著。新潮社。
→Amazon.co.jpからのメールで紹介されていた本で、設定が面白そうだなと思って空港の書店で購入した。上下巻のように2冊になっていて、ただ2冊で370ページくらいなので、1冊でもよかったのではないかと思う。もちろん、意図はわかるのだけれど。
飛行機に乗っているうちにside-Aを読み終わり、モノレールに乗っている間にSide-Bを読み終える。喪失と再生の物語で、おもしろかった。脇を固める登場人物たちの生々しさや表情が不思議と感じられないのだけれど、それも主人公の性質を逆に浮かび上がらせているようで印象的。映画になりそうな感じ。
飛行機は窓際の席に乗ったのだけれど、ちょうど翼の横の座席だった。翼についている照明が窓の外を見ると同じ場所に常にあって、それが飛んでも飛んでも追いかけてくる星のようで、なんだか不思議な感じがした。また、座席のフックには前に座っていた人が忘れたらしいちょっとしたタグ(何かの商品の値札だけ)がかけられていて、バーコードの裏面には、子供向けの動物が描かれた絵と、「Hava a nice dream!」という文字が書かれていた。なんだか面白かったのでそのイラストつきのタグはポケットの中に入れた。
ほぼ最終の新幹線は全席自由席で、たくさんの人がホームに並んでいた。とりあえず列の後ろに並んだら喫煙車で、やれやれとぼんやり思う。隣の席のおじさんがビールと煙草の「一仕事終えたセット」をおいしそうに飲んだりしていた。こういうときには、煙草を吸わず、お酒も弱い身としては、その行動がどれくらい気持ちのよいものなのかが図りづらくて困ってしまう。もちろん、わかる必要はないのだけれど。
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お知らせ
最終間際の喫煙車両は、煙がすごいことになっていたのでした。