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ロットアドバイザー

「ロットマイスター」のスタッフブログ。食品業界のトピックや在庫管理・ロット管理に関する情報を発信します!

いか加工業のトレーサビリティの取り組み

2006年11月22日 | トレーサビリティ
現在、多くの食品会社でトレーサビリティシステムの導入が始まっていますが、
水産業界でもトレーサビリティへの取り組みは活発に行われています。
そしてトレーサビリティについてホームページでPRしている企業も
近年多くなってきています。

そこで今日は「全国いか加工業協同組合」のホームページをご紹介します。
ホームページ内の「トレーサビリティシステム」のコーナーでは、
システムの概要について図入りで詳しく紹介されています。
これから導入をお考えの方にとっては参考になると思います。
また、トレース情報検索のシステム(なとりのホームページ)へもリンクしていて、
実際に商品名や製造番号から情報検索することができます。

全国いか加工業協同組合のホームページはこちら

ロットマイスターでも、仕入・製造業務で登録したロット情報(産地や加工地など)を
ホームページで公開することができます。
詳しくは「安心・安全の情報発信」をご覧ください。
デモンストレーションもできますので、是非試してみてくださいね!

ご存知ですか?「たまご広告」

2006年11月14日 | トレーサビリティ
「爆笑問題の検索ちゃん」というテレビ番組で、
「たまご広告」が紹介されていました。

「たまご広告」とは、たまごの一個一個の表面にシールを貼るなどして
広告するというもので、日本では初めての試みだそうです。
たまごの表面に直接文字を印刷する方法も開発予定とのこと。

確かにたまごってほとんどの家庭で目にするものだし、
その上、買ってから数日間は冷蔵庫に入っていますよね。
そういう意味では「たまご広告」は、毎日かならず
人の目に触れさせることのできる広告といえます。
特に主婦や一人暮らしの若者に向けた広告が
効果を期待できるのではないでしょうか。

ところで、今回ロットアドバイザーで「たまご広告」を取り上げたのは
その広告で得た収入の使い方がすばらしい!と思ったからです。
「たまご広告」を提案している株式会社サニーサイドアップのホームページによると、
「たまご広告」は、広告収入から鶏卵業界に収益を按分し、
その収益によりトレーサビリティなどの安心・安全性訴求を支援し、
さらに消費者の「たまご」に関する理解を深めることに繋がるビジネスモデル
( Sunny Side Upホームページより引用 )
とのこと。

たまご広告による直接の収益に加えて、
「その利益をトレーサビリティのシステムづくりに使う」ことを
PRすれば、企業価値を上げるためにも有効ですよね。

「たまご広告」は、11月からスタートするとの事。
スーパーに並んでいるのを見たら、手にとってみてはいかがでしょうか。

3社に1社は導入済み ― トレーサビリティシステムの導入状況

2006年10月25日 | トレーサビリティ
農林水産省の統計によると、食品加工業でトレーサビリティシステムを導入している
企業は37.9%、導入を予定・検討している企業が12.6%だそうです。食品小売業では、
導入済企業が37.9%、導入を予定・検討している企業が6.2%です。
導入済みの企業はもう3社に1社以上になっているようですね。

現在は、トレーサビリティシステムの導入自体が、差別化・ブランド化に
つながっているとも考えられますが、今後さらに普及率が増えてくると
トレーサビリティシステムは「導入していて当たり前」になってくるかも知れません。

また、トレーサビリティを整備さえすれば、消費者が満足するかというと、
一概にそうとも言い切れないようです。
消費者は、価格、賞味期限、原産地などの『品質表示』はもちろん
美味しい食べ方や参考にしたいレシピなども知りたがっているとか…。
単に産地等の情報を開示するだけでは差別化が難しくなってきています。

トレーサビリティの導入状況や情報公開などの取り組みなど
業界の動きを把握して、対策をしていくことは今後ますます重要になりそうですね。
このブログでも、皆さまの業務に役立てていただけるような情報を
発信してまいりますので、ぜひ情報収集にお役立て下さい。

トレーサビリティシステムの導入をご検討の方は
ぜひロットマイスターのホームページもごらんくださいませ。

牛肉の安全性をアピール。牛丼チェーン店のホームページ

2006年09月29日 | トレーサビリティ
トレーサビリティといえば、今最も注目されているのが牛肉ですよね。

先日アメリカ産牛肉の輸入が解禁されましたが、
まだまだ安全性が気になる、という方は多いかと思います。
事実、スーパーや飲食店でもまだアメリカ産を取り扱っているのは
一部にとどまっています。

こうした状況の中、牛丼チェーンの吉野家では先日1日限りで
牛丼の販売を実施しました。
とても勇気のある決断ですよね。
実際に販売してそのおいしさ・安全性を知ってもらう、という試みだったのだと思います。

吉野家では店頭のほか、ホームページでもアメリカ産牛肉の安全性を
アピールしています。
「吉野家の牛丼 安全・安心 納得ツアー!」というコンテンツでは、
牛肉の飼育環境や加工工場の様子が映像で紹介されています。
吉野家 D&C http://www.yoshinoya-dc.com/


アメリカ産牛肉に限らず、他のどんな食品についても、
消費者に安全性をアピールすることは非常に重要だと思います。
そのためには確実にトレーサビリティを実施して、
その上で信頼できる情報を提供しなければなりませんよね。

まずは安心・安全を確実にするためのシステムをつくること、
そしてそれをアピールするツールを持つこと、
その両方が求められているのだと思います。

ロットマイスターはこうしたニーズに答えることができるトレーサビリティ対応のシステムです。
ぜひホームページをご覧ください。

生産者の想いを届けるトレーサビリティ情報公開

2006年09月27日 | トレーサビリティ
近年、食品のトレーサビリティが注目されていますが、食品を扱う業者は
生産者から加工業者、小売店までさまざまです。

中でもスーパーなどの小売店は、お客さんに最終的に商品を提供する場。
自信を持って「この商品は安心・安全です」とお客さんに伝えなくてはなりません。
そのために、国の基準よりさらに厳しい独自の基準を設けたり、生産者より詳しい
情報提供をしているところもあるようです。

売り場でアピールするのはもちろんですが、最近は「安心・安全」を証明するために
ホームページ上でトレーサビリティ情報を公開しているスーパーなどが増えています。

たとえばこちら。
セブンアンドアイ「顔が見える食品」
このホームページでは野菜や肉のパッケージについている番号を入力すると、
栽培住所や栽培責任者の氏名のほか、栽培者の顔写真や「栽培のこだわり」
「おすすめの食べ方」などの情報が表示されます。
生産者の「想い」が伝わってくる、素敵なホームページです。

コープさっぽろ・コープ十勝「生産情報・トレーサビリティ検索」
このホームページの生産情報はとにかく詳しい!
生産者の基本情報から始まって、「出荷基準」「栽培計画」「残留農薬検査結果」など
驚くほど詳細な情報が公開されています。
特に農薬に関する表記が細かくされていますが、ポジティブリスト制導入を受けて
このような取り組みも重要になってきました。

トレーサビリティの考えが広まることで、ホームページなどを通して、生産履歴と一緒に
生産者の声・想いを消費者に届けることができるようになりました。
安心・安全の商品作りを確実に行っている生産者にとっては、トレーサビリティ
の義務付けはむしろビジネスチャンスなのかもしれませんね。


ロットマイスターでは、仕入・製造業務で登録したロット情報(産地や加工地など)を
ホームページで公開することができます。
詳しくは「安心・安全の情報発信」をご覧ください。
デモンストレーションもできますので、是非試してみてくださいね!


そういえば最近、スーパーに行くと「安心の国内産○○です」「契約農家でつくりました」
といった表示が目立ちます。
このような表示があると多少高くても思わず手にとってしまいます。
それだけ「安心・安全」というキーワードは訴求効果があるんですよね。

もうみんな始めてる!?トレーサビリティ情報公開

2006年09月13日 | トレーサビリティ
以前にもご紹介しました、トレーサビリティ情報を公開しているサイト
検索したら本当にたくさん出てきました!
多くの企業でトレーサビリティの取り組みをしているんですね。

たとえばこちら。
OPEN ISHII
石井食品のサイト。商品の原材料や産地、アレルギー情報を検索できます。
ページの見た目もおしゃれで、見易さも考えられていますよね。
家族の食を管理する奥さまの心をグッとつかみそうなサイトです。

ニチレイ 農産加工品 商品情報検索
ニチレイのサイト。携帯のQRコードを使って検索することもできます。
メニュー・レシピ情報も見れるそうですよ。
安心+アルファのサービスですね。

他にも花や青果などの商品で、こうしたサービスを始まっているようです。
(検索サイトで「生産履歴検索」や「トレーサビリティ検索」と入力して
検索してみてください。ほかにも色々なサイトがでてきますよ!)

各社の様々な取り組みを見て、私たちも頑張らねば!と思うわけです。

ロットマイスターでは、仕入・製造業務で登録したロット情報(産地や加工地など)を
ホームページで公開することができます。
詳しくは「安心・安全の情報発信」をご覧ください。
デモンストレーションもできますので、是非試してみてくださいね!

食品だけじゃない!化粧品のトレーサビリティ

2006年08月30日 | トレーサビリティ
こんにちは。広報・マーケティング室の今野です。
今回は「化粧品のトレーサビリティ」についてお話します。
トレーサビリティが必要なのは食品だけではないんです!

「トレーサビリティは食品だけではありません」
「トレーサビリティ」という言葉が、頻繁に使われるようになりましたが
牛肉をはじめとする、食品でのトレーサビリティの注目度が、最も高いようです。
しかし、「トレーサビリティ」が必要な業種は、もちろん食品だけではありません。
私たちが今、注目しているのは「化粧品・医薬品のトレーサビリティ」です。

改正薬事法の施行と「ロット・トレーサビリティ」
改正薬事法の施行により、医薬品や化粧品でもロット・トレーサビリティの
重要性がますます高くなりました。
特に、ワクチンなど生物由来製品については、ロット・トレーサビリティが必須です
製品の使用にあたって、何か問題があった場合、直ちにロットごとの使用記録や製造記録を
調査し、速やかに製品を回収するなど、問題拡大の防止措置をとることが求められています。

こうして見ると、ロット・トレーサビリティは、薬事法への対応という観点だけでなく
リスク管理という観点から見ても、きわめて重要なんですね。
昨今のBSE問題における食品業界の取り組みを見ても明らかなように、
製品の安全性管理の一環としてトレーサビリティのシステムを取り入れることは
企業の信用力・ブランド・企業価値を守ることになります

ロットマイスターも化粧品分野へ進出!
このたび、化粧品の販売を開始する大手物流倉庫様にロットマイスターの導入が決まりました。
受注センターから送られてくるデータを元に、出荷指示書の発行から納品書と送り状の発行、
出荷業務、1日の出荷データの戻しまでを行うシステムです。
出荷指示書にロット別の在庫を自動的に引当てる仕組みを導入して、
ロット・トレーサビリティを可能にします。
宅配業者様のホームページ問合せ情報にも対応させたシステムを導入するので、
出荷状況を迅速に知ることができるようになります。
現在、9月13日の製品発表に合わせて、運用テストなど万全な準備を進めています!

食品は直接口に入れるものだから「トレーサビリティ」が必要なのはもちろんですが
化粧品だって直接肌に触れるもの…安全管理には気を使ってほしいですね!
>女性の皆さん(笑)

サンロフトではこれからもロットマイスターを通じて、安心・安全をキーワードに「儲かる仕組み」をご提供します。


参考:東京都福祉保険局「改正薬事法のページ

お茶業界のトレーサビリティ<2>

2006年08月23日 | トレーサビリティ
こんにちは。広報・マーケティング室の今野です。
今回は「お茶業界のトレーサビリティ」について前回の続きです。
サンロフトのトレーサビリティへの取り組みをお伝えします!


前回もお話したとおり、お茶業界でも近年トレーサビリティシステム構築の動きが出てきました。
しかし、お茶は製品になるまでに、産地や品種の異なるものをブレンドして製品とするので、
トレーサビリティの構築が困難な商品です。

そこでサンロフトでは、茶市場からの生産履歴開示の要望に対応できるよう、
情報の記録・開示に対応したシステムを開発し、支援しています。
実際にこのシステムを利用している茶園では
「何月何日にどんな農薬をどれだけ散布したか」
「どんな肥料をどれだけ使ったか」
を記録して、工場で整合性をチェックしています。
そしてその情報、つまりそのお茶が「どの畑のもので何日に収穫されたのか」は
工場から市場・問屋へ販売されるときまで引き継がれています。

トレーサビリティのシステムを利用することで、お茶の安心感はグッと高くなりますね。
「このお茶は○○茶園で収穫された安心の茶葉を使っています」ということが明確になれば、
ますますお茶をおいしくいただけそうです。

サンロフトでは今後、ネットへの対応なども含めて、
トレーサビリティのシステム開発を進めていこうと考えています。


さて、お茶といえば「夏バテに麦茶が効く」ということはご存知ですか?
血液をサラサラにして、なおかつ胃を守ってくれるそうですよ^^
まだまだ暑い日が続きそうですが、麦茶を飲んで残りの夏も乗り切りましょう!


お茶業界のトレーサビリティ<1>

2006年08月09日 | トレーサビリティ

こんにちは。広報・マーケティング室の今野です。
台風がひどいですね…。
ここ静岡も昨日はものすごい雨でした。

さて、静岡といえば「お茶」が有名ですが、皆さんはお茶業界でもトレーサビリティシステムが
注目されていることをご存知ですか?
平成15年度から、茶市場でも生産履歴の提出が求められるようになり、
それをきっかけにお茶の業界でもトレーサビリティシステム構築の動きが始まったそうです。
ただし、お茶はトレーサビリティシステムの構築がとても難しい品目だとされています。
お茶は、製茶や仕上げの各段階で「合茶(生茶の混合)」や「合組(荒茶の混同)」が行われるので、流通がとても複雑。
特に「合組」については、産地や製造年度の異なる荒茶が混合されることが一般的なので、
製品から生茶までの履歴を調べることは非常に困難なのだそうです。

しかし、消費者の「食の安全・安心」への関心は近年高くなってきており、
お茶も例外ではないはず。
「毎日口にするものだからこそ安心できるものを選びたい」というのは
消費者の立場からすれば当然の意見ですよね。
トレーサビリティが困難な業種こそ、その取り組みを示すこと、
これが消費者からの信頼獲得につながるのではないでしょうか。

次回は「お茶業界のトレーサビリティ」についてロットマイスターの取り組みをご紹介します!
ロットマイスターのホームページもご覧くださいね。


ロットマイスターで情報公開!

2006年08月03日 | トレーサビリティ

今回から「ロットアドバイザー」を担当させていただきます、
サンロフト広報・マーケティング室の今野由美(こんのゆみ)です。
毎週皆さんにお役立ていただける情報をお伝えできるよう頑張りますので、
よろしくお願いします。


皆さんは最近、牛肉や青果などの生産情報がホームページで
開示されていることはご存知ですか?
食品パッケージなどに書いてある番号をホームページ上で入力すると
その商品の産地情報が表示される…というサービスが
さまざまな食品関係のサイトで始まっています。

たとえばこちらのサイト。
メグミルク http://www.megmilk.com/
このサイトでは「けんさく君」というサービスで、
牛乳の製造日付を調べることができます。

牛肉の履歴検索はやはり消費者の関心も高そうです。
AEON http://www.aeon.jp/kodawari/beef/search/
このサイトでは「個体識別番号」を入力すると、牛肉の産地や出荷者・
品種などの生産履歴と、検査時の検査結果が確認できます。

他にも青果、かき、花など様々な商品でこうした取り組みがされているようです。
(検索サイトで「生産履歴検索」や「トレーサビリティ検索」と入力して
検索してみてください!)

ロットマイスターに追加された新機能「安心・安全の情報発信」では、
仕入・製造業務で登録したロット情報(産地や加工地など)をホームページで
公開することができます。
これからは求められたときにだけ情報を公開するのではなく、
積極的に情報発信をしていく、そうした姿勢が評価されるのではないでしょうか。

「安心・安全の情報発信」について詳しくはロットマイスターのホームページをご覧ください。
 デモンストレーションもできますので、是非試してみてくださいね!