ロットアドバイザー

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【スタッフ日記】カネ○○、マル○○、ヤマ○○…屋号のヒミツ

2010年02月26日 | スタッフ日記

こんにちは!ロットマイスター広報担当の西山です。

食品や調味料を製造している会社の名前では、
「マル○○」「カネ○○」「ヤマ○○」
この3つをよく見かけるなあ…と思っていた今日この頃。

それも、「ヤマ○○」という会社は、会社のロゴマークにも
「∧」と山の形があしらわれていたり、
「カネ○○」という会社は、ロゴマークに「┐」があしらわれていたり…
共通している会社が多く存在していますが、これらってどんな理由があるのでしょうか?

すでにご存知の方も多いのかもしれませんが、
私はまったく知らなかったので調べてみました^^

まず、これらのことを「屋号」と呼ぶらしいのです。
屋号と聞くと、歌舞伎役者さんを思い浮かべるのですが…。


●「屋号」とは●
 一門・一家の特徴を基に家に付けられる称号のことである。
 日本、ヨーロッパにおいて使用されている例がある。
 日本における屋号は、江戸時代には、原則としては士農工商の身分制度により
 武士以外の者が苗字を名乗ることが認められていなかったため、
 商人や大きな農家(豪農)が、取引をするために必要であったから、
 あるいは日常生活の上で必要だったことから、屋号を使うようになった。
 <Wikipediaより抜粋>

そのあと、明治維新になって苗字を必ずつけなくてはいけなくなり、
そのときには○○屋の「屋」をとったり(高田屋→高田)
別の字に置き換えたり(阿波屋→淡谷)して、苗字らしさを統一させたのだとか。

今回知りたい「ヤマ○○」などは、現代では倉庫業、味噌・醤油製造業の会社に多く見られる屋号です。

「丸(○)+文字」…例:丸井、丸大食品、マルハ、旧丸金醤油、丸万(丸萬)など。
「山+文字」…例:ヤマキ、ヤマサ、旧山一證券など。
「カネ(┐:金、曲、兼、矩)+文字」…例:金森倉庫、カネミ倉庫、かねさ、旧かねてつなど。

丸、山、矩をそれぞれ辞書で調べると…

  1.丸(マル) 丸い形 正しいこと 間違っていないこと 金銭の隠語
       欠けたところのないこと 全きこと 数が満ちること
  2.山(ヤマ) 平地より高く隆起した地 うず高く盛ったもの 山の形に盛り上げたもの
       物事の多く積み重なっていること 物事の絶頂 最も肝要な部分
       万一の幸いを願ってすること
  3.矩(カネ) かねじゃく 真っ直ぐなこと 直線 直角

このことから、
  1.丸(マル)は正しい、間違った商売をしない。すべてを丸く収めたい。
  2.山(ヤマ)は商売によって家が発展しその絶頂をきわめたい。
  3.矩(カネ)は商売が曲尺のようにまっすぐで手本となるよう。金(カネ)とかけてある。
ということがわかります。
<出展元:http://www.kokuhei.com/sa-ken/hyogo.htm

当主の名前や業種などの由来と、上記の意味をあわせて
屋号としているところが多いようですね。
商売がうまくいくようにという願いと、当主への敬意が込められている
素敵な「屋号」というわけなのですね~^^

以上…豆知識でした。

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