ロットアドバイザー

「ロットマイスター」のスタッフブログ。食品業界のトピックや在庫管理・ロット管理に関する情報を発信します!

<新聞広告企画★その4> ロットマイスターでロット管理してみよう!

2007年02月26日 | 在庫管理・販売管理
新聞広告企画、最終回はロットマイスターの「ロット別在庫管理」をご紹介します!

ロットマイスターのポイント!
・詳細な在庫管理で入出庫業務をサポートします。
・さらに正確な粗利も把握することが可能です。


「新聞広告企画★その1」でも触れたとおり、ロット別在庫管理(ロット管理)とは、
日付や仕入単価などが異なる場合、同一の製品であっても別々の在庫として
処理をすることです(⇔製品別在庫管理)。
ロット管理は製品別在庫管理に比べて、正確に在庫数・粗利を把握できます。
さらにロットマイスターでは、入出庫情報と在庫数の推移を
一つの画面上で簡単に把握することができます。

また、ロットマイスターではロットに付随する情報として、
・ロットNo
・賞味期限
・加工日
・有効期限
・産地
・加工地
などの詳細情報も管理できるため、在庫の精度をより高くすることができます。
ロットマイスターのホームページでは、画面イメージやより詳しい説明を
掲載しています。機能紹介のロット別在庫管理をご覧下さい。
ロット管理のメリットについてはロットマイスターの導入事例をご覧ください。

さて、4回の新聞広告企画を通してロット管理に興味を持っていただけたでしょうか?
「ロット管理が良いのはわかったけど、最初からシステムを導入するのはちょっと勇気がいる…」
という方はまず、以下の記事を読んでみてくださいね。

その1 費用をかけずにロット管理をはじめよう!
その2 表計算ソフトを使って台帳管理をしてみよう!
その3 お手持ちの販売管理ソフトでロット管理をしてみよう!

そして、もしロット管理のできるシステムが必要だと感じましたら
ぜひ「ロットマイスター」を思い出していただければうれしいです!

<新聞広告企画★その2> 表計算ソフトを使って台帳管理をしてみよう!

2007年02月13日 | 在庫管理・販売管理

今回は、表計算ソフトを使ってロット別在庫管理を解説したいと思います。
簡単なシートを用意しましたので、ぜひお試しください。
シートのダウンロードはこちらからどうぞ(解凍してご利用下さい)。
→ダウンロード

※あくまでロット管理を「体験」するためのものです。
動作についての保証はできかねますので、ご了承ください。

■解説
まず、Excel画面各項目の解説をします。

商品受払帳(サンプル)


ロット別在庫一覧表(サンプル)

・日付  =商品が入荷した日付を記入します
・取引先=仕入先名を記入します
・倉庫 =倉庫ごとに商品を管理する場合に使用します
・商品 =仕入れた商品名を記入します
・ロットNo=日付+管理番号など、把握しやすい番号で記入します
・仕入 =仕入れた個数を入力します
・売上 =売り上げた個数を入力します
・在庫 =自動計算 ※ロット分の在庫が自動計算されます
・出力 =在庫一覧表へ反映したい日付範囲を指定し、出力ボタンを押すと在庫一覧表へ反映します。

■使い方
「商品受払帳」について
 1sheet(受払)を開きます。
 2)一行ずつ、項目にそって入力していきます。一行が一件の情報となります。
 ※入力時は、半角・全角や大文字・小文字に注意して入力してください。
 3)日々の入・出を繰り返し登録していきます。

「ロット別在庫一覧表」について
 1sheet(受払)を開きます。
 2)日付項目に、抽出したい年月日を入力します。
 3)出力ボタンを押します。
 4sheet(在庫一覧表)を開きます。
 指定した日付にてロット別に在庫の一覧表が自動作成されます。

■注意事項
入力時は、半角・全角や大文字・小文字に注意して入力してください。
印刷については、予め範囲指定をし内容を確認してから実行してください。


<新聞広告企画★その1>費用をかけずにロット管理をはじめよう!

2007年02月09日 | 在庫管理・販売管理
これから、ロット別の在庫管理を始めようと考えている皆さま。ロット別在庫管理の方法には様々なものがありますが、まずどのような方法を思いつきますか?
今回は、もっとも簡単に導入できる「手書き台帳でロット別在庫管理」する方法について解説します。

■そもそも「ロット別在庫管理」とは?(1.ロット別在庫管理を理解)
 ロット別在庫管理(ロット管理)とは、同一の製品であっても、日付や仕入単価などが異なる場合は別々の在庫として処理をすることです。
 ロット別在庫管理をすることによって、在庫の先入れ先出しにも対応することができるようになったり、ロット別在庫管理、販売管理、履歴管理を組み合わせることで商品のトレースが容易になり、万が一問題等が発生した場合でもスムーズな対応が可能になります。
 ロット別在庫管理をするときに、便宜上付与される番号をロットNoと呼んでいます。ロットNoは「入庫日+連番」が一般的です。

■実際に作業を始める前に(2.必要書類のリストアップ)
 次に、ロット別在庫管理を始めるにあたって必要な帳票類について解説します。

①追跡調査の書類
 各製品ごとにいつどこへ出荷したのか、チェックが出来るような書類を作成します。 (商品受払帳)

②ロット別在庫一覧表
 各製品ごとにいつどのようにいくらで入荷したのか、チェックが出来るよう一覧表を作成します。

③商品有高帳(商品受払帳)
 製品の増減と残高の管理をする為に、種類ごと記入します。

自社の業務で必要な範囲を整理してみましょう。

■イメージしてみましょう!(3.業務の流れを洗出)
 必要書類をリストアップしたら、今度は実際の業務のどの部分で必要書類を完成させていくか、業務の流れを洗い出して検討してみましょう。
 日々の業務を思い浮かべながら、どのタイミングで書類を作成して、どのように管理していくのか・受注、製造、出荷、製造と実際どの部分に必要で当てはめることができるのか、確認します。

■いよいよ始まります!(4.運用スタート)
 これでやっと運用の準備が整いました。後は、イメージした通りに運用することができるか、実際に試してみましょう!最初はスムーズな処理が出来ないかもしれませんが、徐々になれていくことで業務に沿った運用ができるようになります。

■実際に運用をしてみて(5.改善点検討)
 実際に手書き台帳でのロット別在庫管理を運用してみると、思った通りに作業ができなかったり、今までより手間が増えてしまったりといった部分がでてきませんか?疑問や改善したい部分が浮かんできたら、思った通りに運用できるよう流れをまとめ、改善してみましょう。

改善点の例:
□改善点 その1 売上計上した時点での出荷品情報が把握できない?
□改善点 その2 商品数が多すぎて管理しきれない

■本格的に運用してみましょう!(6.本格導入)
 運用上の問題点も解決できたら、いよいよ本格的に手書き台帳でロット別在庫管理を実践導入してみましょう。最初はあせらずに、書類書き込みのタイミングを考えながら、貴社の業務に合った運用をしてみてください。

***

来週は、今回の手書き台帳よりもスムーズに対応できる、表計算ソフトを使った簡単なプログラムで運用する方法をお知らせします。お楽しみに!


自社の業務を良く知ろう!

2006年12月15日 | 在庫管理・販売管理
システム導入の際、業務の流れ・問題点をきちんと把握することは
とても重要なことです。
みなさんは自社の業務の事を本当に把握していますか?
おさらいしてみるといろんなことがわかってくるものです。

例えば…

 ●月初めにスムーズに金額がしまらなかったり。
 ●前日の在庫を見れなかったり。
 ●残業してるんだんけど、暇な時間があったり。

こうした問題の多くは、部署間の連携やスタッフ間のコミュニケーションに
何かしらの課題が発生していることによって起こっている可能性があります。
スタッフ間でしっかりコミュニケーションをとりあってみると、
作業の順番を変えるというような少しの工夫で解決する事があります。
ある問題に対し、解決する方法はたくさんあるわけですが、
まず自社でかかえているのはどんな問題なのか、
ほんとうにそれは解決が困難なのかをよく調査する必要があるのです。

自社の問題を調査する方法はいくつかあります。
次回ご紹介したいと思いますのでお楽しみに。

販売力強化のキーワードは「IT活用」

2006年12月01日 | 在庫管理・販売管理
平成17年度の水産庁白書『平成17年度 水産の動向』
『平成18年度 水産の施策』によると、
産地による販売力強化のキーポイントが下記の通り提案されていました。

 (1)化学的な生産・流通管理に裏打ちされた高品質化・ブランド化
 (2)積極的な開示による消費者との顔の見える関係作り
 (3)新製品開発や異業種間連携による販売促進
 (4)地場の魚を活かす産地の多角的な取組
 (5)ITの活用による新規販路の開拓
 (6)積極的なPR活動による海外市場進出

このうち、「(5)ITの活用による新規販路の開拓 」の実績としては、
八幡浜市で沖合底引網漁業を行っている企業が
インターネットを活用した直販事業を展開し、
約20パーセント売上をアップしたことが報告されていました。

ITの世界ではインターネット販売をはじめ、売上をアップ
させるための可能性がたくさんあります。
私達もロットマイスターをはじめ、ITに関する提案を
積極的にしていければと思います。

システム導入のコツは「目的の明確化」

2006年11月27日 | 在庫管理・販売管理
システムを導入するとき、皆さんはどんな部分に一番配慮すべきだと思いますか?

「システム導入の目的を明確にすること」、これが最も重要だと、私たちは考えます。
たとえば「○○ポイントのコスト削減を実現する」とか、
「○○の情報を必要なときにすぐに取得できるようにする」などです。
「○○」の部分が具体的であればあるほど、なお良いと思います。

目的が明確であれば、必然的に必要な機能も絞られます。
まずは「これだけは目的のために最低限必要な機能だ」という部分を
しっかりとカバーする必要があるのです。

しかし中には「あの機能も欲しい、この機能も欲しい…」と欲張りすぎてしまい、
一番肝心な部分をなおざりにしてしまうという例もあるようです。
もちろん、必要な機能を考えてリストアップすることも一つの方法ですが、
その前に、まずは「これだけは!」という目的を確実にしておくことが大切です。

また、「欲しい」と思った機能の中には、「少しやり方を変えれば解決すること」や、
「将来的には欲しいかもしれないけど、すぐには使わない機能」が含まれていないでしょうか。
こうした部分まで全て実装しようとすると、システムの導入時期が遅れてしまったり、
費用が大幅に増えてしまったりします。

よって、繰り返しになりますが、システム導入のときに一番大切なこと、それは
「導入の目的を明確にすること」なのです。
じっくりと目的を考えて、システム導入を成功させてくださいね。


サンロフトでは、「もっと会社のシステムをよくしていきたいんだけど、お金が… 」
というお客様のために、業務分析のみのサービスをはじめました。
効率的な業務体系にするためには業務分析が非常に有効です。
業務分析は、必要なシステムを検討する上で非常に良い資料になります。

業務分析サービスのお問い合わせもロットマイスターのホームページ
「お問い合わせ」からどうぞ。

一緒に学ぼう在庫管理!「不良在庫とは?」

2006年11月15日 | 在庫管理・販売管理
今回は在庫管理のキーワード「不良在庫」についてお話します。

「不良在庫」とは、文字通り、良くない在庫のこと。
ただし、不良在庫にも以下の通りいくつか種類があります。


【不良在庫の種類】

1.不動在庫
 「一定期間動きの無い商品」。
 仮に商品の入庫があったとしても、注文が来なければ不動在庫となる。

2.死に筋在庫
 ほとんど売れていない商品。

3.低回転在庫
 在庫の回転が悪い商品。
 
4.不良品
 品質検品に通らないもの。

5.賞味期限切れ
 賞味期限が切れたり、規定日数を切った商品。

(出典:トコトンやさしい戦略物流の本)


特に注意を払う必要があるのが 「不動在庫」「死に筋在庫」です。
この2つが多いということは、すなわち「在庫が過剰になっている」ということです。

不動在庫・死に筋在庫を把握する手法としてはABC(パレート)分析がよく使われます。
(ABC分析とは->http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/abcanalysis.html)

ABC分析については、ロットマイスターにも標準の機能として盛り込まれています。
ロットマイスターのホームページもぜひご覧ください。

ご不明な点はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせくださいね。

「商品回転率」で在庫管理してみよう

2006年10月23日 | 在庫管理・販売管理
在庫管理の一つの指標である商品回転率をご存知ですか?
商品回転率とは、簡単に言うと「対象とする期間に平均在庫の何倍の売上を
さばいているか?」をあらわしたものです。

一般的に商品回転率は

   商品回転率=売上高(円)/平均在庫金額(円)

という式で表されます。

例えば、以下の例をご覧ください。

●在庫回転率が少なくなった
例1)売上が下がっているのに、商品をいつも通り仕入ている。
例2)売上高は変わっていないのに、仕入先からの要請やセールなどで仕入数量が増加している。

●在庫回転率が上がった
例)売上高が上がっているのに、仕入の用意が不十分。欠品を起こしている可能性も。

お客様から注文を頂いた時に在庫がないと、即納することができません。
こうしたケースが増えてくると、注文を断らざるを得なくなってしまいます。
だからといって過剰に在庫を抱えるのも考えものです。
御社でも「商品回転率」で在庫の動きをチェックしてみてはいかがでしょうか。

ロットマイスターは商品をロット管理することで、
より詳細な在庫管理を可能にします。
ロットマイスターのホームページもぜひご覧ください。

似ているようで違うんです。賞味期限と消費期限

2006年10月11日 | 在庫管理・販売管理
トレーサビリティという言葉には特にピンとこない方でも、
「賞味期限」や「消費期限」には気を遣っていると思います。
特にスーパーで買い物をするときなどは気になりますよね。
思わず棚の奥から期限の遠いものをゴソゴソ探してしまったり…

ところで皆さんは「賞味期限」と「消費期限」の違いをご存知ですか?
似ているようで実は少し意味が違うのです。


わかりやすく説明すると・・

■賞味期限は、缶詰やレトルト食品など、長持ちするものに使われる表示で
 品質が保持される期間のことをいいます。

■消費期限は、惣菜や生ものなど、製造日を含め5日以内で期限になる
 (品質が保証できなくなる)ものに対して使われる表示です。


最近は食品だけでなく、医薬品、化粧品、洗剤など、さまざまな商品に
期限が表示されるようになってきました。
原産地表示や生産履歴公開も大切ですが、まずは賞味期限・消費期限を
確実に管理・表示することが重要ですね。

ロットマイスターではロットごとの賞味期限・消費期限の設定が可能です。
管理する日付の設定は任意ででき、管理項目も10種類設定することができます。
食品であれば、産地の情報も設定することも可能です。

商品の期限をロットごとに管理する場合には、ロットマイスターをお勧めします!
ロット管理の機能についてはロットマイスターホームページの「ロット別在庫管理」を
ご覧下さい。

イイこといろいろあるんです。ロット管理のメリット!

2006年09月20日 | 在庫管理・販売管理
ロットマイスターの最大の特徴は、その名の通り
"ロット別に在庫を管理したい"というご要望にお応えできるということです。
しかし、そもそもなぜロット別の在庫管理が必要なの?という方もいるかもしれません。

そこで皆さんに質問です。
ロットごとに在庫を管理するメリットは1、2、3のうち、どれに当たるでしょう。


1.同一製品で日付・仕入単価等が異なる場合でも、
  別々の在庫として処理することが可能。

2.在庫数を正確に把握できる。

3.正確な粗利を管理できる。


(ロットマイスターのサイトをご覧いただいた方はわかりますよね?)



…実はどれも正解なんです!

前回の記事では"情物一致のためには在庫精度を上げる事が必要"というお話をしました。
上のメリットにあるように、ロット管理は、在庫数のより正確な管理を実現するので、
在庫精度を上げるのに役立ちます。
正確な在庫管理のために「ロット管理」を取り入れることも一つの方法ですね。


ロットマイスターには、ロット管理のメリットを充分に活かすための機能を搭載しています。
詳しくはロットマイスターのホームページをご覧ください。

そしてロットマイスターには、もう一つ他の製品には無い ロット管理の特徴があります。
それはまた次の機会にお話したいと思います!