ロットアドバイザー

「ロットマイスター」のスタッフブログ。食品業界のトピックや在庫管理・ロット管理に関する情報を発信します!

ポテチのトレサビ!

2009年09月09日 | トレーサビリティ
ロットマイスターの運営会社であるサンロフトでは、
毎年夏にインターンシップ学生の受け入れを行っています。
今年も2名のインターン学生を受け入れ、さまざまな業務の体験をしてもらいました。

▼インターンの様子はこちらから
静岡産業大学からインターンシップ生を受け入れました-サンロフトニュース

業務の中で、会社からの情報発信として意識したブログ記事の作成も体験してもらいました。
通常、学生さんがブログを書くというと、趣味のことであったり日記であったり、
プライベートで好きなように書かれることが多いですが、
企業が情報発信として使うブログの場合の文章や内容を知ってもらえるよう
今回は、食品業界に関連した記事を書いてもらいましたので、記事として掲載します。


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普段、おやつやビールのおつまみなどで、ポテトチップスを食べる機会がある方が多いと思います。
日本のポテトチップスといえば、「カルビーのポテトチップス」が挙げられます!
ポテトチップスにはいろいろな味がありますが、みなさんは何味がお好きですか?
私はコンソメパンチ味が一番大好きです。

みなさんは、そのポテトチップスのパッケージに製造年月日と製造所固有記号が記載されているのをご存知でしたでしょうか。
以前、日本では食品偽装問題や産地偽装問題などで大騒ぎした時期がありました。
そんな経緯を経て、ポテトチップスにもトレーサビリティが導入されました。
ポテトチップスは、主にじゃがいもから作られていますね。
しかし、そのじゃがいもがどこで生産されたものなのかという情報を、
消費者が明確に知ることができなければ、産地偽装・食品偽装問題につながります。
そこでカルビーでは、じゃがいもの生産地や生産者、生産工場を公開しているそうです。

じゃがいも丸ごと!プロフィール - カルビー
http://www.calbee.co.jp/jagaimo/index.php

このとき、パッケージに記載された製造年月日と製造所固有記号が役立ちます!
・まず、製造年月日を打ち込みます。
・そのあと、製造固有記号を選択します。
・一覧の中から選びます。
・そして、検索ボタンを押すと、ジャガイモの生産地と生産者の名前が出てきます。

これでみなさん、安心してポテトチップスを食べることができますね。
食品製造をおこなっている企業では、このようにして、
消費者に安心して安全な食品を食べてもらえるよう、
情報の公開や告知を積極的におこなっているようです。

-------記事提供:静岡産業大学2年 橋本卓馬


なるほど~!ポテトチップスの袋右上にあった文字にはそんな意味があったのですね!
みなさんもぜひ検索してみてはいかが??

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仕入れから出荷までの履歴追跡(トレーサビリティ)するなら!
ロット毎に履歴追跡ができる便利な販売管理・在庫管理システム
ロットマイスターにおまかせください♪

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牛肉のトレーサビリティシステム

2009年07月01日 | トレーサビリティ
7月に入り、暑い夏が近づいてきました。
夏のイベントというといろいろありますが、
海辺や川辺でのバーベキューは、みんなでワイワイできて
おいしくって、とっても盛り上がりますよね^^
バーベキューにはやっぱりお肉!
お肉も野菜もたっぷり食べて、夏バテなんかを吹き飛ばしてしまいたいですね。

さてみなさん、お肉は何肉がお好きですか?
私は豚肉が大好物です♪
でもきっと牛肉がいちばん!という人も多いはず。

さまざまな食品のトレーサビリティが重視される中、
少し前のBSE問題などを経て、意識が高まっているのが牛肉です。
「らでぃっしゅぼーや」では、牛肉のトレーサビリティシステムを公開しています。
パッケージのラベルに記載されているロット番号を入力するだけで、
牛の性別や品種をはじめ、生産者紹介や飼育管理表などを参照することができます。

だれでも手軽に情報が見られると、安心・安全につながります。
消費者の意識の高まりに応じて、必要な対策をしていくのは理想ですね。

らでぃっしゅぼーや「牛肉トレーサビリティシステム」
http://trace.radishbo-ya.jp/beef/


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意識調査!食品偽装の影響?重要なのは安さよりも安全性

2009年06月24日 | トレーサビリティ
食品購入時、気になるのは「賞味期限」「生産国」「原材料の産地」~「安さ」より「安全性」重視

一時期、毎日のように報じられていた食品偽装問題。
食の安全が揺らぐなか、消費者は食品偽装に関してどのような意識を持っているのでしょうか?
20代~40代を中心とするネットユーザー男女426名の回答を集計したリサーチ結果を発見しました。


「食品を購入する時、価格以外で気にするもの」を食品の種類別に複数回答形式で選んでもらったところ、
「冷凍食品」では「賞味期限」が65%、「生産国」が63.6%、「原材料の産地」が54.9%、「原材料」が38.7%の順。
「生産国」や「原材料の産地」を気にする人が多い背景には、
食中毒を引き起こした中国産の冷凍ギョウザ問題も少なからず影響していると思われます。
性別、年代別に比較してみると、女性や20代、30代では「生産国」、40代では「賞味期限」が最も多く、
意識に差があることがわかります。

食品について「"安さ"と"安全性"のどちらを重視するか」では、
「安全性」と「どちらかと言えば安全性」を合わせると全体の60.6%となり、
「安さ」「どちらかといえば安さ」を合わせた21.4%を大きく上回っています。
食品価格が軒並み高騰しているとは言え、「安さ」よりも「安全性」を求める
今時の消費者の心情が浮き彫りになりました。

「食品偽装について思うこと」を自由回答形式で聞いたところ、
「何を信じていいか分からない」、「氷山の一角」、「消費者をばかにしている」といった回答のほか、
違反が発覚した際の処分の甘さを指摘するものや厳罰化を求める意見も見られました。

(出典元…意識調査:食品偽装に関する意識調査)
http://blogch.jp/up/2008/07/11143308.html

産地情報入力、賞味期限管理など、消費者の意識の高い点をしっかり管理できる
ロットマイスターのページもぜひご覧ください。


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食品に関するセミナー情報!

2008年10月03日 | トレーサビリティ
今回は、食品に関するセミナー情報を発見したのでご紹介します。

ご存知の方も多いのではと思いますが、
食品やトレーサビリティについて協議・運営している、
日本トレーサビリティ協会が、2008年10月16日(木)にセミナーを開催するそうです。

今回は第3回目となる東京セミナーで、「食の信頼を回復するための食品表示を考える」をテーマに、JAS表示、食品表示、トレーサビリティなど、食品に関する様々な講演がされるとのこと。
野口英世会館にて、参加費は無料。


食品表示については、最近ニュースでもよく取り上げられています。
食品の未来について考える団体である日本トレーサビリティ協会。
より理解を深め、食品業界を追う方の“今”のお話を聞くために、
興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか!^^


日本トレーサビリティ協会のホームページ

セミナーに関するページ



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次にトレーサビリティが必要な分野は?

2007年07月25日 | トレーサビリティ
トレーサビリティに注目が集まるようになって数年。
食品各社で生産履歴・流通履歴を明示する取り組みが活発になりました。

しかし、同じ食品業界でも食品の種類によって、いち早く
トレーサビリティに取り組んだものとそうでないものがあったようです。

日経新聞の記事によると、お茶やコーヒーなど飲料のトレーサビリティに
いち早く注目し利益を上げた「和み」という企業があるそうです。
既に多く取り入れられていたトレーサビリティの中でも
新規性のある分野を見出せたことが勝因だったんですね。

今もっともトレーサビリティが必要とされている分野や
トレーサビリティを構築することでより利益が向上する分野は
きっとまだまだあるのではないでしょうか。
「次にトレーサビリティシステムを取り入れるべき業界はどこか?」
に、私たちも注目していきたいと思います。

冷茶がおいしい季節…お茶のトレーサビリティに注目!

2007年05月09日 | トレーサビリティ
5月に入り、暑い日も多くなってきましたね。
数日前まで、お客様がいらしたときには熱いお茶を入れていましたが、
今日来社されたお客様には冷茶をお出ししました。
さっぱりとして爽やかな冷茶は、やはり人気があるようです。

というわけで、今回は日本人には馴染み深い「お茶」のトレーサビリティに
注目してみたいと思います。

静岡県牧之原市・御前崎市の「茶ユビキタス推進協議会」では、
仕上茶工場や荒茶工場、生産農家が参加して、
お茶のトレーサビリティと成分分析を実施しているそうです。

茶ユビキタス推進協議会のホームページには、「ユビキタス情報検索」
のページがあります。
製品についているQRコードを読み取るとロット番号が表示され、それを
このホームページで入力すると、茶の生産・流通履歴情報を確認できます。

ユビキタス情報検索はこちら。
茶ユビキタス推進協議会のホームページ http://www.cha-yubikitasu.jp/

トレーサビリティへの取り組みは、多くの団体が行なっていますが、
今回のお茶のトレーサビリティのように「消費者自身が確認できる」
ことはとても重要だと思います。
わかりやすく親切に情報提供をしていく姿勢はぜひ心がけたいですよね。

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輸送中の情報管理も強化。ICタグ+PHSのトレーサビリティ事例。

2007年04月25日 | トレーサビリティ
食品のトレーサビリティでは、しばしば生産地・加工地の情報管理がクローズアップされますが、輸送中の品質管理もとても重要な課題のひとつです。輸送中に何らかの要因で品質が悪化してしまう、そんなケースもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、輸送中の荷物の位置情報や温度情報を把握できるシステムについての記事をご紹介したいと思います。
記事によると、4月12~13日のウィルコムフォーラムで、ICタグとPHSを活用した食品トレーサビリティ「Trail Catch」について大日本印刷が発表をしたそうです。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0704/16/news017.html


様々な情報を社内にいながらにして確認でき、万一のトラブル時には早急に対処できるよう管理ができる。トレーサビリティは直接利益を生むものではありませんが、安全を提供する側の企業の考え方が変わることでこういったシステムも一気に普及するのかもしれませんね。

「ユビキタス」でトレーサビリティの普及促進を。日本トレーサビリティ協会の活動報告より

2007年04月20日 | トレーサビリティ
皆さんは「ユビキタス」という言葉をご存知ですか?

ユビキタスとは、「いつでも、どこでも、だれでもが恩恵を受けることができるインタフェース、環境、技術のこと(Wikipediaより)」で、よく「ユビキタス・コンピューティング」とか「ユビキタス社会」などといったように使われます。
今回は、日本トレーサビリティ協会の、「ユビキタス・コンピューティング」技術を活用したトレーサビリティ普及促進の開発事業についてご紹介したいと思います。

日本トレーサビリティ協会のホームページ「活動記録」によると、1月25日~3月10日の約1ヶ月間、平成18年度農林水産省ユビキタス食の安全・安心システム開発事業での実証実験を行ったとのこと。いくつかの報告がありましたが、中でも「水産メーカーとのユビキタスシステム実験」では、水産加工場でのロット単位のucodeと、最終商品単位のucodeという2回のucode発番によって、産地情報から加工・流通までの一連の流れをネットワーク化するという試みが紹介されていました。
(「ucode」とは、「ユビキタスIDセンターが定めた、ユビキタス空間の中で個々のモノや位置などを識別するために使用するコード」で、同じコードは二つとなく、流通するモノや場所にすべて異なるコードが割り振られているそうです。)

トレーサビリティを普及させるための方策は様々とられていると思いますが、今回の様に、新しい技術との融合は特に大きい期待が寄せられるのではないかと思います。協会やメーカー、そしてシステム会社が協力して、トレーサビリティの普及促進をしていけるといいですよね。

空港にもRFID-アメリカの事例より-

2007年04月16日 | トレーサビリティ
皆さまは「RFID」をご存知ですか?
RFID(Radio Frequency Identification)」とは微小な無線チップにより人やモノを識別・管理する仕組みのことです。近年では商品の在庫管理や図書館の本の管理などに利用されていて、バーコードの代わりになるのでは、ということで注目されている新しい技術のひとつです。

RFIDは流通業界だけでなく、社会のIT化・自動化を推進する上での基盤技術としても注目が高まっているそうです。アメリカでは、空港にもRFIDが実験的に導入されているそうですが、皆さんは空港のどういった場面でRFIDが使われると思いますか?

正解は「手荷物管理」です。
アメリカでは航空手荷物の取り扱い数が年間10億個を超えています。 その中で、破損や誤配・遅配などのトラブルは年間で3000万個に及んでいるとのことです。(2006年) 確率にして僅か2%ではありますが、非常に重要な問題として捉えられています。 また紛失した手荷物の発見および配送費用は1個あたり90ドルと言われており、更にトラブル数は毎年増加しているそうです。
こういった背景をふまえますと、手荷物の管理強化はコストダウンに直結することが考えられます。 手荷物トラブルには幾つか種類があり、 RFIDが解決できるのは「バーコードの読み取り問題」および 「バーコード自体」の問題の2つになります。

上記の問題について、ラスベガスのマッカラン空港で実験が行われており、従来のバーコードリーダで85~90%の読み取り率だったものが 、RFID導入後のシステムでは98~99%までに向上していることが確認されています。 当然これにより紛失手荷物は減少し、コスト軽減の効果も出ています。

米国では徐々にRFID導入の動きが広がっています。 日本ではまだ時間がかかりそうですが、 どういった使い方があるかをよく見極めて、いつでも提案ができるようになりたいですね。

参考:小池良次レポート Vol.3 空港におけるRFID
「本格導入が始まる空港の手荷物取り扱い設備」

ホームページで生産履歴をチェック「いわて牛トレーサビリティシステム」

2007年04月09日 | トレーサビリティ
牛肉のトレーサビリティ関連のホームページは、BSE問題が取り上げられるようになってから、よく目にしますね。ロットアドバイザーでも、これまでにいくつか紹介させていただきました。

今日ご紹介したいホームページはこちら。
いわて牛トレーサビリティシステムhttp://tbc.ext.pref.iwate.jp/

このシステムは、岩手県産の牛肉の生産履歴情報を消費者に公開するためのもので、ホームページからだれでも利用可能です。

使い方はシンプル。
牛肉のパックや売り場に表示されている10桁の「個体識別番号」を入力して検索ボタンをクリックすると、TBC(牛の飼養(生産)履歴を申告する書類)を見ることができます。
書類はjpgの画像になっていて、パソコンで打ち込んだものから手書きのものまで、TBCの情報をそのままの形で見ることができます。

ロットマイスターでもホームページ上でロット情報を公開できる「安心・安全の情報発信」機能がありますが、データベースから情報を持ってくるため、どうしても掲載できる情報に限度があります。この方法だと、表示される内容のフォーマットが揃うので、情報が見やすい・使いやすいという意味では良いのですが、このように書類をそのままを見せてしまう方法もあるのだと関心してしまいました。

ちなみに、同ホームページ上では「南部牛追い唄」が流れたりもします。
品質管理だけではなく、ちょっとした遊びも含んだりと色々な工夫を凝らしたページですね!
そのあたりも見習いたいところです(笑)

参考:いわて牛トレーサビリティシステム