あなたに必要なのはパートナーじゃなくて

2023-07-31 11:33:24 | 生活
「ペット・メイド・ダッチワイフ」だと思いますよ。
 
 
はいどうも、ゴルゴンです。
こないだ『婚活地獄』の一部を再編集したこの記事を読んで爆笑した話を書きたいと思いマス。
 
 
詳細はご自身で記事に目を通してもらいたいが、婚活アプリで知り合った女性とサイパン旅行に行った際、ずっと一人で泳ぎ、仕事をする著者に対して婚活相手がブチ切れ、それに「旅行費用は自分が全部出した」「自分は好きなことをやると事前に言った」「なのに何で怒られなきゃならないの?」という趣旨の反論をしたことが書かれている。
 
 
詳しい背景は様々省略しているとは思うけども、正直どこまで素で書いてるんだろうか?と著者のメタ認知能力を疑うレベルの話だ。というのも、「その旅にその女性を連れていく必要あんの?」「あなたの生活にそもそもその女性は必要なのかい?」などの疑問が浮かび、言い換えれば「あなたはこの旅行に必要ない」・「そもそもあなたは私の生活に必要ない」という類のメタメッセージを海外旅行=ある種の閉鎖的環境で延々と出され続けたら、そらキレるのが当たり前やろがい!と思うからだ(もちろん、四六時中一緒にいるべきだというのはそれまた極端な話だがね。てか何で向こうに着いた後で完全別行動とかにせんかったのかね?)。
 
 
いやもっと言うなら、本質的に問題なのは、著者が「相手を自分と対等なパートナーとみなしてない」ってことなんじゃないだろうか?え、そんなことは言ってないし、思っていない・・・と感じるだろうか?しかし例えば、前述の「旅行費用は全部俺が出したし、自分な好きなことをやると前もって言ってたし、なのに怒られる理由がわからん」を結婚生活に当てはめてみると、それは容易に「誰がお前の生活費を稼いでると思ってるんだ!」「俺の方が稼いでるよね。何か文句でもあるの?」などの物言いへと転換するわけで、つまり先の発言や行動からはすでにモラハラ予備軍=地雷臭がプンプン漂ってくるよねという話だ。
 
 
なるほど確かに、女性の意識に関する統計データでも指摘されるように、女性が結婚相手に経済的安定を求める傾向は年々増加しており、しかも日本の経済不安は少子高齢化とイノベーションの停滞でさらに深刻化していくだろうから、こういうニーズは強まりこそすれ、弱まるとは考えにくい(なんせ自己責任大好き社会だからね~。自分の身の守り方を考えたら、お金はいくらあってもあり過ぎることはないですよと)。とすれば、モラハラ魔人的メンタリティをもった人間でも、「年収800万が普通」と己の無知を曝け出しながら、経済的要件がクリアできればOK!という養ってもらう気満々の人たちとは上手くマッチングするかもしれない。
 
 
しかし、個人として自律した生活が当たり前になった成人男性・成人女性が、ともに「二人で作っていく」という発想を全く欠いたまま結婚という契約を行ったとして、一体いつまでそれが続くのか?という話である(これは地方の「緊密な」関係性という特徴を知らず、老後は田舎に引っ越せばただのんびりとした暮らしができる、などと妄想する人々とも似ている。まあ始めから不倫をしようが何をしようがOK牧場[古い]という風にして、半ば仮面夫婦のように法的契約が成立するケースも皆無とは思わないが、それが一般化するかといえば疑問である。というのは結婚に夢を見ているからではなく、むしろそこまでして結婚にこだわる理由を、コスパ&リスクヘッジ重視の若い世代は今よりいっそう見出さなくなっていくと想定されるからだ)。
 
 
というわけで、次のことに早く気づいた方が身のためだと思う。すなわち、今のあなたが求めてるのは「人間の対等なパートナー」などではなく、よってあなたに必要なのは、自分の孤独を都合よく埋めてくれる「ペット・メイド・ダッチワイフ」なのだと(ちなみにペットも敬意と愛情をもって扱わなければ、否それをもってしても不幸な関係性に陥ることもしばしばなので、無理をせず「stray」のようなゲームで代替していただくことをお勧めしたい)。逆に、リンク先の記事のように理路整然と文章は書けているのに、何でそんなことにすら気づかないのか不思議に思える。まあ戦前の文豪たちも、どれだけ文章が流麗だろうと人間性が終わっている人は腐るほどいたので、それを思えば驚くことではないのかもしれないがw
 
 
以上を踏まえると、結婚の必要性に関して「老後も孤独なままでいいのかい?」みたいな話を聞くが、この物言いについて個人的に全く説得力を感じないのは、単にその理由でパートナー探しをしているのなら、引用元の記事にも見られるような「一人でいたくないだけのエゴイズム」だとしか思えないからだ。そしてもしそういう理解が正しいのなら、先の問い=孤独への対処の最適解は、「結婚」でも「パートナー探し」でもなく、「ペット・メイド・ダッチワイフ」という、言わば己の欲望・欠落を埋合せするための快楽装置なんじゃないだろうか(もう少し真面目に言えば単身老人用のアニマルセラピーとかね)?そう割り切って行動した方が、今回の記事にあったコンフリクトインサイパン(笑)みたいに、他者の生活や尊厳を毀損して揉めることもないと思うんだがね(・∀・)
 
 
というわけで今回はしゅ・・・
え、「子供がほしいから諦めなれない」って?いや、あなた本当に子育てすんの?「金は出すからあとは自分でやっといて」とか、「やっぱ子育てに向いてるのは母親だから」とか、最近多いモラハラ夫告発漫画のテンプレみたいなセリフ言い出して、パートナーが大変な時も自分の好きなことやってるんちゃうん?それとも、単に自分の分身が欲しいだけかい?そらまあ「一億出すから自分の子を内密に生んでくれ」とかいう、もはや都市伝説みたいなレベルの億万長者さんならありえるのかもしれんけど、般ピーには縁遠い世界やと思うけどね(・∀・)
 
 
まあ虐待とかの報道も多いから今さら言うまでもないことやけど、子どもって産めばええってもんやないんよね。だからその適正もなさそうな人には、「一人で生きて、一人で死んでもろてw」としか言いようがないワナ(さらにドナー登録とかもしてると世の中の役に立ってなおよし。ちなみにワイはずっと前からヤッてますw)。
 
 
てなわけで、今度こそ本当に終了。ほなさいなら。

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