ポプテピピック:how to make maximum fucking animation

2018-02-01 12:20:37 | ポプテピピック

 

第四話を最初に見た時、その後数時間で仕事に行かねばならんかったためか正直破壊力不足だと感じた。これはおそらく前回のフリーザ×セルがとってもfreedomなのに対し、後者がわりかし禁欲的な印象を受けたからだろう(このクソおもしれーコンビならもっとはっちゃけられるのに・・・と)。まあとはいえ、ピピ美は至るところでケンシロウだし、ポプ子はイトウくんになったりベネットになったりとギャップで魅せてくれるのは流石だと思うので、ちょっとばかし期待水準が上がりすぎということなのだろう(一応深読みすれば、前半の「けいおん」コンビの場合はピピ美コーチの飛行機解説シーンでちょいちょいコーチ自身がコメントしているのに対し、後半の「シティハンター」コンビの場合は同シーンで何も言わず、あれ?前半と後半違う?つかアドリブなし?と思ったところで「チェーンジ!」のシャウトからのポプ子のフルパワー=戸愚呂弟=ここで初めてゴツイ声という畳みかけなので、意識的にコントラストを作り出しているようにも思えるw何となれば、「アドリブ」っぽく見える前半のシーンもちゃんとピピ美の口が動いているのに対し、後半で黙っている方の解説シーンは口が全く動いてないのだから)。

 

などと徒然なるままに思ったりしたが、ポプ子×ピピ美のバディ感は相変わらずで、演者は「作者希望→タッチ→パトレイバー(orドラゴンボール)→元の予定の声優逆転→ドラゴンボール最凶悪役→けいおん→シティハンター」といった具合に「ああ、あの二人」かという組み合わせとなっており、原作で見られる「たとえどんなネタやシチュエーションであっても、二人のバディ感だけは変わらない」というスタンスがきっちり継承されている点には注意を喚起したい(それにしてもけいおんコンビの演技が可愛すぎていっぱいちゅきw特に「やれることはやったさ・・・」「コーチ!」のところ最高ねw)。

 

ちなみに今回もそこを狙ってくるかという音楽ネタが披露されている。

 

 

まさかEarth,Wind & Fireとは・・・個人的にはFantasyがいっぱいちゅきなので驚きつつも喜ばしいオマージュであった。つーかすごいのは、そうやって有名どころをネタにするだけでなく、英語のように聞こえる(空耳っぽい)日本語の歌詞で構成されてることなんよね。しかもここに原作で単体だったヘルサザンクロス(聖剣伝説3)ネタ入れてくるのかよ!と本当芸が細かいというか変な方向に全力投球というかwww

 

ちなみにこれ、キングレコード製作だから楽曲が多いと思っている人がいるかもしれんし、それそのものは否定しない。ただ、実は原作にも「YEAH!YEAH!YEAH!」、「ユーロビートの神様」(アニメでは第一話OPラストで犬の横にいる人物)、「JAZZの神様いすぎ問題」(そう言えばcupheadも原作でネタにしとったね)、「今はEDMの気分」といった音楽ネタは数多く存在しており(第一話のるろ剣パロシーンはDubstep?)、その意味ではアニメにおける多ジャンルの楽曲オマージュもまた、原作のあり方を適切に移植したものである、という点は強調しておきたい。

 

ことほどさように、ただのクソアニメとしてある種の「なれ合い」の上に存在しているのではなく、「全力でクソってる」ところがこのアニメ版のすがすがしいところであり、どうにも評価せざるをえないところである。


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